tekuteku-tekutekuの日記

聖書研究と陰謀論

フリーメイソンと共産主義 3

 ⑥極悪犯罪秘密結社を傍観するアメリ

 

 

 フリーメイソンは裏切ったと思われる人物を毒殺することで知られている。つまり裏切り者は「はらわたの奥底」の痛みと戦いながら、じわじわと死を迎えるということだ。

 

 1733年、イタリアで最初のメイソン・ロッジがサックヴィル卿によって創設された。イタリアが統一国家としての道を歩み始めた1864年頃になると、トリノナポリパレルモに3つのフリーメイソンの組織が成立し、1864年、それらの統合に成功したガリバルディがイタリアで最も権力のある政治家となった。(その評判の高さは、南北戦争リンカーン大統領が合衆国軍の最高司令官への就任をガリバルディに要請したほどだった。)

第一次世界大戦の後、権力を握ったムッソリーニフリーメイソンを「国家の平和と平穏にとって危険」と言い切り、各ロッジは1925年の反フリーメイソン法によって排斥の憂き目にあった。ちなみに、これがムッソリーニを「独裁者」と見なす世界規模の怒りの反対運動の引き金となった。

 

 

 第二次世界大戦終結すると、500ほどのロッジが再度イタリアに設立され、そこには戦略事務局(CIAの前身の諜報機関)の資金、すなわち入念に仕組んで合衆国の納税者に提供させた資金がたっぷり注ぎ込まれた。それは、ごく少数の人間しか知らない秘密組織によって管理されなければならないほど、莫大な資金だった。

 ………

 

 

 カルヴィ殺害の一件は興味深い人物の名を浮上させた。合衆国前国務長官ヘイグ将軍に近いフランチェスコ・パッツィエンッァなる人物、アンブロジアーノ銀行顧問でイタリア大東社の長アルマンド・コロナに近いフラヴィオ・カルボー二、ローマの地下組織の大物エルネスト・ディオタッレヴィおよびダニロ・アップルチアティなどである。

 

 アップルチアティは、アンブロジアーノ銀行副頭取のロベルト・ロゾーネの暗殺を謀って、その逆にそのボデイガードに殺された。カルボーニは、カルヴィが始末された時、カルヴィと一緒にロンドンに居た。カルボーニの名はロンドンのシェラトン・ホテルの宿泊名簿にあり、カルヴィは近くのチェルシー・ホテルに投宿していた。

後にシンドーナが語ったところによれば、カルヴィを殺害したのは南米のフリーメイソンだというカルボーニはそれ以前にカルヴィから10万ドルを、愛人ローラ・コンカスのスイス銀行の口座への送金という形で受け取っていた。ディオタッレヴィもまた、カルヴィから53万ドルを受け取っている。

ロンドンの判事はカルヴィは自殺したという判断を覆して、特定されていない誰かの手で殺害されたと宣した。だが、捜査はそこまでだった。

 

 アメリカ合衆国にあっては、フリーメイソンたるカナン人の組織が犯罪結社を摘発する法令をものともせずに活動している。"46CJSI”(公安に関する法令集)には以下のように記されている。

「犯罪結社(サンデイカリスム)は既存の政治的社会的システムをゼネスト、平和的デモンストレーション、あるいは革命的暴力によって破壊することを支持する教義である。それは、そこで指示されている計画によって、今すぐ危機がもたらされるというわけではないとしても、政府あるいはその政府が樹立された目的である所有権の破壊を目標に掲げるプロパガンダを支持することを罰する規制権力の範囲内におかれる。その目的の成就の為と知っていて行われる行為は、初歩的であれ何であれ、全て禁じられ、犯罪と宣告される場合がある。また、そのような教義を支持する組織の一員となったり、そのメンバーと付き合ったり、そうした組織への参加を呼び掛けたりすることも禁じられ、罰する場合がある。一州内における支持であろうが、他の州、合衆国に対する暴力行為の支持であろうが、それは犯罪結社と見なされる可能性がある。」

 

 法令集には、フリーメイソンたるカナン人によって目論まれた根絶計画からセムの子孫を保護するための適切な法令がいくつか記されている。

 

 フリーメイソンはまた、メイソン以外の人々に害を及ぼそうと、(価格維持のために)流通制限を禁じる法令を犯してカルテルをつくり、多くの違法活動に手を染めている。経済全体が、ビジネス界の発展およびその世界の人々を支配する小さな極秘集団の存在によって、絶えず損害を被っているのである。

 

 彼等はまた、公償の発行を管理し、書籍、雑誌、新聞の発行に関わり、ラジオ、テレビを操作し、銀行をはじめ多くの業界をその手中に収めている。

 

 子供には望めるかぎり明るい未来を与えたい、これは世の親の常である。両親は大きな犠牲を払って子供に教育を受けさせ、大学に進学させる。だが、フリーメイソンという「魔法の呪文」がなければ、、子供達は大金を稼いだり、専門分野で大成するどころか、単純労働者になることを運命づけられることに、世の親達は一切気づかずにいる。

全ては、カナン人によってカナン人のために早々と予約されていて、陰謀を目論むエリートの子供達だけが名門校を卒業し、最高の職に就き、恵まれた人生を送る。その他大勢の人間には未来などないということだ。

 

 

 

 

 ⑦フリーメイソンの世俗的人間至上主義

    (セキュラー・ヒューマニズム)

 

 

 

 フリーメイソンたるカナン人が成功を収めているのは、プロパガンダの方便を慎重に選んでいるからである。そうした方便の中でも最も有効に働いているのが世俗的人間至上主義(セキュラー・ヒューマニズム)で、これによって、キリスト教会の発言者の大部分がフリーメイソンの活動に身を転じるところとなった。

 

 世俗的人間至上主義は、人類の利益が何より優先されなければならないという基本的前提に立ち、「政府の利益」こそ人類の利益を実現するための第一道具と主張することで、サタン主義、大きな政府即ち言うまでもなく、全体主義の第一の支持思想となっている。

 

 

 政府の官僚は、このやり方に則って、常に「人類の利益」を「精神の利益」に対抗させるから、「精神の利益」はわきに押しやられることになる。

世俗的人間至上主義は、もっとも的確に言えば、束の間の事柄、この世界の事柄についての人間主義である。

「死後の世界はない」、この世があるだけだと教える人々にとって、生きている内に全体を支配することは何より重要なことなのである。他方、死後の世界では万事もっと良くなると考える。

 

人道主義」という言葉と「人間至上主義」という言葉が頭の中でないまぜになっている人も多くいる。人間至上主義は決して人道主義的ではない。

 

 20世紀に最も広く知られた人間至上主義の例といえば、ソヴィエト・ロシアの死の強制収容所だろう。そこではおよそ6600万人の人々が死亡した人道主義というのは思いやりと、誰かの苦しみを癒したいという望みの結果である。

一方、人間主義は、古代バビロンの悪魔崇拝と幼児の人身御供に直接由来しているから、敵或いは敵と目される人に苦しみを負わせることをその究極の目的に掲げる。

 

 

 アメリカ合衆国の人間社会主義的諸機関は「支援している」と自ら主張している人々を侮辱し、傷つけている。内国歳入庁(IRS)などそうした人間主義機関の最たるもので、国民の財を「より値する」受取人に再分配することをその目的としている。そして、その「より値する」受取人というのは往々にして、外国に住み、合衆国が破壊されるのを心待ちにしている人々である。

 

 

 人間至上主義には常に特別な政治的方向がある。それが目指すところは、★政治的機関を乗っ取って恒久的に社会主義を打ち立て、そこで全体主義国家の官僚が「人類の利益」を支配することである

現在、実に多くのヨーロッパ諸国で実現されている「福祉国家」は、このゴールに到達するための大きな一歩と言える。

 

 

 

◆補足文

(★…2021年1月25日~29日までにオンラインによって世界経済フォーラム、プレダボス会議が行われました。

そこでフランスの大統領のマクロンは、「もはや資本主義は機能しない。」と資本主義を全否定し、グレートリセット、世界社会主義化を唱えました。

時事のニュースと話題Total News Worldによると、マクロンは、「グレートリセット」の建築家であり、WEFの創設者兼会長であるクラウスシュワブとの質疑応答の前に、「資本主義は歴史的に世界の貧困を押し下げてきたが不平等を助長するコストが伴う。私達は、不平等との戦いについてもっと考えている経済によってのみ、このパンデミックから抜け出すでしょう。」と述べ、更に「資本主義モデルとこの開放経済は、もはやこの環境では機能しません。」と付け加えました。

欧州委員会のウルズラフォンデアライエン委員長も中国コロナウイルスをきっかけに経済秩序を再構築するという呼びかけを支持し、ドイツのメルケル首相も「パンデミック後のグローバリズムを呼びかける機会を得て、コロナウイルスは私達がどれほどグローバルに相互依存しているか、世界は自分が孤立させようとすることは失敗することを示している。」と述べたようです。

そして、昨年6月にグレートリセット」を実施したシュワブは中国のコロナウイルス危機の言訳を利用して、「世界は私達の社会と経済のあらゆる側面を刷新するために共同で迅速に行動しなければならない」と宣言しました。

 

 グレートリセットとは、世界社会主義化(下手すると共産主義化)であると時事は書いています。以下に簡単にまとめられています。

 

グローバル化世界市民ビックテックなどがたらふく肥えて中産階級以下は税で喘ぎ、下層階級は最低限の賃金を与えるから我慢しろ。誰一人取り残さず、例外なく貧困化させる。(既得権以外)

多様性重視移民だらけにする。エリートには特権がある。人種差別で暴力で挑むBLMは正義。』

グレートリセットの背後にいる人々は資本主義と社会主義が融合する必要があると決定しました。これが何を意味するのかを知るのは難しいですが、両方の世界で最悪だと推測できます。と書かれています。

つまりこのプレダボス会議というのは、彼等は自分達が計画してきたことの達成の確認と、これから先の計画書の確認をしているというわけですね。

 

 

 

 

 世俗的人間至上主義については、支持者からも反対者からも、多くのことが言及されているが、世俗的人間至上主義とは一体何かという事について、具体的に議論されることはほとんどない。特別な文献にあたらなくても、その起源も歴史も簡単に知ることが出来るというのに、これは実に驚くべきことだ。また、人間至上主義を声高に支持する人は大学の研究者に多く見られる。何と言っても大学では奨学金が生活の糧であるうえ、これをテーマに絞れば、魅力的な研究手段がいくらでも提供されるからである。

 

 

 人間主義、即ち精神性の利益を差し置いて人間の利益を優先させることが、人類の進歩における精神の役割を否定することで人類の発展をはかり、「人類のための」利益のみを追求することが、憎しみという基本要素を内包できるだろうか?

