tekuteku-tekutekuの日記

聖書研究と陰謀論

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』16

 

旧約偽典『エノク書

 

 

 

 第81章

 

 

 

 彼は私に言った。

「エノクよ、天の板に書いてあることをよく見るがよい。そこに書き付けてあるのを読んで、一つ一つよく悟るがよい。」

 

 私は天の板を全部観察し、書いてあることを全部読み、全部理解し、その板、そこに書いてある一切のこと、人間と地上に住む全ての肉の子の行為を、未来永劫まで読み取った。

それから直ちに私は主、永遠の王を、世界の全てのものを造られた方として褒め称え、主をその寛容故に賛美し、この世の子等のことについて彼を褒め称えた。

 

 その時私は言った。

「幸いなるかな、義人または善人として死に赴き、不義を責めることを書かれたことがなく、咎を見出されない人。」

 

 あの3人の聖者が私を連れて行って、地上にある自宅の門前に坐らせてこう言った。

「君の子メトセラに何もかも知らせるがよい。君の子等が皆に、主は彼等の創造者であられるが故に、彼の前には肉なる者は義人とは認めてもらえないのだという事を示すのだ。

 1年間、君の子等のもとでゆっくりさせてやろう。その間に遺言をし、子供達に教え、書いてやり、君の子供達全部に証言するがよかろう。

2年目には君を連れに来るから、彼等とは別れるのだ。気をしっかり持つのだ。

善人は善人に義を告げ、義人は義人と共に喜び、互いに挨拶を交わすであろう。

罪人は罪人と共に死に、背教者は背教者と共に溺れる。

義を行う者は人間の行為の故に死に、悪人の行為故にこの世から絶たれる。」

 

 その頃、彼等は私と語り終え、私は世界の主を褒め称えながら、私の一族のもとを訪ねた。

 

 

 

 第82章

 

 

 さて、我が子メトセラよ、これら全てのことを私はお前に語り、お前のために書き記し、お前に一切のことを啓示し、これら全てに関する書物をここに授ける。

我が子メトセラよ、お前の父の手ずから書かれた書き物をしかと保存し、代々引き継いでゆくのだぞ。

 

 私は君と君の子等と、これから生まれてくるであろう君の子等に知恵を授けた。

これは彼等が代々いつまでも引き継いでゆくものである。

即ち、彼等の思いも及ばないこの知恵を。これを悟る者は眠りを忘れてこの知恵を学ばんものと耳を傾け、これを口にする者にはどんな馳走よりも喜ばれる。

 

 幸いなるかな、全て義なる者。正しい道を歩み、太陽がこの等級の星1000の頭と共に、足し加えられて、それらを導き、それらと共に4日間没するところの4つと共に天を運行し、30日間門から出入りするその全期間の計算を、罪人のように間違えない人は幸いである。これが為に人は誤ち、1年全体を計算する時にそれを勘定にいれず、人はこれを見誤り、正確に認識できない。

 

 これは1年の数の中に入っており、事実、永遠にしかと刻み込まれている。

第1の門に一つ、第3の門に一つ、第4の門に一つ、第6の門に一つ。

1年は364日で満ちる。その教えは確かで、刻み込まれたその計算は正確である。

 

 ウリエルは私に発光体、月、祭り、年及び日を見せてくれ、吹き込んでくれた。

世界の全被造物の主が軍勢に関して私の為に彼に命じておかれたのである。

彼は天上にあって夜と昼を管理しており、太陽、月、星及び全ての球体をなして回転している天の力、天体の光が人間の上に現れるように図っている。

 

 以下にあげるのがその定まった場所に、定まった時に、定まった日に、定まった月に没する星に関する定めである。

 

 以下にあげるのが、定まった時に、定まった順序で、定まった季節に、定まった月に、定まった支配期間に、定まった場所にきちんと入るものを導くものの名である。

 

 彼等を導く4つのものが最初に入る。これは1年の4区分を区切るものである。

続いて月と年を364日に区切るところの順序をつける12の指導的な星が、日を分かった1000の頭と共に入る。それに付け足される4つの閏日には1年の4区分を分かつものが指導者となる。この1000の頭だが、一つはその位置の後ろに、指導者と指導されるものの間に加えられ、その指導者が区分を設ける。

 

 順を追った1年の4区分を区別する指導者の名は次の通りである。

メルケエル、ヘルエムメレク、メルエヤル及びナレル。

それらを導くものの名はアドナルエル、イヤスサエル、イェルミエルで、この3者は配置の指導者に従う者であり、一つは1年の4区分を仕切るところの例の位置の指導者のあとに従う3つの配置の指導者の後ろに従う。

 

