tekuteku-tekutekuの日記

聖書研究と陰謀論

フリーメイソンと共産主義 2

 ③カインの種の混合が悪魔の出現を招来した。

   フリーメイソンにおけるカインの名

 

 

 「カインのようになってはいけません。彼は悪者に属して、兄弟を殺しました。なぜ殺してしまったのか。自分の行いが悪く、兄弟の行いが正しかったからです。」

 <ヨハネの第一の手紙3:12>

 

 歴史に見られるオカルト組織の発達をたどる時、カインの罪、史上最初の殺人の重要性は注目に値する。

ヘブライ語でカインは"Kajin"と綴られる。これは詠唱するかのように発音する。"Koon”もここから派生している。トバル・カインはカインの子孫であり、その名はフリーメイソンの秘密の合言葉として今日利用されている。

 

 トバル・カインはレメクの息子であり、ノアとは兄弟関係にあるが、レメクの2人の妻の一人から生まれている。

彼は鍛冶屋で、後には魔術、妖術の祖として有名になった。

その父レメクはカインの血筋のメトシャエルの息子である。

 

 

 アダムの2人の息子、カインとアベルにはそれぞれの世界が開けていたから、不和の原因などはほとんどなかったと考えられる。それでも、邪悪なカインは弟に喧嘩をふっかけた。聖書によれば、2人は神に捧げ物をしたが、神はアベルの捧げ物だけ目を留め、カインの捧げ物は、※彼が価値のない者、即ち蛇の血統であったため、目を留めなかった。このため、怒りと嫉妬に駆られたカインがアベルを殺害したとされている。

 

 

◆補足文

※<創世記3:3~>「そしてしばらく経ってからのこと、カインは地の実りの中から幾らかを神への捧げ物として携えて来た。一方アベルの方も自分の羊の群れの初子の中からその脂ののったところを携えて来た。」とあり、カインが「蛇の血統」であった事実は書かれていません。一般的な解釈として言われているのは、神がカインの捧げ物を選ばなかったのは、カインがアベルと違って、最高の品物を選ばずに神の捧げ物として持ってきたからであろうと言われています。

 

 

 

 これに関して(ミドラッシュ)には、カインが世界を2人で分けることを、つまり土地の全てを自分が、地上の人的財産をアベルが取ることにしようと、アベルに持ち掛け、アベルが立っているのは自分の土地だから立ち退いてほしいと告げたところ、

では、カインが着ていた獣の毛皮は自分の物だとアベルに言い返されて争いが生じ、アベルはカインに殺害されたと、やや誇張された感のある話が記されている。

 

 神はカインを「エデンの東、ノドの地」に追放した。彼は前アダム人の女を娶って、更なる過ちを犯した。……カインの妻は禁じられた、不自然な肉の出だった。このことはソドムとゴモラの男たちに言及する。

 <ユダの手紙11>の

「不幸な者達です。彼等は『カインの道』をたどり…」で明かされる。

確かにソドムとゴモラの男たちは不自然な肉の欲の満足を求めていた。

前アダム人は、蛇のシューッという音にも似たヘブライ語"Nachash”(「黒人」の意)で言及された。アラブ語の“Chanas”はサルの意の“Khanoos”、悪魔の意の“Khanas”同様、このヘブライ語から派生している。

 

 このように、歴史に見られる種の混合、悪魔の出現はカインの過ちと結びついている。カインはまた、黒ミサ、即ちサタンのミサをこの世で初めて祝ったことでも知られている。

 

 

 今日、カインの名はフリーメイソンの中で2つの形で生き続け、どちらもこの組織の最も重要な教義を支えている。

スティーブン・ナイトが不自然なその死の直前に『知られざるフリーメイソン』(邦訳:中央公論社刊)で指摘したように、まずそれは殺人、殺人の脅威、そして殺人の再現を根幹とするフリーメイソンの重要儀式の中で生きている。

従って、最初の殺人者カインとフリーメイソンの直接的結びつきの一つは、こうした儀式によって裏付けられる。

 

 また、フリーメイソンにとってカナン伝説が重要な意味をもつことは、カナンが実弟を殺害しているという事実によっても裏付けられる。フリーメイソンにあっては、同胞メイソンのために、実の兄弟に逆らうことを求められたら、それを実行しないと死をもって制裁されるのである。

 

 第2にそれはフリーメイソンの秘密の合言葉に生きている。フリーメイソンの秘密の合言葉は「トバル・カイン」である。(ヘクソーン著『秘密結社』)