憎しみを人間主義の第一要素と認識できるのは、近代ソヴィエトという恐怖を経験した人々だけかもしれない。ソヴィエト政府は、世界一人間主義な国家を運営し、この国家を代表する作家アレクサンドル・ソルジェニ―ッィンによれば、ボルシェヴィキ革命以降、自らの国民を6600万人も殺害してきたとされている。このような事は全て「社会主義的現実主義」ないしは人間主義の名においてなされたことだった。

 

 

 人間主義の重要要素である憎しみの起源は、古代史の中のバールという邪心崇拝に、「宗教」の名を借りて人身御供を行ったカナン人に、そしてその神々を称える儀式において行われた人肉◯食に、更にはモロクの儀式で行われた幼児殺害に存在する。

 

 現代世界において大国を支配し、20世紀を通じて大量殺戮を行い、私達の時代を人類史上かつてない大量殺戮の時代としながら、更なる大量殺戮を求めているのも、全く同じカナン人である。

 

 人間主義の悪魔的根源は、神を否定するその立場にも、神は世界の創造には実際のところ関わっていないとするカバラ思想の主張にも、また、世界の創造をサタン及びサタンの悪行によるものとするカバラ思想の発想そのものにも表れている。

 

 

「霊の世界の全ては堕天使の知恵で動かされる。冥界の霊は降霊紀に現れる。

降霊術(スピリティズム)は、この世の王子、神の称号を未だ維持し、長期にわたってこの世を満たし、動かそうと決意している大堕天使の手中にある媒介手段に他ならない。」

とする I・Mハルデマンの言葉を考えると、

降霊信奉者、降霊術師など、多くの人々がこの世はサタンに支配されていると信じていることが明白であり、人間主義者も、その行動から察するに同様であると思われる。

サタン主義の慣習を採用しないかぎり、※生への憎しみをその思想の第一要素として受け入れることなど、到底出来る事ではないのだ。

 

 

 

◆補足文

(※生への憎しみ…とは、キリスト教の教えでは、この世はサタンに支配された世界であるので、この世を愛して生きることを禁じているのです。そして「第一に創造主である神を愛し、次に隣人である人を愛しなさい」と教えています。

反対に、サタン主義は創造主である神を全面的に否定し、自分がこの世の神であるので、この世の世界を愛して生きるように、物質世界を、お金を愛するように仕向けているわけです。これは分かり易いですよね。)

 

フリーメイソンと共産主義 2

 ③カインの種の混合が悪魔の出現を招来した。

   フリーメイソンにおけるカインの名

 

 

 「カインのようになってはいけません。彼は悪者に属して、兄弟を殺しました。なぜ殺してしまったのか。自分の行いが悪く、兄弟の行いが正しかったからです。」

 <ヨハネの第一の手紙3:12>

 

 歴史に見られるオカルト組織の発達をたどる時、カインの罪、史上最初の殺人の重要性は注目に値する。

ヘブライ語でカインは"Kajin"と綴られる。これは詠唱するかのように発音する。"Koon”もここから派生している。トバル・カインはカインの子孫であり、その名はフリーメイソンの秘密の合言葉として今日利用されている。

 

 トバル・カインはレメクの息子であり、ノアとは兄弟関係にあるが、レメクの2人の妻の一人から生まれている。

彼は鍛冶屋で、後には魔術、妖術の祖として有名になった。

その父レメクはカインの血筋のメトシャエルの息子である。

 

 

 アダムの2人の息子、カインとアベルにはそれぞれの世界が開けていたから、不和の原因などはほとんどなかったと考えられる。それでも、邪悪なカインは弟に喧嘩をふっかけた。聖書によれば、2人は神に捧げ物をしたが、神はアベルの捧げ物だけ目を留め、カインの捧げ物は、※彼が価値のない者、即ち蛇の血統であったため、目を留めなかった。このため、怒りと嫉妬に駆られたカインがアベルを殺害したとされている。

 

 

◆補足文

※<創世記3:3~>「そしてしばらく経ってからのこと、カインは地の実りの中から幾らかを神への捧げ物として携えて来た。一方アベルの方も自分の羊の群れの初子の中からその脂ののったところを携えて来た。」とあり、カインが「蛇の血統」であった事実は書かれていません。一般的な解釈として言われているのは、神がカインの捧げ物を選ばなかったのは、カインがアベルと違って、最高の品物を選ばずに神の捧げ物として持ってきたからであろうと言われています。

 

 

 

 これに関して(ミドラッシュ)には、カインが世界を2人で分けることを、つまり土地の全てを自分が、地上の人的財産をアベルが取ることにしようと、アベルに持ち掛け、アベルが立っているのは自分の土地だから立ち退いてほしいと告げたところ、

では、カインが着ていた獣の毛皮は自分の物だとアベルに言い返されて争いが生じ、アベルはカインに殺害されたと、やや誇張された感のある話が記されている。

 

 神はカインを「エデンの東、ノドの地」に追放した。彼は前アダム人の女を娶って、更なる過ちを犯した。……カインの妻は禁じられた、不自然な肉の出だった。このことはソドムとゴモラの男たちに言及する。

 <ユダの手紙11>の

「不幸な者達です。彼等は『カインの道』をたどり…」で明かされる。

確かにソドムとゴモラの男たちは不自然な肉の欲の満足を求めていた。

前アダム人は、蛇のシューッという音にも似たヘブライ語"Nachash”(「黒人」の意)で言及された。アラブ語の“Chanas”はサルの意の“Khanoos”、悪魔の意の“Khanas”同様、このヘブライ語から派生している。

 

 このように、歴史に見られる種の混合、悪魔の出現はカインの過ちと結びついている。カインはまた、黒ミサ、即ちサタンのミサをこの世で初めて祝ったことでも知られている。

 

 

 今日、カインの名はフリーメイソンの中で2つの形で生き続け、どちらもこの組織の最も重要な教義を支えている。

スティーブン・ナイトが不自然なその死の直前に『知られざるフリーメイソン』(邦訳:中央公論社刊)で指摘したように、まずそれは殺人、殺人の脅威、そして殺人の再現を根幹とするフリーメイソンの重要儀式の中で生きている。

従って、最初の殺人者カインとフリーメイソンの直接的結びつきの一つは、こうした儀式によって裏付けられる。

 

 また、フリーメイソンにとってカナン伝説が重要な意味をもつことは、カナンが実弟を殺害しているという事実によっても裏付けられる。フリーメイソンにあっては、同胞メイソンのために、実の兄弟に逆らうことを求められたら、それを実行しないと死をもって制裁されるのである。

 

 第2にそれはフリーメイソンの秘密の合言葉に生きている。フリーメイソンの秘密の合言葉は「トバル・カイン」である。(ヘクソーン著『秘密結社』)

カインの子孫トバル・カインはノアの父、2人の妻(アダとツィラ)をもったレメクの息子だ。「ッィラもまた、トバル・カインを産んだ。彼は青銅や鉄で様々な道具を作る者となった。トバル・カインの妹はナァマといった。」<創世記4:22>。

ナァマは血縁ハムと交わったことで、カナンの呪い招くと共に、この世に人身御供と人肉̪◯食をもたらした人物としても記録されている。

 

 

◆補足文

★カナンの呪いとは、ノアの息子ハムの息子のカナンの事を指しており、<創世記9:24>に記されているように、ハムの息子カナンは裸の祖父を見た。セムとヤフェトも裸の父を見たが、慌てて着物で父の裸を覆った。しかし、目を覚ましたノアは自分が寝ている間に生じた事に激怒して、カナンに呪いの言葉を発した。という内容のことに起因しています。

「カナンは呪われよ。奴隷の奴隷となり、兄達、セムとヤフェトに仕えよ。」

ここでは、カナンがどうしてここまで祖父のノアに呪われるのかの理由が実は書かれていません。聖書はそれを書いていないので、研究者の間では様々な憶測がされているのです。)

 

 

 

 メトシャエル(レメクの父)の孫トバル・カインは、カインの家系にあるところから、この名がつけられている。彼は魔術、妖術の祖であり、それ故フリーメイソンにとっては重要であり、合言葉として彼の名が使用されているのである。

 

 黒人のクシュを父とするハムの子孫二ムロデは、世界一悪魔的な支配者であり、更には世界最初の支配者となった。

彼はアダムとイヴの衣による、その力を利用して性的共宴(オルタギア)、幼児の人身御供を行ったが、ついには神への反逆の罪によって斬首された。

 

 セム(ノアの正当な後継者)は二ムロデの体を切り刻み、血塗れのまま神官に送り付け、彼等の悪魔崇拝を止めさせようとしたが、神官達は悪魔崇拝を止めるどころか、二ムロデの肉片を「木立」や「聖地」に隠し、礼拝の対象としては崇め、第一の「秘儀」とした。

二ムロデの形見のこの秘密(秘儀)は、長い教化期間を経てはじめて、つまりバール信仰者を裏切らないと信用されて後、参入者に授けられた

これが「秘儀」の起源の真相であり、アルバート・パイクの著書『道徳と教義』に記されているように、フリーメイソンにの儀式の全てはここから始まっている。

 

 

 世界中の悪魔的慣習の起源をたどっていくと、途切れることのない線となって、

グノーシス思想(「神秘的直観の意のグノーシスに由来)に到達する。

 

この神秘的直観とは、秘儀、即ち二ムロデの形見の肉片が隠されている場所の秘密を知る事である。フリーメイソンのシンボルの中でもひときわ際立つ「G」の文字はグノーシス思想に起源をもつことを示すと同時に、“Generation”(バールとアシュトレトの豊饒の性的カルト儀式)をほのめかしている。

 ちなみに、この「G」は大手メディア企業がネット社の系列企業のロゴに採用されている。同社は年間1億ドルもの損失を計上しつつ『USAトゥディ』紙を発行して、アメリカ全土の新聞社およびテレビ局を急速な勢いで合併、吸収しつつある。アメリカ国民の心を支配できるなら、一億ドルの損失くらい安い代償というわけだ。

 

 

 

 

 ④アメリカを両性具有の国にするというカバラ思想

 

 

 

 二ムロデのたどった道はオシリスとその妹イシスの伝説にも生きている。

オシリスカナン人の神バールの別名)とその配偶者アシュトレト(ことイシス)の儀式は、カナン人によってエジプトに持ち込まれたもので、そこでは豊饒の神々が崇拝された。 

 エジプトの伝説によれば、オシリスの弟セト(セム)は彼を14の肉片に切り刻んだとされている。イシスはそれを集めたが、最も重要な男根が見つからなかった。伝説によれば、カニが食べたとされているが、イシスはそれに代わるものを木で作って、兄を復元したのだった。