 年のはじめにまず第一にメルケエルが昇って治める。

これはその名を南の太陽という。その支配下にあってこれが治める期間は合計91日ある。それの支配期間中に地上で現れる徴は次の通りである。

汗、熱、静けさ。全ての木は実を結び、どの木にも葉が生えいで、小麦の取り入れ、薔薇の花、野にはありとあらゆる花が咲き乱れ、冬は木は干からびる。

 

 その配下にあるところの指導者の名は次の通り。

ベルケエル、ザレブサエル、それともう一つ付け加えるもので1000の頭、ヘロヤセフという名のもの。これでその支配期間は終わる。

 

 これに続く第2の指導者はヘルエムメレクで、その名を輝く太陽ともいい、その光の期間は合計91日。この期間の地上における徴は以下の通り。

炎熱、乾燥、木は熟れきった実をみのらせ、その実をならせ、それは乾き、羊は互いに交わって孕み、地の実、畑にある全てのものは全て取り入れられる。

それに酒船。これらはその支配期間中に行われる。

 

 以下にあげるのはこれが配下にある1000の頭の配置、指導者達の名である。

ゲダエル、ケエル、ヘエル。

これに付け加えられる1000の頭の名はアスファエル。

これでその支配期間は終わる。

 

 

 

 

 第83章

 

 

 さて、我が子メトセラよ、私が見た全ての幻をお前に見せ、お前の前で語るとしよう。私は、妻を迎える以前に2つの幻を見たが、互いに似ても似つかぬものだった。

 

 最初に私が字を習った時で、次は君の母さんと一緒になる前に物凄い幻を見た。

私はこれらについて主に懇願した。私は祖父マラルエルの家で横になっていたが、

その時幻で、天が崩れ、バラバラに千切れて地上に落ちてくるのを見た。

天が地上に落下してきた時、地は巨大な裂け目に飲み込まれ、山々はぶつかり合い、

丘は互いにめり込み、亭々たる樹が根こそぎ吹っ飛んでその亀裂の底に沈むのを私は見た。

 

 その時、私の口に言葉が落ちてきて、私は叫び出し、「地が滅びた」と言った。

私の祖父マラルエルは、傍に横になっている私を起こして言った。

「我が子よ、何をそんなに叫んでいるのだ。なんでそんな悲しいことを言うのだ。」

 

 私が見た幻について彼に何もかも話したところ、彼は私に言った。

「我が子よ、お前が見たものは大変なことだ。お前の夢の幻は地の全ての罪の秘密に関わることだ。地はやがて亀裂の中に沈み、完全に滅びる運命にある。さて、我が子よ、立って栄光の主に乞い願うがよい。お前は信心深い。地上に一部生き残らせてもらい、全地を滅ぼされることのないように。我が子よ、これは全て天から地上に臨み、地上には甚だしい破滅が臨むであろう。」

 

 そこで私は立って祈り、懇願し、私の祈りを未来の世代のために書き留めた。

我が子メトセラよ、私はお前に何もかも示そう。私は下の方へ出て空を見上げ、太陽が東から出て、月が西に没するところや、その他いくつかの星及び彼が最初に認めたものなどを見た時、私は裁きの主を褒め称え、太陽を東の窓から出して天の面に昇らせ、立って定められた径を運行させられる彼を崇めた。

 

 

 

 第84章

 

 

 私は義をもって手を挙げ、聖にして大いなるお方を誉め称え、口と息と肉の舌で語った。これは、それを用いて語れるようにと神が人の子等に造ってくださったものである。また、それを用いて語れるように息と口をも彼等に授けられた。

 

 あなたはほむべきお方。主よ、王よ、その大いさにおいて力ある方、全ての天の創造の主よ、王の王、全世界の神、あなたの支配と王権と大いさは永久に続き、あなたの権威は代々に限りなく、天はいずこも永遠にあなたの王座、全地は永久にあなたの足台。

 

 あなたが造られ、全てをあなたが治め、何一つとしてあなたの手におえないこととてなく、知恵であなたの目につかぬものは一つもなく、その座、即ちあなたの王座をそれることはなく、あなたの顔をそれることもなく、あなたは全てを知り、見聞きし、何もかも見通されるあなたから隠れていられるものはない。

 

 さて、あなたの天使達は過ちを犯し、あなたの怒りは、大いなる裁きの日まで人の肉に臨むであろう。

 

 さて、神よ、主よ、大いなる王よ、私はあなたに折入ってお願いがあります。どうぞ私の願いをいれて。私のために地上に子孫を生き残らせて、人の肉をすっかり末梢せず、地を裸にして永久の破滅にならないようにしてください。

 