カインの子孫トバル・カインはノアの父、2人の妻(アダとツィラ)をもったレメクの息子だ。「ッィラもまた、トバル・カインを産んだ。彼は青銅や鉄で様々な道具を作る者となった。トバル・カインの妹はナァマといった。」<創世記4:22>。

ナァマは血縁ハムと交わったことで、カナンの呪い招くと共に、この世に人身御供と人肉̪◯食をもたらした人物としても記録されている。

 

 

◆補足文

★カナンの呪いとは、ノアの息子ハムの息子のカナンの事を指しており、<創世記9:24>に記されているように、ハムの息子カナンは裸の祖父を見た。セムとヤフェトも裸の父を見たが、慌てて着物で父の裸を覆った。しかし、目を覚ましたノアは自分が寝ている間に生じた事に激怒して、カナンに呪いの言葉を発した。という内容のことに起因しています。

「カナンは呪われよ。奴隷の奴隷となり、兄達、セムとヤフェトに仕えよ。」

ここでは、カナンがどうしてここまで祖父のノアに呪われるのかの理由が実は書かれていません。聖書はそれを書いていないので、研究者の間では様々な憶測がされているのです。)

 

 

 

 メトシャエル(レメクの父)の孫トバル・カインは、カインの家系にあるところから、この名がつけられている。彼は魔術、妖術の祖であり、それ故フリーメイソンにとっては重要であり、合言葉として彼の名が使用されているのである。

 

 黒人のクシュを父とするハムの子孫二ムロデは、世界一悪魔的な支配者であり、更には世界最初の支配者となった。

彼はアダムとイヴの衣による、その力を利用して性的共宴(オルタギア)、幼児の人身御供を行ったが、ついには神への反逆の罪によって斬首された。

 

 セム(ノアの正当な後継者)は二ムロデの体を切り刻み、血塗れのまま神官に送り付け、彼等の悪魔崇拝を止めさせようとしたが、神官達は悪魔崇拝を止めるどころか、二ムロデの肉片を「木立」や「聖地」に隠し、礼拝の対象としては崇め、第一の「秘儀」とした。

二ムロデの形見のこの秘密(秘儀)は、長い教化期間を経てはじめて、つまりバール信仰者を裏切らないと信用されて後、参入者に授けられた

これが「秘儀」の起源の真相であり、アルバート・パイクの著書『道徳と教義』に記されているように、フリーメイソンにの儀式の全てはここから始まっている。

 

 

 世界中の悪魔的慣習の起源をたどっていくと、途切れることのない線となって、

グノーシス思想(「神秘的直観の意のグノーシスに由来)に到達する。

 

この神秘的直観とは、秘儀、即ち二ムロデの形見の肉片が隠されている場所の秘密を知る事である。フリーメイソンのシンボルの中でもひときわ際立つ「G」の文字はグノーシス思想に起源をもつことを示すと同時に、“Generation”(バールとアシュトレトの豊饒の性的カルト儀式)をほのめかしている。

 ちなみに、この「G」は大手メディア企業がネット社の系列企業のロゴに採用されている。同社は年間1億ドルもの損失を計上しつつ『USAトゥディ』紙を発行して、アメリカ全土の新聞社およびテレビ局を急速な勢いで合併、吸収しつつある。アメリカ国民の心を支配できるなら、一億ドルの損失くらい安い代償というわけだ。

 

 

 

 

 ④アメリカを両性具有の国にするというカバラ思想

 

 

 

 二ムロデのたどった道はオシリスとその妹イシスの伝説にも生きている。

オシリスカナン人の神バールの別名)とその配偶者アシュトレト(ことイシス)の儀式は、カナン人によってエジプトに持ち込まれたもので、そこでは豊饒の神々が崇拝された。 

 エジプトの伝説によれば、オシリスの弟セト(セム)は彼を14の肉片に切り刻んだとされている。イシスはそれを集めたが、最も重要な男根が見つからなかった。伝説によれば、カニが食べたとされているが、イシスはそれに代わるものを木で作って、兄を復元したのだった。

 

 男娼、売春婦に捧げられたバール神の神殿に起源をもつところから、フリーメイソンは合衆国を両性具有の国にするという隠された動機のために暗躍する見えない勢力であり続けてきた。その思想的指導者アルバート・パイクは、このことについて、独断的なその書『道徳と教義』(前出)で、「畏れ多くて口に出来ないその名の綴字を逆に並べて分割したところ“bisxual”(バイセクシャルとなった。」とあっさり白状している。

 