 

 男娼、売春婦に捧げられたバール神の神殿に起源をもつところから、フリーメイソンは合衆国を両性具有の国にするという隠された動機のために暗躍する見えない勢力であり続けてきた。その思想的指導者アルバート・パイクは、このことについて、独断的なその書『道徳と教義』(前出)で、「畏れ多くて口に出来ないその名の綴字を逆に並べて分割したところ“bisxual”(バイセクシャルとなった。」とあっさり白状している。

 

 これは正にカバラ思想であり、私達の目をバールとアシュトレトのカルトに直接向けさせるものである。

同署でこの点をより明確に記しているのが、

フリーメイソンは啓蒙の光を求める。これを追求していくと、ご覧の通り、カバラ思想に直接結びつき、そこに戻っていく。自説を曲げない真の宗教は全てカバラに発し、カバラに帰する。イルミナティヤコブベーメ、スェ-デン・ボル、サン・マルタンなどに見られる宗教的理想の高邁な部分は、全てカバラから借用されている。フリーメイソンの組織も全てその秘儀、シンボルをカバラ思想から拝借している。」

という記述である。

 

 フリーメイソンの真の起源とその目的について、これ以上明確に示したものはない。

カバラ思想を起源にもち、世界に散らばる600万人のフリーメイソンを支配する実力者集団にして更に謎の多い組織イルミナティを通じて、悪魔的目的を果たすのがフリーメイソンである。

 

 

 始まりからして、その「秘儀」は常にバイセクシャルだった。いや、彼等は欲情の赴くまま、快楽にふけったというべきだろう。つまり、より刺激的で新しい官能世界を探し続けたのだ。現代の心理学者の言う「既存のものに代わるライフスタイル」的気晴らしである。

 

 デルタ(三角形)はそうした淫乱な儀式のシンボルだ。何しろ、合衆国議会図書館のポルノ関連の一大蔵書には「デルタ・コレクション」と呼ばれ、そのコレクションに含まれる書籍目録の蔵書カードの左肩には三角形のシンボルマークが付けられているくらいである。デルタは永遠の存在(ヘブライ語の“Yod”)の三位一体サークルを意味する。二重デルタ(ユダヤ教のシンボルである六芒星)では、上の男性三角形が下の女性三角形に対して至高の存在であることを示して、男性デルタが女性デルタを貫いている。逆三角形はカドシュの位階の儀式においては、大父祖および大皇帝としてのルシファーを意味し、分割され得ない三位一体を構成する。このため、カドシュの位階は逆デルタに盲従の誓いを立てる。

 

 三角形はまた、フリーメイソンのロイヤル・アーチのチャプター(上位ロッジー訳者註)のシンボルとして、分割され得ないフリーメイソンを意味することもある。

デルタもしくは三角形は今日、何百ものアメリカの企業の新たなロゴとして大々的に採用されているアメリカのビジネス界に氾濫するこのロゴを集めた分厚いレポートが筆者の手元にあるが、その企業がフリーメイソン帝国の一部であると、選ばれた人々に伝えるためのものと思われる。

 

 また、「トライアッド(三角形)」は、ビジネスの方策として日常的に殺人を行う中国古来の闇組織の名である。

三角形は世界中で、国際のシンボルであり続けて来たということだ。武器商人カショギ(彼のビジネスは1980年代、イラン・コントラ事件に発展した)は、自分の活動をアメリカ支社に連絡する時、支社をトライアッド・アメリカと呼んでいたこの支社は多くの地域で多くのアメリカ人を騙し、何千ドルもの契約をせしめるだけせしめて破産した。ここにも象徴されるものがある。

 

 

 

 

 ⑤「赤」が象徴する革命と罪なき人々の大量虐殺

 

 

 

 紀元前586年から537年にかけて、ネブカドネザルによって、バビロン捕囚が行われた。(後、ペルシャのキュロス王がバビロンを占拠し、エルサレムの帰還を認めた

)このバビロン捕囚の間、カナン人の様々な種族は自由に混ざり合った。ユダの子孫カナン人の一派と交わったのはエドムの子孫だった。

エドムとは「赤」を意味し、「捕囚」以降、「赤」は革命ないしカナン人による罪もない人々の大量殺戮を意味するようになった。

ちなみに、イルミナティの成立を支援したロスチャイルド家も、その家名をバウアーからロート(=赤)シルド(=楯)に変えている。

 

 

 異民族間の交わりの結果、子孫の間には、どれを自分達の慣習とすべきかについて、大きな混乱が生じた。この混乱を解消しようと、捕囚達は宗教的教えを一冊の書にまとめ始め、紀元前2世紀になる頃には、ヘブライ語で「教え」を意味する<タルムード>を、その基礎をなす口伝律法<ミシュナ>とその注訳書<ゲマラ>として完成させた。ただし活字となってそれが現れたのは1520年で、ダニエル・ボンバーグによってベネチアで出版されている。

 

 

 悪魔崇拝の都バビロンにその起源を持つため、悪魔学はタルムードの全体を通じて重要な役割を果たしている。

 

 悪魔学デミウルゴス(悪の創始者)を世界の創造主として言及すると同時に、悪魔の様々な姿を、①マジキム、②シェディム、③ルホトと定義している。また悪魔の王としてはアスモデウスが挙げられている。

ミシュナによれば、紀元前2世紀、以下の2つのことは決して大衆に明かされてはならない(授けられてはならない)とされた。

①創造の作業、②戦車の作業(秘密の活動「神の座」を意味する)。

この教えは後フリーメイソンの秘密の儀式の中で更に正式のものとなった。

 

 

 起源1280年、タルムードの思想を更に発展させた「ゾハール書」(光耀篇)が現れ、神聖なカバラ思想として知られるようになった

この思想は

①新たな教えの中で最も神聖な言葉としてのジェネレーション(豊饒の儀式)

イスラエルだけが未来世界を所有できるという教え

この2つを基礎としていた。ちなみに、先述したように、ジェネレーションは後、フリーメイソンのシンボル「G」となった。

 

 「ゾハール書」は紀元3世紀にはバビロンに現れていた。

「セフェル・イェッラー(形成の書)」に由来し、その象徴である10のセフィロト(数)は、宇宙は10の数字と22のヘブライ語アルファベット文字に起源をもつという思想に基づいていた。(22枚のタロット札やセフィロトに通じる「22の小径」はこのアルファベット文字に対応する)。

 

 

 カバラ思想の中では、悪は独自の謎めいた姿で現れるが、その教えるところによれば、悪はこの世の生命の出現、すなわちアダムに遡り、アダムこそが生命の流れ全体のバランスを狂わせたとされ、それ故、この世のアダム人の肉体的存在を正式のものと認める教会あるいはキリスト教思想も取り除かねばならない問題であると見なされる。

カバラ思想およびその継承者フリーメイソンの、思想の根底にある反生命原理の正に核心である。

 

 また、その主張するところによれば、最終的には悪魔崇拝が教会およびキリスト思想を圧して勝利を収め、善と悪との問題に、悪の勝利、即ち善をこの世から抹消することで決着をつけようという計画なのだ。

いささか安直ではないかと思えるが、この計画こそがカバラ思想およびフリーメイソンの基本前提である。

 

 

 現在、私達はこうした反生命の教えに、文明が発達していく多くの場面で遭遇、直面している。……カバラ思想のフリーメイソンは、私達の生命の血統を抹殺し、カナン人の呪いの最終勝利をこの世にもたらすことに照準を定める。過去を振り返る時、カナンの子孫たる陰謀者によって定期的に繰り返され、人々を苦しめてきた大量殺戮、戦争、人類の破壊といったことに反駁の余地のない説明をつけられるのは、この驚くべき見解をおいて他にはない。

 

 

ユダヤ百科事典』では、カバラに61ページが費やされている。同事典の見出し語としては破格の扱いだ。そこでは「キリスト教カバラ」、つまり世俗的人間至上主義の中心的成果が18世紀後半、即ち「啓蒙主義運動」の時代に神智学フリーメイソンの中に表れたと指摘されている。

18世紀から19世紀にかけて、様々な革命を引き起こし、諸革命以前には宗教改革を生じさせたのは、世俗的人間至上主義におけるこの一大勢力だったということだ。

 

 こうした政治的結果は「ゾハール書」の教えの倫理的帰結であり、その教えによれば、エン・ソフ(無窮なるもの)は間接的なやりかたで世界を創造して、肉体的存在(生命)によって汚されるのを避けたとされる。(ここでも、この思想体系にある教えは基本的に反生命的であることが明かされる)。この無窮なるものは10のセフィロト(神性からの流出)を介してのみこの世に顕現する。

「ゾハール書」の教えでは、神あるいは神の息子イエス・キリストのこの世への示現は一切否定され、非神性ないしは人間的な教義ばかりが強調されるのである。

 

 

 正統派ユダヤ教徒の宗教的慣習は、カバラ思想に基づいている。

彼等は「ゾハール書」に「世界中の民族を圧して勝利する時代」と記されているように、来るべき勝利(タベルナクルの祭)を祝う。「それゆえ、この祭りの間はルラヴ(ナツメヤシの葉)を採り、トロフィーとして携え、我々がその他の人々(全民族)を支配したことを示すのである。」

 

 

 

 

 

 

 

 

(……上記まで読まれた読者は、フリーメイソンという組織が表向きに見せる「慈善事業団体」の顔にはもう決して騙されないことと思います。)

 

 

フリーメイソンと共産主義 1

 あまり一般の人達には知られていないフリーメイソンの本質と、サタン悪魔とイルミ達の「世界を共産主義国家(悪魔主義国家)にする。」という目的について、ユースタス・マリンズの有名な「カナンの呪い」より抜粋してみます。

 

 

 

フリーメイソンの真実

 

 ① フリーメイソンの権威者

「黒い教皇アルバート・パイク」という男

 

 

 フリーメイソンの真の目的について知ろうとする時、もっとも重要なのが33位階である。これは「革命の位階」としても知られ、ここにおいて「全宇宙の至高の司祭長」の称号が与えられる。称号に「全宇宙の」とあるように、33位階のフリーメイソンは政治のトップ、ないしはそれと同等の重要人物である。

もちろん、彼等は自らが率いる国家には忠誠を尽くす事はできない。

既に彼等は、死の制裁を覚悟して、国家・民族を超越した普遍的なフリーメイソン組織に忠誠を尽くすことを誓っているからだ。

 

 

 