 今、我が主よ、あなたの怒りを引き起こした肉を地上から抹殺して下さい。

しかし、義と公正の肉は永遠の種の木として立てて下さい。

主よ、あなたの御顔をあなたの僕の願いから背けないで下さい。」

 

 

 

 第85~87章(略)

 

 

 

◆補足文

「村岡宗光・エチオピアエノク書概説」より、説明が重複してしまうかもしれませんが、第58~69章は、義人および選民達にそなえられてある至福について、稲妻と雷鳴の秘密について、また、メシアによって行われる裁きについて語っています。

第70~71章は昇天し、人の子として任ぜられたエノクについて述べ、第72章~82章は天文学、および暦法に関する教説であり、これは天使ウリエルによって啓示されたものです。第83~90章は歴史的考察、第83~84章で、ノアは堕落した地上に大洪水が起こるであろうことを幻を通して知り、人類が全滅しないように祈る。

続いて第85~90章では、最初のアダムからメシア時代までのイスラエル全史が、牛、羊、牧者、その他の悪しき動物になぞらえて物語れる。と説明されています。

今書いています箇所は第72~82章の「天門の書」です。第83~90章は「夢幻の書」となっています。

 

 ※天が崩れ地上にバラバラに千切れて地上に落ちてくるのを見た。という部分の通り、神は地球を創造された時に、天に天蓋(天幕・テント)を張られました。ネット上でも「天蓋」については色んな説がされているようですが、どんな要素でその天蓋が造られているかは分かりません。聖書では天について<創世記1章、イザヤ40:22、詩編19:4他>等、いくつか書かれています。聖書の「天」とは、つまり私達が現在「宇宙」と呼んでいるところの事ですが、このは、それが全て壊れて地上に落ちてくる天変地異が起きることを告げています。あまりにも恐ろしい、想像もできないことですが、<啓示6:12~14>にも次のように書かれています。「第6の封印を開いた時に見ると、大きな地震が起こった。そして、太陽は毛の粗布のように黒くなり、月は全体が血のように赤くなった。そして、いちじくの木が激しい風に揺り動かされて、その熟していない実を投げ落とす時のように、天が去って行き、全ての山と島がその場所から取り除かれた。」とあります。<ペテロ第二3:10>にも「ヤハウェの日は、盗人のように来ます。その時天は鋭い音と共に過ぎ去り、諸要素は極度に熱して溶解し、地とその中の業とは露わにされるでしょう。……しかし、神の約束によって私達の待ち望んでいる新しい天と地があります。そこには義が宿ります。」とあります。)

 

 

 

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』15

旧約偽典『エノク書

 

 

 

 第75章

 

 

 全被造物と全ての星を司るところの1000人の指揮者達は、1年の計算上つけ加えてその場所から離れることの出来ない4日の◯日にも関係し、これら指揮者達は1年の数に勘定されることのないその4日に仕えるのである。

これがために人は過つのである。

 

 これら発光体は世界の各地点で規則正しく仕えている。

第1の門に一つ、第3の門に一つ、第4の門に一つ、第6の門に一つ。

世界の運動の正確さは、その364の位置によって達成されるのである。

 

 太陽、月、星、その他の天上の車に乗って駆けめぐる僕などのように天の面を治め、地上に姿を見せ、昼と夜の案内役を務めるようにと造られた、天上及び世界にある全ての天の発光体を永遠に司るよう、栄光の主から任ぜられたみ使いウリエルが私に、徴、時期、年、日などを見せてくれた。

 

 ウリエルは同様に、天上にある太陽の車の球の中に開いている12の門を私に見せてくれた。定められた時が来ると開いて、太陽光線が出てき、熱が地上に送られて出て来るところである。

 

 風と露の霊の窓もあるが、これは時折開き、それが天の果てに開いているところを私に見せてくれた。

 

 私は天に、地の果てに12の門を見たが、太陽と月と星と全ての天体は東と西のその地点から出て来るのである。その左右には多くの窓が開いており、その一つは、時がくると、彼が命じられた通りにそこから星が出、その数に従ってそこに没するその窓に応じて熱を送る。

 

 沈むことをしない星がその中で回転しているあの門の上下をところせましと世界を駆ける馬車を私は天上に見た。

一つだけが他のどれよりも大きく、全世界を走りまわっていた。

 

 

 

 第76章(略)

 

 

 第77章

 

 

 人は第1の方角を東と呼ぶが、それが第1番目だからである。

第2を南と呼ぶが、至高者がそこに降りられるからである。

わけてもそこにはほむべきお方が永遠に降り立ちたもうからである。

 

 西の方角は「減少」という名であるが、そこで全ての天の発光体は光を減じ、降りて行くからである。

第4は北という名で、3部分に分かれ、その一つは人間の住居、もう一つは水の海、森、河、暗闇および雲を入れるところ、3番目の部分は義の園である。

 