 これは正にカバラ思想であり、私達の目をバールとアシュトレトのカルトに直接向けさせるものである。

同署でこの点をより明確に記しているのが、

フリーメイソンは啓蒙の光を求める。これを追求していくと、ご覧の通り、カバラ思想に直接結びつき、そこに戻っていく。自説を曲げない真の宗教は全てカバラに発し、カバラに帰する。イルミナティヤコブベーメ、スェ-デン・ボル、サン・マルタンなどに見られる宗教的理想の高邁な部分は、全てカバラから借用されている。フリーメイソンの組織も全てその秘儀、シンボルをカバラ思想から拝借している。」

という記述である。

 

 フリーメイソンの真の起源とその目的について、これ以上明確に示したものはない。

カバラ思想を起源にもち、世界に散らばる600万人のフリーメイソンを支配する実力者集団にして更に謎の多い組織イルミナティを通じて、悪魔的目的を果たすのがフリーメイソンである。

 

 

 始まりからして、その「秘儀」は常にバイセクシャルだった。いや、彼等は欲情の赴くまま、快楽にふけったというべきだろう。つまり、より刺激的で新しい官能世界を探し続けたのだ。現代の心理学者の言う「既存のものに代わるライフスタイル」的気晴らしである。

 

 デルタ(三角形)はそうした淫乱な儀式のシンボルだ。何しろ、合衆国議会図書館のポルノ関連の一大蔵書には「デルタ・コレクション」と呼ばれ、そのコレクションに含まれる書籍目録の蔵書カードの左肩には三角形のシンボルマークが付けられているくらいである。デルタは永遠の存在(ヘブライ語の“Yod”)の三位一体サークルを意味する。二重デルタ(ユダヤ教のシンボルである六芒星)では、上の男性三角形が下の女性三角形に対して至高の存在であることを示して、男性デルタが女性デルタを貫いている。逆三角形はカドシュの位階の儀式においては、大父祖および大皇帝としてのルシファーを意味し、分割され得ない三位一体を構成する。このため、カドシュの位階は逆デルタに盲従の誓いを立てる。

 

 三角形はまた、フリーメイソンのロイヤル・アーチのチャプター(上位ロッジー訳者註)のシンボルとして、分割され得ないフリーメイソンを意味することもある。

デルタもしくは三角形は今日、何百ものアメリカの企業の新たなロゴとして大々的に採用されているアメリカのビジネス界に氾濫するこのロゴを集めた分厚いレポートが筆者の手元にあるが、その企業がフリーメイソン帝国の一部であると、選ばれた人々に伝えるためのものと思われる。

 

 また、「トライアッド(三角形)」は、ビジネスの方策として日常的に殺人を行う中国古来の闇組織の名である。

三角形は世界中で、国際のシンボルであり続けて来たということだ。武器商人カショギ(彼のビジネスは1980年代、イラン・コントラ事件に発展した)は、自分の活動をアメリカ支社に連絡する時、支社をトライアッド・アメリカと呼んでいたこの支社は多くの地域で多くのアメリカ人を騙し、何千ドルもの契約をせしめるだけせしめて破産した。ここにも象徴されるものがある。

 

 

 

 

 ⑤「赤」が象徴する革命と罪なき人々の大量虐殺

 

 

 

 紀元前586年から537年にかけて、ネブカドネザルによって、バビロン捕囚が行われた。(後、ペルシャのキュロス王がバビロンを占拠し、エルサレムの帰還を認めた

)このバビロン捕囚の間、カナン人の様々な種族は自由に混ざり合った。ユダの子孫カナン人の一派と交わったのはエドムの子孫だった。

エドムとは「赤」を意味し、「捕囚」以降、「赤」は革命ないしカナン人による罪もない人々の大量殺戮を意味するようになった。

ちなみに、イルミナティの成立を支援したロスチャイルド家も、その家名をバウアーからロート(=赤)シルド(=楯)に変えている。

 

 

 異民族間の交わりの結果、子孫の間には、どれを自分達の慣習とすべきかについて、大きな混乱が生じた。この混乱を解消しようと、捕囚達は宗教的教えを一冊の書にまとめ始め、紀元前2世紀になる頃には、ヘブライ語で「教え」を意味する<タルムード>を、その基礎をなす口伝律法<ミシュナ>とその注訳書<ゲマラ>として完成させた。ただし活字となってそれが現れたのは1520年で、ダニエル・ボンバーグによってベネチアで出版されている。

 

 

 悪魔崇拝の都バビロンにその起源を持つため、悪魔学はタルムードの全体を通じて重要な役割を果たしている。

 