 アメリカ合衆国の歴史史上最も反逆的な人物の一人としてあげられるのは、フリーメイソンの大立者アルバート・パイクだ。彼はアメリカのフリーメイソンのトップの座に就くと、パイクはメイソン・ロッジの祈りの中で「イエス・キリスト」の名を口にすることを禁じ、ニュー・パラディアン儀式の高級菅氏のためにアドナイサイド聖祭をつくりあげた。これは、「蛇が人間の友」として、キリスト(アドナイ)が人類の真の敵として表現される25位階の秘儀伝授の儀式に基づくものだった。

※この儀式自体、昔ながら黒ミサの要素を含んでいたが、パイクはそこに、イヴと呼ばれる裸の売春婦に性交の儀礼を伝授することをハイライトにするというような多少の創作を加えた。そこでは、家畜類や動物がルシファーへの血の捧げ物として供えられ、キリストに対するサタンのシナゴーグの勝利が祝され、ホスチアを汚す儀式が執り行われた。その血は参会者の間で回し飲みされ、その肉も儀式の中で食された。そして儀式は酒池肉林の宴に転じるのである。

この放蕩にふけったアルバート・パイクはフリーメイソンの中で大立者であり続け、『道徳と教義』という大部の著作を記している。これは今日でも、アメリカのフリーメイソン聖典となっているのだ。

 

 

※(当然ながら、パイクの時代に限らず現在までずっとこのおぞましい黒ミサの儀式は続いています。)

 

 

 

 この大著は1871年、チャールストンのマザー・ロッジで最初に刊行された。本の冒頭からフリーメイソン専制的な意図が以下のように指示されている。

「人々の無知の力こそ利用され、管理されなければならない力である。それは知者によって統制されなければならず、人々のこの力は自由政府がひとたび実現すれば、活動においても存在においても、維持管理できない。」

これこそが、自由政府の存在を容認できないフリーメイソンの意思表示である。パイクのこの著書は、どのようにアメリカ国民を支配下に置き、フリーメイソンの目的に従わせることが出来るかといった指示が克明に与えられていた。

 

 

 パイクはフリーメイソンの悪魔的起源をきっぱりと認めた。

著書の22ページには以下のようにある。

フリーメイソンは、秘密結社の流れを汲むものであり、今でも古代風の教えに従っている。」

これによって、フリーメイソンと世俗的人間至上主義の指導者との密接な協力関係も説明される。世俗的人間至上主義もまた、その起源を秘教カルト集団にもっているのである。

 

 また、152ページには「フリーメイソンは行動する。」と記されている。

極めて短い一文だが、フェミニズム運動であれ、ヒューマニズム運動であれ、人種融合運動、共産主義運動であれ、合衆国におけるあらゆる種類の主義に、フリーメイソンが精力的に関わっていることが明かされる。

フリーメイソンは行動しなければならないと命じるパイクの一言に、フリーメイソンは忠実に従っている。★その為、合衆国で展開されるいわゆる運動家によるあらゆる扇動活動は、その資金面はもちろん、活動の面でも大きな部分をフリーメイソン組織「見えざる手」に直接負っている。

アメリカ国内で何かの団体がデモ行進しているのを見かけたら、背後でフリーメイソンが糸を引いているとみて、まず間違いはない。

 

 

 

◆補足文

(★…これはアメリカだけの話ではなく、世界中で起こされているあらゆる主義主張のデモはフリーメイソンの力が及んでいる、もしくは関係していると噂されています。民衆の思想を操ることは彼等には必須であるので、右だの、左だのと騒ぎ立てている連中はだいたい彼等の工作員です。故に現在トランプ支持か、バイデンか、なんていってるのもはっきり言って馬鹿げています。Qアノンもトランプが立つずっと前から用意された組織であることは明確ですね。偽善者トランプはいずれ、民衆の信頼を受けることで、Qアノンと共に「ケネディ大統領のUFOや宇宙人説の肯定」につなげようとしているのかもしれませんね。世界の信頼を受けていないと、このUFO説と、平たく説明すれば、「イエス・キリストは実は高次元の宇宙人の魂で、UFOに乗って再臨するんだ。」を肯定させるという難題をクリアできないというところでしょうか。彼等の今までの流れを見てるとそういうのやりそうです。

トランプが影の組織イルミと戦うなんて馬鹿げたストーリーも笑えます。トランプはイギリスの「レッド・ドラゴン・円卓の騎士団」の一人だという噂です。つまり、彼はバリバリのイルミ組織であり、手下なのです。それに小児性愛者でもあり、実の娘とも近親相姦であるという話もあります。近親相姦は、イルミ組織の中においては珍しい話ではなく、むしろ当然の話です。(小児性愛犯罪においては、過去裁判も受けてます。)それに、トランプ陣営、彼の娘婿の背景を見れば尚更よく分かります

だいたい、大統領はイルミが歴代ずっと選んでますから、選挙なんか茶番で意味がありません。そうでなければ、「イルミナティカード」はどうして当たるんでしょうか?

それに、日本だけ見ても、トランプ支持者の顔ぶれの背景は新興宗教の団体とか、◯族系の支持者に行きあたっていきます。つまり、トランプ支持者に限らず彼等は皆世論を煽動する役割を担っているのです。そこに、上記の通りフリーメイソンの組織が暗躍しているということです。

マスコミもそのうちコロッと変わってくるのではないでしょうか。

イルミ達は50年100年の世界支配計画書をずっと作って、そのとおりに緻密に実行してきてます。

最近「シンプソンズ?」の話題も出ましたね。彼等もイルミの命令通りに世に漫画出してきただけなんですけどね。(笑)それに漫画家は昔から彼等の未来予想図を書かされてきていますから。)

 

 

 

 

 220ページでは、世界単一政府への強烈な志向が説明されている。いわく、

「全世界は一つの共和国国家であり、すべての国家はその一家庭であり、個人はその子供である。」

これはファビアン主義に則って、ゆりかごから墓場まで全国民の日常を支配しようとする現在のアメリカ政府の社会主義的干渉主義を説明づける。そうした人間主義的プログラムを宗教的には何の感化力、価値もないが実践できるのである。

 

 

 パイクは世界単一専制政治を確立する決意のみならず、フリーメイソンのオカルト的起源を明確にしている。そうした反キリスト教的教義は、血しぶきあがるバールの祭壇とその悪魔崇拝の信奉者に由来しない限り、到底成立し得ないものである。

 

 自らの教義の重要性を強調するために、パイクは

「すべてのメイソン・ロッジは宗教的神殿であり、その師は宗教的導師である。」

と記している。

以前からの彼の発言から考えれば、これはすべてのフリーメイソンの師はカバラ思想の導師であると言っているも同然であり、このことは棟梁メイソンの誓いにも反映されている。

「我は棟梁メイソンのロッジから送られたり、その位階の兄弟から与えられたりした合図、要請を認知し、それに従い、かれの救済に駆け付け…。」これをしそこなうことは「最も軽くても、我の体を2つに裂かれ、そこから取り出された贓物が灰と化すまで焼かれる処罰」を受けることを意味したこの誓いは、より大きな恐怖をもたらすべく目隠しをされ、ひざまづいた状態で誓わされる。

これが慈善と善行に励むとされる「友愛のロッジ」の実態だ。拒めば、体を2つに裂かれ、内臓を取り出され、焼かれるという懲罰をもった慈善活動なのである。

 

 アルバート・パイクは1809年に生まれ、1891年にワシントンDCで死亡した。葬儀は真夜中にメイソンの神殿で、カドシュの葬儀儀礼に則って行われた。黒い掛物ですっぽり覆われた一室で、不気味にも、数本のキャンドルの灯りだけが揺らめく中で行われた。

その葬儀は、ルシファーの大義に生涯を捧げた男のための、まさに悪魔の儀式だった。 

 

 

1859年から1871年にかけて、パイクはフリーメイソンの世界秩序のための基本計画に取り組み、3つの世界大戦を含む基本計画を考案した。

3つの戦争とは

ロシア皇帝をその座から引きずり降ろして、

共産主義国家を設立するための第一の戦争

共産主義帝国を打ち立てる為の第ニの戦争、

キリスト教文明を未来永劫、破壊してしまうための第三の戦争である。

 

 1871年8月15日、彼はマッツィー二宛ての書簡(現在は大英博物館に展示されている)の中で、ルシファー信奉者による世界征服のプログラムについて記した。

そこでは、ニヒリストと無神論者を解き放つことが計画され、

「全世界の人々は、ルシファーの純粋な教義についての普遍的顕示によって、一つの真の光を受けることになる。それに続いてキリスト教思想と無神論が破壊され、どちらも同時に制圧され、撲滅されることになる。」と述べられている。

 

 

 パイクはまた、ブルー・ロッジの参入者は「フリーメイソン思想の外向きの扉」のみを通り抜けるという秘密テクニックをつくりあげた。

つまり、参入者は誤った解釈に欺かれなければならず、真の解釈は高位階のメンバー(メイソンリーの王子)のためにとって置かなけらばならないとしたのである。 

 逆に高位階のメンバーには参入者の解釈を明かすことを禁じた。

 

パイクはまた、白人至上主義を掲げる秘密結社KKK団も創始している。

 

 

 

 

 ②暗躍するメイソン、組織形成の実態

 

 共産主義の陰に潜む権力はフリーメイソンの権力だと気づいた最初の人物。

ディロン司教は、1884年に、ニューエイジとは実際には偽りの救世主である新たな救世主到来への願望の上に築かれると記した上で、ソロモン神殿はキリストについての予言の成就の中で破壊されたと述べるとともに、大東社およびスコットランド儀礼は近代の革命活動の源泉であるとした。

 

 ローマ教皇レオ13世はフリーメイソン自然主義(造物主である神の創造を否定するためのフリーメイソンの思想ー訳者註)と捉え、「フリーメイソンの究極の目的は、キリスト教思想によって存在を支えられている世界の宗教的、政治的秩序全体を根底から覆し、彼等の思考法に合致する別の秩序と置き換えることです。これはすなわち、新たな秩序の土台と法律が紛れもない自然主義から引き出されることを意味します。」と説いた。

 

 英国の国王殺しの首謀者オリヴァー・クロムウェルは、信条においてソッツイーニ主義者であり、それゆえフリーメイソンは英国内で正式に組織作り出来たのだった。

 

 フランスでも組織作りは進み、ナポレオンは長兄ジョゼフ・ボナパルトが大棟梁の地位にあった。それにも拘わらず、ナポレオンはフリーメイソンの一人、ベルナドットにそそのかされてロシア遠征を敢行し、自らの軍隊を破滅させるという悲惨な結果を招いた。彼があまりに大きな権力を持ちすぎていると、フリーメイソンにみなされたためだった。