 私は地上のどの山よりも高い7つの高い山を見た。

そこから霜が出て来て、日と季節と年が過ぎ去る。

 

 私はどの河よりも大きい7つの河を地上に見た。

そのうちの一つは西に源を発して大海にその水を注いでいる。この2つの河は北から流れてきて海に達し、その水を東のエルテリアの海に注ぐ。

残る4つは北側のそれぞれの海、エルテリアの海に注ぎ出し、2つは大海、或いは砂漠ともに注ぐ。

 

 私は7つの大きな島を海と陸に見た。

2つは陸に。5つは大海に。

 

 

 

 第78章(略)

 

 

 第79章

 

 

 さて、我が子メトセラよ、私はお前に全てを見せた。これで空の星の仕組みに関する話は、全部終わる。彼(ウリエル)は、全ての日、全ての時、全ての支配、全ての出現、その規則、全ての月、全ての週に関するそれらの星についての法則を全て私に見せてくれた。

 

 また第6の門で起こる月の欠けをも見せてくれた。この第6の門で満月になり、そこから月初めになるのである。

177日、週で数えれば25週と2日が過ぎるまで、第1の門で定まった時に起こる欠けも見せてくれた。

それ、月は、太陽に遅れ、星の配置に従って一度に5日ずつ、また君に見せるその場所が満ちる時に遅れることをも見せてくれた。

 

 これらの天体の案内役である大いなるみ使い、

ウリエルが私に見せてくれた全ての発光体の像と譬えは以上の通りである。

 

 

 

 第80章

 

 

 その頃ウリエルは私に答えて言った。

「見よ、わたしは君に全ての事を見せた、エノクよ、わたしは君に全てを啓示した。

あの太陽、あの月、空の星を輝く全てのもの、それらの星を回転させている全てのもの、その作用、時、出て行く様子を君に見てもらいたかったのだ。

 

 罪人の時代には1年は短くなり、種は大地や畑で芽を出すのが遅れ、全ての地上に生起することは変化し、時が来ても現れず、雨は差し止められ、空がそれを遅らせる。

そういう時には、地の実はなかなか実らず、時がきても成長せず、木の実は時季になっても一向現れない。

 

 月もその秩序を変えて、時が来ても姿を見せない。

その頃、西空に、大きな車の端に、不作が乗って来るのが見えるであろう。

それは定まった光の強度によりも激しく光るであろう。

定められた星の頭の多くが迷い、道を過ち、やることなす事が一変し、定められた時になっても現れない。

 

 ※星の全ての体系は罪人達には近寄れない。

地上に住む者達の考えは、それ、星に関して過ち、彼ら、星がその道をすっかり変えて彷徨っていると、これを神と思いなすであろう。

彼等は酷い不幸を味わい、天罰に見舞われて皆滅び果てるであろう。」

 

 

 

 

◆補足文(に書かれている通り、神の目から見たら、この世の罪人である支配層の連中は、月に着陸したなどと大嘘を吐いて人類を長年騙してきていますが、光である月に着陸するどころか、近寄ることさえ本当は出来ていないのです。そして、当然、その他の星々の体系においても近寄ることも、その全てのねつ造された科学知識もこのエノク書の聖句が物語っている通りです。地上に住む者達の考えは星に関して全く間違った考えをしているのです。この聖句はいつかその間違った知識が神によって起こされるであろう天変地異によって証明されることを告げています。

 

 

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』14

 

旧約偽典『エノク書

 

 

 第73章

 

 

 この法則に続いて、私はその名を月という小さい光に関する法則を観察した

その球は天球のようで、それが乗る車は風に吹き送られ、光が適度に授けられる。

 

 その昇る場所は毎月変わり、その期間は太陽の期間に等しく、その光が等しい満月の時、その光は太陽の光の7分の1であり、このようにしてそれは昇る。

 

 そのはじめ、新月は、東の方に第30日目の朝に出て来て、この日それは姿を現し、第30日目の朝に月はじめとなり、太陽が出て来ると同じ門から一緒に出て来る。

その一半は7分の1だけ際立ち、その球全体が空で、その光の14区分のうちの7分の1を除いて、光がない。

 

 7分の1とその光の半分をそれが得る日には、その光は、14分の1とその半分、28分の1になり、太陽と共に没する。

 

 太陽が昇る時、月も一緒に昇って光の1区分の半分を得、その夜には、明け方、月の最初の日、月は太陽と共に没し、その夜は14区分と半分かげる。

その日には丁度7分の1だけ光って登り、日の出からずれ、残りの期間14区分だけ照らす。

 

 

 

 第74章

 

 