 悪魔学デミウルゴス(悪の創始者)を世界の創造主として言及すると同時に、悪魔の様々な姿を、①マジキム、②シェディム、③ルホトと定義している。また悪魔の王としてはアスモデウスが挙げられている。

ミシュナによれば、紀元前2世紀、以下の2つのことは決して大衆に明かされてはならない(授けられてはならない)とされた。

①創造の作業、②戦車の作業(秘密の活動「神の座」を意味する)。

この教えは後フリーメイソンの秘密の儀式の中で更に正式のものとなった。

 

 

 起源1280年、タルムードの思想を更に発展させた「ゾハール書」(光耀篇)が現れ、神聖なカバラ思想として知られるようになった

この思想は

①新たな教えの中で最も神聖な言葉としてのジェネレーション(豊饒の儀式)

イスラエルだけが未来世界を所有できるという教え

この2つを基礎としていた。ちなみに、先述したように、ジェネレーションは後、フリーメイソンのシンボル「G」となった。

 

 「ゾハール書」は紀元3世紀にはバビロンに現れていた。

「セフェル・イェッラー(形成の書)」に由来し、その象徴である10のセフィロト(数)は、宇宙は10の数字と22のヘブライ語アルファベット文字に起源をもつという思想に基づいていた。(22枚のタロット札やセフィロトに通じる「22の小径」はこのアルファベット文字に対応する)。

 

 

 カバラ思想の中では、悪は独自の謎めいた姿で現れるが、その教えるところによれば、悪はこの世の生命の出現、すなわちアダムに遡り、アダムこそが生命の流れ全体のバランスを狂わせたとされ、それ故、この世のアダム人の肉体的存在を正式のものと認める教会あるいはキリスト教思想も取り除かねばならない問題であると見なされる。

カバラ思想およびその継承者フリーメイソンの、思想の根底にある反生命原理の正に核心である。

 

 また、その主張するところによれば、最終的には悪魔崇拝が教会およびキリスト思想を圧して勝利を収め、善と悪との問題に、悪の勝利、即ち善をこの世から抹消することで決着をつけようという計画なのだ。

いささか安直ではないかと思えるが、この計画こそがカバラ思想およびフリーメイソンの基本前提である。

 

 

 現在、私達はこうした反生命の教えに、文明が発達していく多くの場面で遭遇、直面している。……カバラ思想のフリーメイソンは、私達の生命の血統を抹殺し、カナン人の呪いの最終勝利をこの世にもたらすことに照準を定める。過去を振り返る時、カナンの子孫たる陰謀者によって定期的に繰り返され、人々を苦しめてきた大量殺戮、戦争、人類の破壊といったことに反駁の余地のない説明をつけられるのは、この驚くべき見解をおいて他にはない。

 

 

ユダヤ百科事典』では、カバラに61ページが費やされている。同事典の見出し語としては破格の扱いだ。そこでは「キリスト教カバラ」、つまり世俗的人間至上主義の中心的成果が18世紀後半、即ち「啓蒙主義運動」の時代に神智学フリーメイソンの中に表れたと指摘されている。

18世紀から19世紀にかけて、様々な革命を引き起こし、諸革命以前には宗教改革を生じさせたのは、世俗的人間至上主義におけるこの一大勢力だったということだ。

 

 こうした政治的結果は「ゾハール書」の教えの倫理的帰結であり、その教えによれば、エン・ソフ(無窮なるもの)は間接的なやりかたで世界を創造して、肉体的存在(生命)によって汚されるのを避けたとされる。(ここでも、この思想体系にある教えは基本的に反生命的であることが明かされる)。この無窮なるものは10のセフィロト(神性からの流出)を介してのみこの世に顕現する。

「ゾハール書」の教えでは、神あるいは神の息子イエス・キリストのこの世への示現は一切否定され、非神性ないしは人間的な教義ばかりが強調されるのである。

 

 

 正統派ユダヤ教徒の宗教的慣習は、カバラ思想に基づいている。

彼等は「ゾハール書」に「世界中の民族を圧して勝利する時代」と記されているように、来るべき勝利(タベルナクルの祭)を祝う。「それゆえ、この祭りの間はルラヴ(ナツメヤシの葉)を採り、トロフィーとして携え、我々がその他の人々(全民族)を支配したことを示すのである。」

 

 

 

 

 

 

 

 

(……上記まで読まれた読者は、フリーメイソンという組織が表向きに見せる「慈善事業団体」の顔にはもう決して騙されないことと思います。)