 

  イタリアにあっては、英国のサックヴィル卿がイタリア大東社を設立していた。これはその実働部門である「アルタ・ヴェンディタ」(復讐の意ー訳者註)を通じて、秘密結社色の濃いカルボナリ党から指示を受けた。メンバーへのこうした指示には以下のような戒めも含まれていた。

汝の人生の活動すべてを「賢者の石」の発見に向けよ。中世の錬金術師は、この夢を追って、その時間とスポンサーの金を失った。この秘密組織の求めるところは、動機の単純さゆえに、実現されるはずである。即ち、それは人の情熱に基づいている。抑制、制限、敗北にくじけてはならない。ロッジの沈黙の中で、我々の武器を準備せよ。身支度を整えよ、すべての情熱、最も邪悪な情熱も最も寛大なる熱情も満足させよ。そうすれば我々の計画は……、いつの日か成功すると思われる。」

 

 

 アルタ・ヴェンディタの指示には以下のようなものもある。

「どのような組織であれ、秘教性、神秘性が際立った特徴として感じられるものでありさえすれば、どの位階、どの儀礼を問わず、組織の人々と手を結ぶことを勧めてやまない。

政治的でも宗教的でもなく、どれほどくだらない名目でも、汝によって作り出された名目のもとで、更に望ましくない他者によって作り出される大義のもとで、連携は共通の音楽、目的のための芸術を生み出す。

 

そうしておいて後、その選ばれた芸術に毒を浸透させよ。

  毒はほんの数滴垂らすだけでいい。

 

 

 我々はイエス・キリストの王国を継ぐ立場にない

  それが我々の幸運である。

 

 

 彼等の多くは苦境に立たされている。それ故、己の為と信じ込んで、我等の目的のために仕えてくれている。

彼等は見ればそれと分かるし、愚か者であるゆえ、誰が首謀者する者であれ、それに加担して評判が落ちることなど何とも思っていない。

 

✩✩ この世界で最も高徳な人々の間でさえ、今では得など存在せず、誰もが徳のない道を突き進んでいる。

完璧なまでに冷酷で、完璧なまでに計算された見事な憎しみは、人為的な砲火や演壇上でのどのような宣言演説より効果がある。✩✩

 

 ほどなくマルタ島に、我等が自在に稼働させることの出来る印刷施設が設備される。

✩✩完成の暁には、英国の国旗のもと、我等の目的は罰せられることなく、一つ一つ確実に行動に移すことが可能となる。

そして、イタリアの津々浦々に、アルタ・ヴェンディタによって流布するに相応しいと判断された書籍、小冊子がばらまかれるのである。」

 

 

 

 

 

✩✩(この世を人徳のない世界、神を信じず、神も誰も愛さない世界にしたい彼等の意図が理解できますね。そして、彼等はついにこの世においては誰も罰することが出来ない神のような立場、地位まで登りつめたということになるわけです。)

 

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』22

旧約偽典『エノク書

 

 

 

 第107章

 

 

 私は、何世代にもわたって人々が咎を犯し、ついには義の世代が起こって咎が滅び、罪が地表から姿を消し、あらゆる善がそこに現れる様がその書に書いてあるのを見た。

 

「だから息子よ、お前の子ラメクの所へ行って、今度生まれたあの子は真実彼の子であり、偽物ではないことを知らせてやれ。」

 

 メトセラは父エノクの言葉を聞いて、(彼は全ての隠されたことを彼に示した)戻り、ラメクに示し、その子の名を、彼が地を全ての滅び免れしめ、喜びをもたらすというので、「ノア」と名づけた。

 

 

 

 

 第108章(最終章)

 

 

 エノクが、メトセラと、彼の後に続き終りの時に掟を守る者達のために著した別な書。

 

 この掟を行い、悪をなす者共が消され、咎を犯す者達の力が滅ぼされる時を待ち望む君達よ、罪が過ぎるまで待つがよい。

彼等の名はいずれ聖者達の書から削られ、彼等の子孫は永久に滅び、その霊魂は殺され、人里離れた荒野で泣きわめき、この地上ならぬ火に焼かれるであろう。

 

 私は、はっきりとではないが、雲らしきものをそこで見た。

ただ、奥行きがあってよく見極められなかった。

私は赤々と燃え盛る火の炎を見た。

それは、きらきら光る山のようにぐるぐる回転し、また前後に揺らめいていた。

 

 私は同行の聖なるみ使いの一人に尋ねた。

「この光輝くものは何ですか。天ではなくて、燃え盛る火の炎にすぎないではありませんか。それと叫び声、泣き声、嘆きと激しい苦悩の声。」

 

 彼は私に言った。

「あなたがご覧になっておられるこの場所に、罪人達、冒瀆者達、及び悪を行い、来るべき事柄について、主が預言者達の口を通して語られたことを曲げる者達の霊魂が投げ込まれるのです。その中のある者は、天上に書き記してあり、み使い達がそれを読んで、罪人達と謙遜な者達、自分の肉体を痛めつけて神から報いを受け、悪人達に辱められた人達の霊魂にどういう事が起こるかを知ることが出来るようになっています。

 

 彼等後者は、神を愛して、金銀あるいはこの世のどんな良きものをの愛さず、自分の身体を拷問に委ね、この世に生まれて以来、地上の食い物を慕い求めず、むしろ己を過ぎ去る風と見なし、このような生き方に徹し、主は彼等を様々な試みに遭わせられたが、彼等の霊魂の潔さは証明され、彼等は彼の名を褒め称え続けた。

 

 

 彼等に対する賛辞を全てわたしは書に書き留めた。

そして主は、彼等が彼等の現世での命よりも天を愛する者であることが判ったので、彼等に賞を授けられた。悪人共から足蹴にされ、悪口、冒瀆の言葉を聞かされ、辱められながらも、彼等はわたしを褒め称えた。

 

 今わたしは光の世代の中から善人達の霊魂を呼び、暗闇の中に生まれた者、肉の姿にあった時その信仰に相応しい栄誉を受けなかった者達を変えよう。光の中に移そう。

わたしの聖なる名を愛する者達をわたしは輝く光の中へ導き出し、一人一人その栄誉の座に坐らせよう。彼等は、いついつまでも燦然(さんぜん)と輝くであろう。

 

 

 神の裁きは義であり、彼は正しい道の住まうところでは、真実な者には信仰を賜る。彼等は、義人達が燦然と輝く一方で、闇の中に生まれた者達が闇の中に投げ込まれるのを見るであろう。

罪人達は喚き立て、彼等が輝く様を見るであろう。そして、彼等の処罰の日と時とが書き記されている場所へ立ち去るのである。」

 

 

 

 

 

 

  以上、旧約偽典『エノク書』を紹介しました。

 

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』21

旧約偽典『エノク書

 

 

 

 第104章

 

 

 義人達よ、私はあなた方に誓う。

天上ではみ使い達が大いなる方の栄光の前で君達のことを覚えていてくれ、

君達の名は大いなる方の栄光の前に書き留められている。

 

 希望を持つがよい。

かつては不幸や難儀で恥かしい思いをしたであろうが、これからは、君達は空の光のように輝き、(みんなの前に)姿を現し、天の門は君達のために開くであろう。

君達の叫びは裁きを求める叫びとして続けよ。それはきっと実現する。

あの官憲どもを及び君達のものをかすめる者に手を貸した全ての者は、君達に難儀をかけた報いを受けるであろう。

 

 希望を持て。希望を捨てるな。

君達はみ使い達のような大きな喜びに浸るであろう。

君達は何を成すべきか。大いなる裁きの日には逃げ隠れする必要はない。

また罪人扱いをされることもないであろう。

永久の裁きは永遠に渡って君達とは関わりがない。

 

 

 さて、義人達よ、罪人達が威勢よく、自分の好きなようにうまくやっているのを見ても恐れるのではない。彼等に組することなく、むしろ彼等の不法からは遠ざかれ。

君達は天の軍勢にこそ組すべきなのである。

 

 君達罪人は言うであろう、

「取り調べなど受けるものか、我々の罪が一々記録されたりしてたまるか。」と。

しかし事実、君達の罪は全部毎日記録されているのである。

今私は、光と闇、昼と夜が君達全ての罪を目撃していることを君達に示そう。

 

 心の中で不義を犯すな、嘘をつくな、真理の言葉を変えるな、聖にして大いなるお方の言葉を虚偽などと言うな、君達の偶像を有難がることを辞めよ。

君達の偽り、君達の不義は義に至るものでなく、大いなる罪に至るものである。

 

 

 さて、私はこの奥義を知っている。

多くの罪人達が真理の言葉を変えて道を踏み外し、よからぬことを口にし、嘘をつき、とんでもないことをでっち上げ、自分の教説について書を表すであろう。

しかし、彼等が私の言葉を彼等の言葉で全部正確に書き取り、私の言った言葉を変えも削りもせず、私が先に彼等について述べたことを全部正確に書き取った時には。

 

 私は別な奥義を知っている。

即ち、義人達と賢者達には、書が与えられて、喜びと真理と豊かな知恵の基となろう。彼等に書が与えられ、彼等はそれを信じて、それを喜び、それによって真理の道を知るに至った全ての義人は報いを得るであろう。

 

 

 

 

 第105章

 

 

 その時、と主は言われる。

 

「地の子等を呼び寄せて知恵のついての教えを聞かせてやるがよい。

彼等に見せてやるがよい。君達は彼等の案内役ではないか。

全部の報いを見せてやれ。

わたしとわたしの子は彼等の生きながらえる間、真理の道において永久に彼等と一体となる。君達には平和があるであろう。」

 

 喜べ、真理の子等よ、アーメン。

 

 

 

 

 第106章

 

 

 しばらくの後、私の子メトセラはその子ラメクに嫁をとってやったが、彼女は彼によって孕み、男子を出産した。

 

 彼の身体は雪のように白く、またバラの花のように赤く、頭髪ことに頭のてっぺんの髪は羊毛のように白く、眼は美しく、彼が眼を開けると、それは太陽のように家中を隈なく照らし、家全体がいよいよ明るくなった。

彼は、産婆の手を離れて立ち上がると、口を開いて義の主を賛美した。

 

 父のラメクはこれに恐怖を覚えて逃げ出し、父メトセラの所を訪ねた。

彼は言った。

「風変わりな子が生まれました。人間には似ても似つかず、天使達の子に似ていて、とにかく造りが尋常ではなく、私達とは違って眼はお天道様の傘みたいで、顔はきらきら光っております。あれは私の子ではなく、み使いが父親ではないかという気がします。あれが生きている間に地上に異常があるのではないかと思うと怖くてなりません。