 私は別な運動とそれに関わる法則を観察した。

そのものはこの法則に従って月々の運動を行っている。

彼等全部の案内人、聖なるみ使いウリエルは私に何もかも見せてくれた。

 

 私はそれらの位置を彼が示してくれるままに書き留め、その月々をそれがあるままに、また15日がたつまでのその光の有様を書き留めた。

7分の1区切りの一つ一つでそれは東の方でその光を完成し、7分の1区切りの一つ一つで、西の方でその影を完成する。

 

 ある月にはそれは没する場所を変え、またある月にはそれ独自の道を行く。

ふた月の間は太陽と共に例の中央の2つの門、第3と第4の門に没する。

 

 7日間出て行き、また引き返して、太陽が出る門にまた戻る。

そこでその光を全部出し切って太陽から退き、8日間太陽が出て来る第6の門から入る。

 

 太陽が第4の門から出る時、それ、月は7日間出て、最後には第5の門から出、また7日間第4の門に戻り、その光を全部出し切り、退き、8日間第1の門から入る。

再び太陽が出てくる第4の門から7日間戻る。

 

 私はこのようにそれらの位置を、その期間、月の順に従って太陽が昇りまた没するのを見た。5年間を合計すると、太陽は30日だけ超過分が出来、この5年の各年に太陽が得る日は、最後には合計364日となる。

 

 太陽と星の超過分は6日に達し、5年間で毎年6日だと30日になる。

月は太陽と星に30日欠けることになる。

太陽と星は全ての年を正確に廻って来させ、その位置は永久に1日として急ぎすぎず、

遅れもせず、1年を正確に規則通りに364日で交代させる。

 

 3年は1092日、5年は1820日、したがって8年は2912日になる。

月だけだと3年間は1062日、5年間では50日不足する。

その合計に62日を足さなくてはならない。

 

 5年は1770日になり、太陰暦の8年は2832日になる。

8年間で80日不足し、8年簡に不足する日数は合計80日である。

 

 1年は、30日間昇りまた没するその門から昇るそれ、

月と太陽の位置に応じて、規則正しく終わる。

 

 

 

 

◆補足文

第73・74章は、引き続き、太陽から月の運行の説明となっています。これも読んでわかる通り"天動説“を説いています。前回も紹介した EdenMediaさんの「フラット―ス入門上・中・下』の中で、エリック・ドゥベイ氏という人のインタビューの中で、月と太陽についての真実が語られています。彼は数々の本やドキュメンタリーを発表しており、『アトランティス』、『シオン』まで網羅し、「フラットアース・コンピラシー」を完成させたといいます。

 

 インタビューの彼の言葉の抜粋より。

「まず地平線について、NASAフリーメイソン系の宇宙団体ではない、写真を見る限り、インディペンデント・カメラによると、ロケットや熱気球などで標高32000mからでは、完璧にフラットで地平線も目線まで上昇する。

 

……彼等が言う「地球の円周=2.5マイルだと、マイルごとに、レーザーや望遠鏡などで地球の曲線は確認できるはずです。しかし何度もテストされてきましたがカーブは一切見当たりません。

唯一曲線が見られるのはNASAの写真や動画のみで、

それはCGIでフェイクであることが証明されています。

 

 初期の画像は地球を丸く見せるため、丸形の窓から撮影されました。

(アポロ11号の未編集の映像・約1時間に及ぶでっち上げのミッションにはニール・アームストロング等宇宙飛行士達の舞台裏の肉声が録音されていた。遠くから見た地球を偽造撮影する技法が語られている。彼等が何故ヴァン・アレン・ベルトを耐えうることが出来るかを。つまり、月には行っていないのだから。)

こうしたトリック撮影と洗脳により皆地球が太陽の周りを公転する球体だと思い込み、重力という魔法的な力が南半球にいても我々を支えてくれると言う。

 

 (この世では)本物の科学とされる疑似科学だよ。

本物の科学は地球が平面で全ての中心であることを何千年も定説としてきました。地球が太陽を公転するボールという考えはつい最近の考え…。

 

 最初に提唱したのはピタゴラス…当時は相手にされませんでしたが、2000年後イエスズ会員、メイソンのコペルニクスが引き継ぎます。そこからケプラーガリレオニュートン等が登場し、現代のアインシュタインNASA、セーガン、ニール・ドグラース・タイソン等が彼等は全員フリーメイソンの一員で、疑似科学に基づく世界観を構築しそれを人類の奴隷階級に吹き込むことで、我々はどんなプロパガンダでも受け入れるようになります。

 

 これは史上最大の嘘でこの世を仕切るサイコパス達の目的は世界支配なのです。

…足元の地球、頭上の空、人類の起源、彼等の嘘は見事な発展を遂げ、ビッグバン進化の地動説的な宇宙論となり…、しかし、我々はくしゃみから偶然生まれた存在ではないのです。