ところで、お父さん、私のたっての願いですから、私共のご先祖エノクを訪ねて本当のところを聞き出していただきたいのです。あのお方はみ使い達とお住まいだというではありませんか。」

 

 メトセラは彼の子の言葉を聞いて、地の果てにいる私の所に来た。

私がそこに居るということを聞き込んだのであろう。彼が大声を出したので、私はその声を聞き、彼の所へ行って言った。

「さあ、お前が訪ねて来たというから、こうして会ってやるのだ。」

 

 彼は私に答えた。

「大事なことで参上いたしました。どうも気になる幻のことでやって参りました。さて、お父さん、聞いて下さい。私の子ラメクの子供が生まれたのですが、これが並みの子ではなく、その造りも人間のようではなく、肌の色は雪のよりも白く、バラの花よりも赤く、頭髪は白い羊毛よりも白く、眼はお天道様の傘のようで、あれが眼を開けると家中が明るく輝くといった有様です。

産婆の手を離れて立ち上がると、口を開いて天の主を褒め称えました。父親のラメクは怖がって私の所に逃げて来て、あれが我が子だとは信じられず、ああいうのは天使の子に違いないと言ってききません。そういう次第でお父さんの所へこうしてまかり出、本当のところを教えていただきたい、とこういうわけです。」

 

 私エノクは答えて彼に言った。

「主は地上に新しいことを成さろうとしておられる。それを私ははっきり分っているし、幻でも見た。

 

 お前に話した通り、私の父さんのャレデの時代に、天使の中のある者達が主の言葉に背いた。見ろ、彼等は罪を犯し、掟に背き、女達と交わり、これと一緒になって罪を犯し、その中から妻を娶って、子を設けた。彼等は地上に、霊の者ならず、肉の者なる巨人を産むであろう。

 

 

 地上には大いなる刑罰が臨み、地は全ての穢れから清められるであろう。

大いなる滅亡が全地に臨み、大洪水が遅い、大いなる滅亡が一年間臨むであろう。

お前達の所に生まれたその子は地上に生き残り、彼の3人の子も一緒に助かるであろう。地上の全人類が死ぬ時、彼とその子等は助かるであろう。

 

 ところで、お前の息子ラメクには、生まれた子は正しく彼の子だ、と知らせてやれ。そして、その子の名はノアとせよ。というのはお前達にとっては彼が生き残りとなり、彼とその子等が彼の時代にあって、その絶頂に達するありとあらゆる罪と暴虐の故に地上に臨むであろう滅亡から救われるのだ。

 

 

 この後、以前に地上にはびこったものよりももっと酷い暴虐が行われるであろう。

私は主ご自身が私に見せて下さり、知らせて下さり、また天の書板を読んだことがあるので、聖者達の奥義を知っている。」

 

 

 

 

 

 

 

◆補足文

解説によると、この第105章からはいよいよ「エノク書」のエピローグへと入っていきます。第106~107はノアの奇蹟的出生について語り、最終章第108章でエノクは悪人の霊魂にはゲヘナの火が、義人には祝福が待っていることを語って敬虔な者に今しばらくの忍耐を促しています。

 

 実は第106章で、ノアの名前を名づけたの主であり、それを息子のメトセラにエノクが伝えたのだということは、聖書の「創世記」には書かれていません。

 

 <創世記>5:28「そしてレメクは182年の間生き、その後一人の父となった。そして彼はその名をノアと呼んでこう言った。『この者はャハウェが呪われた地面から来る私達の仕事と慰めをもたらしてくれるだろう。』」

 そして、この後の

 <創世記>6:1「さて、人が地の表に増え始め、彼等に娘達が生まれると、その時にまことの神の子等は人の娘達を見、その器量の良いことに気づくようになった。そして彼等は自分達のために妻を、全て自分の選ぶところの者を娶っていった。

6:4~その時代、またその後にも、ネフィリムが地に居た。それはまことの神の子等が人の娘達と関係を持ち続け、その娘達が彼等に子供を産んだことで、それらは昔の力ある者達、名のある人々であった。」

と続いています。

 

 読んでいると、なんだか不自然などこか文脈に抜け落ちた箇所があるように思えます。多分この<創世記>5章と6章の間に、本来ならこの「エノク書」が入っていなければいけなかったのです。これは多分「聖書」と「エノク書」を読んだことのある者なら感じずにいられないのではないでしょうか。もし、入っていたのなら、ごく自然なものになっていただろうし、霊的な事実ももっと受け入れやすいものになっていたでしょう。それに、世界中で発見されてきた巨人達の骨が、実はスミソニアン博物館(ロックフェラー財団)によって隠蔽されてきた事実も恐らく無かったはずです。恐竜たちもこのネフィリムの時代に誕生したものだと言われているのです。

 

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』20

 

旧約偽典『エノク書

 

 

 

 

  第101章

 

 

 君達天の子等よ、こぞって天と至高者の全ての業を観察し、彼を畏れ、彼の御前に悪を行うなかれ。

彼が、君達の故に天の窓を閉ざして雨露が地上に降らないように差し止められたら、君達はどうしようというのか。もし彼が君達の行いに対して怒りを発せられたら、彼に懇願も出来なくなるだろう。

 

 君達は彼の義について不遜なことをまくしたてたから、君達に平和はない。

君達は船を操る者を見たことがないのか。船が波に揺られ、風にもまれてどんなに難儀するかを。彼等は貴重な商品を全部海に持って出かけるのだが、海が彼等を飲み込み、そこで命を落とすのではないかという不吉な思いが胸をよぎって恐れる。

 

 海とその水とその運動は全て至高者の業であり、彼がその運動を全て封じ、砂をもって全体を縛られたのではないか。彼が諫められると海は畏れをなして乾き、魚を含めてその中にいる全ての物は死に絶える。

それなのに、地上にある君達罪人は彼を畏れることをしない。

 

 彼が天地とその中にある全てのものを造られたのではないか。

誰が地上と海中にうごめく全てのものに教えと知恵を授けたのか。

船を操る者達は海を恐れるではないか。

それなのに罪人達は至高者を畏れない。

 

 

 

 

 第102章

 

 

 彼が君達に火の苦しみを投げつけられるその時、君達は何処に逃れようというのか。何処に助けを求めようというのか。

彼が君達にその怒りの言葉を投げつけられる時、君達は恐れ、震えないだろうか。

 

 全ての光は大いなる恐怖の故に揺らぎ、全地はぐらぐら震動して大混乱に陥る。

全てのみ使い達は命ぜられたことを成し遂げ、栄光において大いなるお方から身を隠そうとするであろう。

地の子等は震えおののき、君達罪人は永久に呪われており、君達に平安はない。

 

 

 君達義人の魂よ、恐れるな。義のうちに死ぬその日を望むがよい。

君達の魂が悲しみのうちに黄泉に下ったとて嘆くことはない。

君達の肉体はこの世で君達の善良に相応しい報いを受けなった。

それどころか君達が罪人のようになる日、呪いと懲らしめの日には。

 

 君達が死ぬとき、罪人達は君達について言うだろう。

「義人だって俺達と同じように結局死んだじゃないか。彼等の善き行為の報いは何だったろうか。見ろ、奴等だって俺達同様、悲嘆と暗黒のうちに死んだではないか。

向こうの方が俺達より何か得したとでも言うのか。俺達は勝ち負けなしだ。

何を彼等は得、何を永遠に見るというのか。見ろ、彼等だって死んだ以上これから決して光を見ることはないのだ。」と。

 

 

 罪人達よ、私は君達に言おう。

飲み食いし、人の衣類をはぎ取り、略奪し、罪を犯し、財産を積み、人生を楽しむのもいい加減にしたらどうだ。

君達は義人達の最期がどうだったか、あの安らかさを見たか。

死のその日まで彼等には不法のこれっぽちも見当たらなかった。

 

 

 だが君達は言うだろう、

「しかし彼等は滅び、まるでこの世は初めからいなかった人間のようになり果て、彼等の魂は苦しみのうちに黄泉に下っていった。」

 

 

 

 

 第103章

 

 

 さて、義人達よ、私はその栄光と威光において大いなる方によって君達に誓う。

また、彼の支配の威光と彼の偉大さによって君達に誓う。

私はこの奥義を知っている。私は天の書板を読み、聖者達の書を見、その中に彼等について書き記してあるのを見出した。

 

 ありとあらゆる幸せと喜びと栄誉が彼等の為に備えられており、義のうちに死んだ者達の霊魂のために書き記してあり、君達には苦労の報いとして幸せが豊かに授けられるであろう。

 

 君達の分け前は生ける者達の分け前よりも多い。

義のうちに死んだ君達の霊魂は救われて喜ぶ。彼等の霊魂は滅びず、彼等は大いなるお方の前に世々代々に渡って覚え、めでたい。

よって彼等の中傷を恐れるな。

 

 

 災いなるかな、君達罪人は。

君達が罪のうちに死ぬ時、君達の同類は君達のことを言うであろう。

「幸いなるかな罪人達は。彼等は天寿を全うした。

今彼等は幸福と富とうちに死に、存命中悲惨や殺戮を我が身に経験しなかった。

また栄誉のうちに死に、存命中罰を被ることもなかった。」

 

 

 だが知るがよい。

彼等の魂は黄泉に引き下ろされ、大変惨めな悲惨な目にあうであろう。

君の霊は暗闇と網と燃え盛る炎の裁きの中に入り、大いなる裁きは永久に世々に続くであろう。

 

 

 災いなるかな、君達は。君達に平安はない。

 

 

 また存命中の義人達と善人達に向かって言うな、

「難儀の時に我々は散々苦労し、ありとあらゆる難儀を経、幾度か辛い目にあい、精魂尽き果て、数は減り、気力も萎えた。

我々は滅びた。言葉と行いをもって我々を助けてくれる者はなかった。

 

 もうどうにもならなかった。なんの方策も見つからず、意気消沈し、これでお終いという気がし、いつかまた救われるという望みをもったことは一日だになかった。

頭になるつもりだったのに尻尾になってしまい、難儀して働いたのに苦労の目的は達せられず、罪人の食いものにされ、乱暴者は我々の軛を重くした。

 

 我々を憎み、いじめる者に威張り散らされ、我々を憎む者に頭を下げたが、彼等は情をかけてはくれなかった。彼等の手から逃げ出してほっとしたいと思ってはみたものの、彼等の手を脱して逃げて行く先が見つからなかった。

 