 

 国連の旗はフラットアース、ボールアースではない。そして「ブルズアイ」の枠を全部数えるなら合計33個の穴になる。33とは非常に重要なオカルトナンバーです。

特にこの世の欺瞞を指揮るフリーメイソン

……メイソン&国連、フリーメイソン&NASA彼等が指揮ります。

 

 皆、ピラミッドの冠石を議論したがるけど、

王朝貴族、バチカンフリーメイソン、そしてあらゆる秘密結社のネットワークだよ。ボヘミアングローブ、スカル&ボーン、その他の団体全て繋がっており、大企業、金融、軍需産業も関わってくる。全てが密接に繋がる。

全ての国がTaxFarmであり、地球のどこに行こうが国税や法律が付きまとうからね。でも彼等はメディアを利用し、アメリカとロシアが敵対する。と見せかけたり、北朝鮮、イラン、常に悪者を仕立てる。でも本物の悪者は政府で、その配下の連中です。

 

…その資金源が税金だ。…ネットワークの頂点が誰かという話に囚われすぎます。

ですからこれは巨大なネットワークという理解の方が大事であり、陰謀の百科事典を統括すると言えるわけです。だから我々を巨大かつ根本的な事について洗脳することでそれ以外を刷り込むことは楽勝になる。

 

…神とは無縁な宇宙のビッグバンから生まれたことにしてしまえば、人類を単なるランダムで無意味な存在に変えてしまうことが出来る。

…これは精神を根こそぎにし、我々の神性を破壊する。

 

 現在はNASAだけはでなく、JAXAなど世界中には数多くの偽りの宇宙団体が存在しておりCGIイメージで何兆円も吸い取る。(我々の税金を吸い取っている。)

だから、この現代の無神論ビッグバン、地動説、ボールアース、偶然に起きた進化論パラダイムは人間から神やインテリジェント・デザインを取り除くことで、精神的に支配し、最も神聖な被造物から宇宙の偶然に変えてしまう。

 

 我々を宇宙の中心から取り除くことで肉体的、メタフィジカル的にも

最も重要な存在から、虚無的な存在へと下落させることに成功させたんだ。

 

 

 もし地球が宇宙の中心なら、神、被造物、人類の存在意識は輝かしいものになる

でも、地球が銀河の中の何億という星々の中の一つの惑星に過ぎないなら、

神と被造物、そして人類と地球の存在価値は失われてしまう。

 

 だから我々にこの「太陽崇拝」を背景とする物質科学を刷り込むことで、

我々は霊性を失うだけでなく、物質主義を絶対とする。

上っ面、地位、利己主義、快楽主義、消費主義、

もし神は存在せず全てが偶然なら全ては俺、俺、俺、

 

 だからイエス・キリストの母「マリア」をマドンナにすり替えてしまった。

 

 富と権威に満ちた大企業は悪魔崇拝のロゴでお墨付きのアイドルを我々に売りつけ、じわじわと世界を乗っ取る。

そんな中、我々は彼等の科学を信じ、彼等の政治家に投票し、彼等の商品を購入し、彼等の音楽を聞き、彼等の映画を見る。

…我々は500年間完璧に騙されてきた。全員ではないけど。」

 

 

 

 …とここまでで、陰謀論者の私も彼の発言に激しく同意しましたね。まったく彼の言う通りだと思っています。ちなみにニュートンフリーメイソンでしたし、彼の本業はオカルトで、聖書研究者でした。

<私は以前アメーバブログで0012jでこの辺りを解説していますし、この世が既に大昔から彼等に支配され、国同士は分かれているようで裏では一つに束ねられていることを書いています。

つまり、世界支配システムはとっくに完成されています。後は人類が自分達と同類の狂人となり、彼等の父、悪魔崇拝、つまり堕天使崇拝をさせること、そして聖書やイエス・キリストを信仰する者達には偽のイエスルシフェル)を信仰させることにあるということです。宗教関係を調べていない人達はここが理解できないんです。

陰謀論をただ面白可笑しく茶化して終わってしまいます。もし、興味がある方は是非覗いていただけたらと思います。>

 

 

 更に勉強になる彼のインタビューを続けます。

「肉眼で望遠鏡で空を見上げるなら恒星と惑星の違いは分からない。

惑星は常に彷徨う星として知られます。そして普通の星は固定された星でした。

 

 でも現代では惑星は地球のようにその上を歩くことが可能な球体の大地だと教える。

でも我々が入手できる望遠鏡ではそれは発光する丸い点にすぎない。

全ての恒星や惑星は着陸できる大地であることは一切証明できてない。

 