 悲惨の中から我々を食いものにしている者達について官憲に訴え、声を大にして叫んでみたが、彼等は我々の叫ぶ声による訴えは無視し、我々の声を聞いてくれる気配もなかった。

かえって彼等は我々のものをかすめ、我々を食いものにし、我々の数を減らした者達を助け、彼等の不法をかばい、我々にかけられた軛を外してはくれず、我々を食いものにし、散り散りにちらし、我々を殺してその事を隠し、彼等が我々に手を振り上げたことを思ってもみてくれなかった。」

 

 

 

 

 

 

悪魔の選別

 「悪魔の選別」

 

 

 悪魔の選別の本題に入る前に「毒」について話します。

 

①毒の起源と歴史

  

 <古代>

 「毒」の起源を調べると、考古学の成果によれば、原始人達は斧や棍棒の時代から下がって剣を武器とし、それよりも強力で容易に命を奪う方法として「毒」を用いるようになりました。初期の人々が様々な効果を持つ「毒」を発見し、それを武器としていたのは明らかです。そして、この奇妙なる毒物の存在とその使用方法は、部族や氏族の長老達によって秘蔵されるとともに、偉大な力の象徴とみなされていたという考え方もありました。それは典型的な「呪医」「魔女」という概念の誕生でもありました。

 

 毒の危険性とその扱い方が理解されるようになったのは、その危うさを味わった人間がいるからです。ポントス(ヘレニズム時代のアナトリア北方の古王国)に君臨したミトリダテス4世は毒による暗殺に怯えながら一生を過ごしました。

彼は解毒の方法を求めて奔放した先駆者と言われています。在位中のミトリダテス4世は死刑囚に毒を盛りつつ解毒薬の治験を行い、自分があらゆる毒への耐性を得ることが出来るように、なかば偏執的なまでに毎日幾つもの毒を試したのです。ついに、彼はわずかな量のハーブを幾つも調合することで、この時代の最も有名になった治療薬を発見しました。それは『ミトリダティウム』と名づけられ、彼の王国がローマのグナエウス・ポンペイウスによって征服されるまで極秘の扱いを受けていました。

ポンペイウスが勝利した後は、ミトリダテス王の解毒薬の製法、及び薬草の研究所はローマ人のものとなりました。小プリニウスは7000以上のもの毒について記述しています。彼によれば、「ポントスの一地方で毒入りの餌を与えられていたとおぼしきアヒルの血、それが後にミトリダティウムの調整に用いられた。なぜならアヒルは毒入りの餌を食べても、全く健康であったのだ。」と。

 

 

 古代インドにおいても、毒を塗った武器は用いられ、戦術にも使われました。

カウティリヤ(紀元前350~283年頃)は、マウリヤ朝初代チャンドラグプタ王の相談役であり、首相でもありました。カウティリヤは国益を得るために秘密の武器、すなわち毒を使うよう王に誘いかけました。また暗殺の警戒と、毒見役の設置も急ぎ、毒を検出するための方法も洗練させたのです。更に王命に逆らった者を毒によって死刑としました。

 

 

 また、古代エジプトでは最初期のファラオ、メネス王が毒性のある植物や毒液の分析を進めていたと考えられる記録があります。

その後のプトレマイオス朝エジプトでは、毒に関する知見が存在したという証拠が、古代の錬金術アガトダイモン(紀元前100年頃?)の著作に見つかっています。彼はある種の鉱物とナトロン(ソーダ石)が混ざると「猛毒」が生み出されると語っています。

 エジプト人は、アンチモン、銅、鉛、天然の砒素、アヘン、更にはマンドレイクといった素材への知識も継承されていたと考えられています。他にもこのような秘密がパピルスには蔵されています。

今では、初めて毒を高度に抽出して巧みに操ったのはエジプト人であると考えられているようです。あのクレオパトラの時代も、コブラの毒以外に、ベラドンナやヒヨス、ストリキニーネの木の種などいくつもの毒を試したと伝えられています。

 

 

 次にローマでは、毒殺は晩餐の席や公共の飲食スペース等実行でされ、紀元前331年には既に確認されています。このような毒殺は、社会のあらゆる階層で私利私欲の為に広く行われていました。

 リウィウスは、ローマの上流階級や貴族達のうちで毒殺された人間を記録しています。ローマの皇帝ネロもまた、側近に毒を与えることを好んでいたことでも有名で、私設の毒殺者さえ置いており、お気に入りの毒は「シアン化物」だったようです。ネロの先帝であるクラウディウスは毒キノコか、それに代わる毒草で暗殺されたという説があります。

 

 

 <中世>

 

 中世ヨーロッパでは毒の性質が知られ、それが単なる魔法や奇蹟ではないことが理解されるようになると、「薬」と「毒」を販売し、供給するアポセカリーと呼ばれる商店が現れてきました。毒を持つ医学的な側面については殆ど知られていなかったのですが、そのせいか実用的でも合法的でもない目的から人々は公然と毒を買い求めたといいます。それらアポセカリーで働く錬金術達は、直に毒を扱う為、いつ健康を損なうかもしれず仕事をしていました。この頃の時代では世界中で毒を扱う技術が進んでいて、アラブ世界においては、飲み物に砒素を入れ、透明化し、しかも無味無臭にする事にも成功していました。この手法は、その後少なくとも100年間は検出されなかったようです。

 

 当時、中世のイギリスをはじめとするヨーロッパには毒への妄想症が蔓延していました。毒を使えばたやすく殺人が行える上、痕跡が気づかれずに済む。大衆が毒素に対する対策を求めたとしても、それに関する本は不安を煽るだけか、完全に間違っていたりもしていました。当時の冴えた書店員は、この問題を本を販売するための手とし、人々がありもしない安全策を求めて本を買うために、危険を誇張しました。

 宝石商なども毒素を弱めるアミュレットを販売し、傷薬を扱う医師は、この疑惑によって大いに利益を得ました。

大衆が待ち焦がれていた情報は、結局学徒と科学者だけのものであり、一般大衆はその妄想を確かめることは出来ませんでした。

 

 

 ルネサンス期>

 

 ルネサンス期頃は、違法かつ卑劣な目的で毒を用いることが隆盛を極めていました。それが殺人や暗殺に必須の道具となっていたのです。犯罪結社などで毒が人気を得たのは、毒そのものに新たな発見がされ続けていたことに理由がありました。

 14世紀から15世紀に生きたイタリアのある錬金術は、毒性を持った物質を掛け合わせることで強い効果を生み出すことに気づいていました。学問としての体系も整えられ、今日の『毒性学』として知られるものに近づいていきました。こうして人を殺すための毒は社会に根付いていき、夜会に訪れる人間は、主賓あるいは客の誰かが食事に毒を盛りはしないかと恐れるようになったのです。

 

 この15世紀には、錬金術と毒殺者によるギルド、Council  of  Tenが組織されています。

 

 

 16世紀には、毒がある種の学問にすらなっており、ヴェニスやローマ、イタリアのいくつかの都市では毒の使い方及び、学問としてのそれを教える学校が誕生しました。

「Neopoliani  Magioe  Naturalis」(1589年末)という本は学問としての毒と、実践に役立つ技術とを詳細に解説したものです。この著作によれば、最も効率のよいのは狙った人間のワインに毒を混ぜることであり、この手法は当時大変普及しました。

 

 16世紀の末期には、技術としての毒の中心地はイタリアからフランスに移り、

1570年代にはパリだけで3万人もの人々が何らかの形で違法かつ道徳的でない毒の使い方をしていたという数字もあり、この現象そのものが、「悪疫」或いは「伝染病」と呼ぶに相応しいものになっていました。この伝染病は、幾つもの弔いの鐘を響かせる一方で、犯罪とは何のかかわりもない人々に大きな影響を与えています。とりわけ貴族の多くは毒の恐怖におびえるばかりでした。

 

 

<20世紀>

 

 1900年代に入ると、毒に対する技術もまた改良され、効果的なものとなっていき、毒を使って悪事をなすことは前世紀に比べて非常に難しくなっていきました。

また、教育を受けた層が広がることで、毒の使い方を理解することの出来る人間も増え、結果限られた一部の人間だけが殺人を実行できる知識を持っていた、というのが、全く過去のことになってしまいました。

とはいえ、現在でも殺人の道具として毒は使われています。20世紀のはじめには砒素がよく使われ、半ば頃にはシアン化物がポピュラーとなりました。

また、世界大戦時中には自殺の道具としてエージェント達がシアン化物を使用しました。

 

 

 

 ……ということで、「毒」の起源と歴史を書かせていただきましたが、

本題は「悪魔の選別」です。「神の選別」、もしくは「選民」という言葉はきっとよく聞かれると思います。それは最後の審判で選ばれた人々であり、審判後に神と共に永遠に幸せに暮らすことの出来る約束された人々を指しています。

神に自分が選ばれるのかどうか、選民になれるのかどうかは誰もわかりません。

自分が望んでも、選ぶのは神なので誰もわかりません。

 

 さて、反対の悪魔も実は、神が人間を創造されたはじめの頃から自分達の選民を選んできています。それは、自分達と同じように神に反抗し、自分達を神と崇めて付き従う人間を集めているのです。

人間は神に選ばれるかどうかは、死ぬまでが勝負です。死んでもまだ生きられる、来世がまたあるのだから生まれ変わればいいという、悪魔が永年に渡り人類に教えてきた嘘のシナリオを信じる者には、今世限りの命を受け入れられない話かもしれませんが、

本当に聖書を理解している人達は、1度きりの今世限りの生き方で、神から選ばれるか、悪魔側に選ばれるかが決まってしまうということを知っています。

 

 悪魔は当然、一人でも多くの人間どもを自分達の仲間として引き入れ、自分達の地獄行きの選民とならせたいのです。

悪魔の最も近しい人間、この世の支配層の連中(ネフィリムの血統・堕天使と人間の女との子供)と、それに付き従っている仲間のことですが、彼等はそうした自分達の父であり、神の望みを叶えることを生きがいとしています。

その見返りに、悪魔サタンも自分達の子供達を愛し、守り、この世での最高の栄華と望む全てのものをを与えているのです。

 

 この世の支配層である彼等はそうして、自分達の父の命令(霊媒による指令)に常に聞き従い、この世を一つに束ねて牛耳りながら、世界を支配し続けているのです。

 

 彼等の仕事はこの世の人間を一人でも多く、自分達と同じように悪魔を神と崇め、悪魔の選民となるように教育し、殺していかなければなりません

その為には当然、この世が天国のような善良で誰もが不平不満のない世界にすることはありません。己の欲の為に常に他人のものを奪い合う世界でなければならないのです。

そして、憎しみを生んで、神の教えの愛から人々を遠ざけようとするのです。

 分かり易いのが戦争です。常に国と国、隣国と隣国、大国と大国が争い、血を流す世界にしておかなければなりません。そうしておかなければ、隣国同士がどんどん仲良くなり、助け合い、与えあい、平和で豊かな世界を作ってしまうかもしれないからです。