 でも彼等が捏造する画像や望遠鏡ではそれは着陸できそうな

巨大なボールに見えるわけだ。火星などね。

 

 でもそれは自分の肉眼やアマチュアの望遠鏡では証明することは出来ない。

我々一般人が入手できるものでは太陽、月、星、惑星は

我々の周りを周回する光にすぎない。

 

 彼等は我々が太陽を周回し、月が我々を周回するとそして星々は実際、遥か遠くにある太陽だと言う。これは最近の考えだ。

実際これ等の説明はリバース・エンジニアされてきた。

どの時代でもフラット・アーサーは優れた反論を提示できたからね。

例えばティコ・ブラーエの反論では、もし地球が太陽の周りを公転するボールなら6ヶ月で地球は太陽の逆側の2億マイル先にあるはずだと指摘した。

ここで望遠鏡を通し生じる視差を考えると自宅から観察しても何等かの違いが星々に見えるはずなんだ。2億マイルの軌道後だとね。でも一切見えない。

 

 それに対し地動説が言うのは、最も近い星でもそれは25兆マイル先にあると弁明する。4.2光年先。SF用語を使って誤魔化す。

…そして彼等がボールアースは23.5°傾斜するという理由は

北極星が緯度南23.5°まで見えるからだよ。

 

 でも地球がボールなら球面が立ちはだかり見ることは出来ない。

一方地球を平面と見なせば見える。

 

 ただ遠近法により一度に全ての星を見ることは出来ない。

だから太陽は毎日上昇・下降するように見える。でも実際は上下下降しているのではなく、太陽と月は高度を保ち、フラットアースの上を周回するだけなんだ。

 

 だから我々は固定で太陽と月は実際同じ大きさなんだ。

 

 彼等によると、太陽は月の400倍で400倍遠くにあると言う。

だから我々の視点で同じ大きさに見えると言う。

でも違う。

日食の時に自分の目で確かめるなら同じ大きさだからね。

そして日食が起きること自体凄い偶然だよね。ビッグバンから生まれたこの偶然の宇宙でね。…なぜこんなにも素晴らしい2つの光が完璧に重なるのか?

 

 

 太陽光と月光は違う性質だって知ってた?

彼等によると月光は太陽光の反射だと言う。でも月光を浴びると実際冷たい。

一方太陽光は勿論熱い。太陽光は食糧の感想にも利用できる。

でも月光の下に置けば腐る。

太陽光の影に居れば当然気温は低くなる。

でも月光の影なら気温は上がる。月光は冷たい。

月光だと焚火に燃焼が加わるけど、太陽光は減少する。

これも一つ。だから太陽と月が独自の光を放っている証拠はたくさんあるんだ。

 

 

 彼等が言うように月とはメイソンが着陸できるようなボールではない。

単なる光。平らな丸いディスク。

そして満ち欠けの間には月を通し見える。

 

これに関してはこの欺瞞に関わる「王立天文学会」でさえ、

月を通し観測された星や惑星を記録している位だ。

天文学者達は毎回ショックを受ける。

 

でもそれは月が彼等がいうような物体ではないからなんだ。

単なる光だから透けて見えるんだ。

星も同じだよ。単なる光だ。

だから光を失った冥王星は惑星から降格した。

マチュアにそれが惑星だと騙せなくなったんだ

星明りは50%も減光したからね。 

 

 

 インタビュアーの言葉

「体制側の「The Flat Earth Society」は避けた方がいいかもしれません。彼等はわざとクレイジーに見せかける。わざと間違った答えをしたり、そこで彼等をトレースするとメイソンだったりする。この考えを馬鹿らしく見せかけるためにこの団体を設置したように見える。」

 

 エリック

本家→『国際フラットアース・リサーチ協会(IFERS)』の後に彼等の団体は出来たんだ。人々を惑わすための反対勢力としてね。」

 

 

 ……と、いうことで内容が濃いので非常に長く紹介いたしましたが、「エノク書」の太陽と月の運行の聖句に一致する内容であるということが、現代的に証明できる内容だったのではないでしょうか。

そして月は地球と同じでボール状の球体ではなく、太陽と同じ「光」であるという事を教えてくれています。他の惑星も星々も。

月は大変明るいので、昼間の青空の中でも見ることが出来るといいます。しかし、ここまで判明すると、もはや透けて見える上弦の月が「着陸が出来る球体である」と言っている方がいかに馬鹿げており、いかに私達が洗脳されてきたか、という事ではないかと思ってしまいました。

 

 

 

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』13

旧約偽典『エノク書

 

 

 

 第71章

 

 