幸せで善良な人間ばかりになってしまっては彼等の目的には合わなくなってしまうでしょう。

 

 彼等はよく、世界的な組織を作り、偽善の慈善事業を推し進めたりしていますが、本気で取り組む気など毛頭ないのです。本物の慈善団体が出来ようものなら、取り込むか潰して監視し、決して世界平和などへは導きません。(募金団体などは要注意です。)

 

 

 そしてもう一つ彼等の仕事は、自分達と同じような悪魔の性格、霊性を育てることです。生まれもって邪悪な人間はそのままにし、それ以外の人間を悪魔向きに変えようというのです。

分かり易く言えば、聖書に書かれた、神が忌み嫌う人間性に私達を育てたいということです。この世を見渡せば、彼等の選民となるべく宗教、教育や環境が全て整っているのが分かるはずです。

 

 

 上記に書いた「毒」について、彼等は古代よりそれを様々に利用してきています。

毒の起源についての最初の概念が「呪医」「魔女」であり、歴史を下がって次に

錬金術師」が現れます。

錬金術とは、最も狭義には化学的手段を用いて卑金属から貴金属、特に金を精錬しようとする試みの事を指しており、金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象としてそれらをより完全な存在にする試みのことです。その思想は「賢者の石」を創り出すことであり、人間を不老不死にすることができる究極の物質であると考えられていたのです。神にも等しい智慧を得るための過程の一つが「賢者の石」の生成だったと言います。

錬金術の守護神はヘルメス・トリスメギトス=神秘主義悪魔崇拝)となっています。)

 

そして毒から生まれた「薬」の誕生です。しかも錬金術が薬を販売していたのです。

もちろん、化学・科学とも密接に関係しています。宗教ではカトリックと深い関わりがあります。

つまりこれら、一つ一つの言葉が悪魔サタンと密接に繋がっているということが調べると判ってきます。

そして、現代に移り考えてみても全てが一致してくるのです。

 

 

 考えてみなくとも、この世は既に毒だらけです。衣・食・住、自然に至るまで、彼等支配層によって汚されてしまっています。あの有名な「モンサント」もそうですし、水質問題、大気汚染も問題になっています。「ケムトレイル」もあります。

人類は「毒」まみれの悪魔世界に住んでいるわけです。

 

 そしてもう一つ、彼等悪魔の血統を受け継ぐ者達は、上記の歴史が物語るように、自分達が毒殺されないようにしてきています。彼等は「毒」を少しずつ体に慣らすという方法を使い「毒に対する耐性」を獲得するという方法を見出してきたわけです。

それに、イルミナティの血統に入る被害者であり、告発者のフィオナ・バーネットさんの話によれば、元々イルミの血統はIQも高く、体力的スキルも通常の人よりもかなり強いと言っています。ということは、彼等は「毒」に対する耐性も通常よりも強い可能性があると言えます。

 

 ここで、「毒の耐性」といくと、薬の「ワクチン」も同じ考え方で作られていますね。このワクチンを作っているのは彼等イルミの配下にある製薬会社です。

知らない人はいないと思いますが、世界中の医療を牛耳っているのはロックフェラーであり、そのバックには大元締めのロスチャイルドがいます。

これは既に陰謀論ではない事実であり、その配下にビル・ゲイツもいるわけです。

 

 

  ●お勧め動画YouTube

「Revelation: Bill Gates & ID 2020 / Microchips for a Cashless Society」

 ODD TVさん配信(2020/4/5公開)

 

 

 

 

 ちょっと考えてみて下さい。私達はこの世に誕生して間もない赤ん坊の頃より、政府によって、半ば強制的にあらゆる「ワクチン」を受けさせられてきています。

その理由は常に「あなたを病気から守ってやるんだ。」という彼等側の押しつけがましい親切です。本当に政府はそういう親切心があると思いますか?

この押しつけがましい親切の「ワクチン」は時代を経るにつれ、その毒性もまた強まってきているのです。元は毒であり、ワクチンは「薬」でしょうか?

やはり混入されている成分を聞けば「毒」以外の他に何があるんでしょうか?

 

 今、世界中の政治家は「コロナのワクチン」を人類に打たせようとしています。

彼等はどうして「ワクチン」をそんなに打たせたいのでしょうか。

既にいくつかの「ワクチン」を受けた人々の中では、副作用が現れた者、また死亡した者も出てきています。

そもそも彼等は死亡した人を悼む気持ちなど毛頭ありません。「人口削減」か?とか叫ばれていますが、それもその通りでしょう。彼等は幾ら人々がコロナにかかり世界中で沢山死んでも、ワクチンを打った後に死んだとしても初めから一向に構わないのです。 

 

 

 

 私は「悪魔の選別」について話しています。

もしかしたら、彼等支配層が永年やっているかもしれない「毒」を体に慣らして身体的スキルを作ること、それに生き残ることの出来る人間が、彼等と同じ仲間として相応しという「悪魔の選別」を行っているのかもしれません。

 

 

 もう一つ有益な動画を紹介します。

●「Pharmakeid / Drugs,  Black Magic & the End Times / Part one」

 ODD TVさん配信(2021/1/24公開)より

 

 この動画の内容は「薬と魔術」について詳しく話しています。

 また、聖書<ガラテア>5:16~21

      <啓示>  18:21~2 を引用しています。

 

 製薬会社が新しいワクチンを作成する時、彼等のWebサイトのCdcによってリストされているワクチンの幾つかの成分について教えてくれています。

 

アルツハイマー病を引き起こすアルミニウムを含む。

・49.6水銀を含むホルムアルデヒド、別名防腐処理液チメローサル。

・ネイルポリッシュリムーバーの溶剤であるアセトン。

・中絶された人間の胎児の細胞WI-38および、動物の細胞、鶏・豚・犬・猿・馬・兎・牛なども含みます。

 

 となっており、非常に疑わしい化学物質、つまり毒物が入っていると伝えています。

基本的に薬局は、様々な種類の毒物特許を混ぜ合わせ、それをパッケージ化し、特定の病気を治療出来ると彼等は主張しているのです。

 

 この動画では、「薬」の歴史を紐解き、やはり毒物学の父パラケルスス(1493~1541年)を挙げ、パラケルススが医者でありながら、哲学と治金学者であり、筋金入りの錬金術師であったこと、オカルト学者であったことを詳しく説明しています。

パラケルススは、水銀を金に変えて普遍的な病気の治療法を見つけることを考えていました。(彼はしばしば、水銀・鉛・錫などの金属は人々を病気から浄化させることが出来るとしていたのです。)

しかし、その普遍的な溶液は、あらゆるものを破壊する可能性があったのです。

そして、また彼のオカルト思想により、その錬金術は寿命を延ばす為の秘薬「賢者の石」として知られるものでもあったのです。

 

 この、パラケルススの普遍的な治療法として定義されている「アゾット aZOth」と呼ばれる薬は、普遍的な溶媒として求められていたといいます。

これは偶像化された別の錬金術と同じ物質アルカへストアゾットが目標でした。

 

 錬金術作品のビジョン、そのシンボルは「̚カドゥケウス

      これはオカルト式用語です。

 

 薬のシンボルマークはどこでも共通しているデザインが多い

 (杯の形に蛇が巻き付いているデザイン)

 

 これはギリシャ神話では「ハイジア」はエスカラピアの娘で助手。薬の癒しの神ヒジアのシンボルは「知恵の蛇が飲んでいる薬用ポーションであり、知恵の蛇は、エスカラピアの棒にも現れる。医学の象徴であるエスカラピアは、ギリシャの医学の神である。

 

 そして、アメリカのアポロの息子はカドゥケウスがヘルスケア業界のシンボルとして一般的に使用されています。

 

 

 また、悪魔の像バフォメットには「カドゥケウス」が確かにあります。

バフォメットの両腕に書かれた文字、片方には「SOLVe」、もう片方には「CoACuLA」

これは、錬金術のプロセスである「解決」と「凝固」であり、分解して再構築することを意味しています。

 

そして、バフォメットは「両性具有」であり、

    雄と雌の合体をとは、 hermaphrodie(n.) と書きます。これは、エルメスの息子であり、アフロディーテとして知られる愛の女神を意味し、更に水銀および、金星ヘルマプロヂュース(夫婦合体にして体を作った?)としても知られています。

ヘルマプロディート症は男女病の意味です。

 

 

 つまりまとめると、雄雌胴体は、「カドゥケウス」が置かれている。

  (オカルト文学には雄雌合体と蛇)

錬金術で重要な水銀、「水銀」という名前としても知られている「エルメス」。

パラケルススの時代から私達が身体の中で経験してきたことは全てギリシャ神話とオカルト的な伝統に由来しているということです。

 

 

 悪魔の支配階級は、社会をセックスレスにし、男女を一緒(両性化)にし、家族単位を徐々にバラバラに破壊することであると言っています。その為に彼等は日常の薬品類である製品を通してこの目標を達成しようとしています。

 

 私達が普段家庭内でよく使う洗剤製品や化粧品類?その他にはホルモン撹乱物質が含まれています。(内分泌撹乱物質) 

これは体の内分泌系を妨げる化学薬品であり、不利な発達生殖を生み出すのです。それはホルモンを破壊し、体を混乱させるものなのです。

そして、ワクチンも同じことが言えるのだと伝えています

 

 

※※上記の私の訳理解よりも

Edeen Mediaさんが、本日同じODD TVさんの動画の訳文の動画をさっき2時間前に出してくれておりましたので、そちらの方のが分かり易いと思いますので、是非ご覧くださいませ。

 

 

 

 

※※また、もしこのワクチンがDrキャリー・マディの告発のようなDNAワクチンであり、ナノテクノロジーワクチンであるとするなら、正に聖書の黙示録である「666」を意味しています。

<啓示>13:16~「またそれは、全ての人、すなわち、小なる者と大いなる者、富んだ者と貧しい者、自由な者と奴隷を強制して、その右手や額に印を受けさせ、またその印、つまり野獣の名もしくはその数字を持つ者以外には誰も売り買い出来ないようにする。……聡明な者は野獣の数字を計算しなさい。それは人間の数字なのである。そしてその数字は666である。」

 

 

 

 

 ということで、あなたは、この世のあらゆる「毒」を喜んで身体と心に受け入れてもいいのでしょうか?