 この後、私の霊は隠されて天に昇った。そこに私はみ使い達の子等が火の炎の上を歩いているのを見た。彼等の着物と衣装は白く、顔の光は水晶に似ていた。

 

 私は2つの火の河を見た。

その火の光はヒヤシンスのように輝いていた。私は霊魂の主に平伏した。

み使い達の頭の一人、み使いミカエルが私の右手を掴んで引き起こし、あらゆる秘密の隠されている所へ私を連れ出し、憐れみと義の秘密の全てを私に見せてくれた。

 

 彼は天の果ての全ての秘密、星と全ての光の倉を見せてくれた。

そこから光が義人達の前に発射されてくるのである。

霊はエノクを天の天に隠した。私はそこにその光の間に水晶石で建てられたようなものを見た。その石の間に生きた火の舌があった。私の霊は火がその家を取り巻いている様を見た。

 

 その四方に生きた火の溢れる河があって、その家を廻っている。

その周囲にセラピム、ケルビム、オパニムがいる。

これは不眠で彼の栄光の座を警護している。

 

 私は数えることも出来ない、数千、幾万のみ使いた達がその建物を取り囲んでいるのを見た。ミカエルとラファエル、ガブリエルとぺヌエル、及び天上にある聖なるみ使い達がその建物に出入りしていた。

 

 その建物からミカエルとガブリエル、ラファエルとぺヌエル及び数えきれないほど多数の聖なるみ使い達が出て来た。彼等と共に高齢の頭が現れた。

その頭は羊毛のように白く、清らかで、その衣は形容を絶する。

 

 平伏した私の身体全体から力が抜け、霊は変化した。私は心をこめて大声で叫び、褒め称え、賛美し、崇めた。私の口をついて出たこの祝福は、その高齢の頭のよみされるところとなった。その高齢の頭はミカエルとガブリエル、ラファエルとぺヌエル及び数えることも出来ないほどの幾千、幾万のみ使い達と共にやって来られた。

 

 そのみ使いは私の所に来て、その声で挨拶して私に言った。

「君は義のために生まれた人の子である。義は君の上に宿り、高齢の頭の義は君を離れることはない。」

 

 彼は私に言った。

「彼は来るべき世界の名において君に平和を呼びかける、平和は、この世の創造の時以来、あそこに由来するのである。君にとってはこの状態が永遠に続くであろう。義が決して君を離れない時、君の道を歩む者は全て、君と住居を供にし、君と分を共にし、永遠に君と離れ離れになることはない。このように、その人の子は長寿を賜り、義人達は平安を賜り、彼の道は義人達に対して、霊魂の主の名によって永遠に公平である。」

 

 

 

 第72章

 

 

 天の「発光体の運行の書」。それらが、種類、主従の関係、季節、名称、起源、月に関して、互いにどう関係するかを記した書。これは私に同行してくれたこれら発光体の案内人、聖なるみ使いウリエルが私に見せてくれたもので、彼はまたそれらの実際の姿、この世の全ての歳と永遠に、永遠に続く新しい作品ができる時までどのように関わるかを私に示してくれた。

 

 発光体の第一の法則はこれである。発光体太陽は東の天門から出て西の天門に没する。わたしは、そこから太陽が昇ってくる6つの門と太陽がそこに没する6つの門を見た。

 

 月もその門から昇って沈む。星の先導を務めるものとそれに導かれるものにも東に6つ、太陽に沈む西に6つ門があり、いずれもきちんと順序を追っている。また、その門の左右には多くの窓がある。

 

 最初に出て来る大きな光は名を太陽といい、その球は天球に似ていて、全体が光輝き、熱する火で充満している。それを乗せた車を風が吹き送り、太陽は没して天から姿を消し、北を通って東の方へ戻って行き、例の門に入って天の表面を照らせるように導かれてゆく。

 

 このようにして、それは最初の月に大門から出て、太陽の昇る東の方にある例の6つの門のうちの第4のものから出てゆく。最初の月に太陽が出て行くその第4の門には、開くようになった12の窓があり、その時が来て開くと、そこから炎が出て来る。

 

 太陽が空に昇ってくる時には、この第4の門から30朝出て来て、正確に空の西の第4の門に降りて行く。この期間には、日は日ごとに長く、夜は夜ごとに短くなって第30日目の朝に至る。この最後の日には昼は夜より2区分だけ長く、昼はきっかり10区分、夜は8区分になる。

 

 太陽はこの第4の門から出て第4の門に没し、東の方にある第5の門に戻ること30朝に及び、そこから出て第5の門に没する。この時から昼はさらに2区分長くなって、昼が11区分、夜は更に短くなって、7区分になる。

 

 太陽は東に戻って第6の門に入り、第6の門から昇り、そこに没し、その徴(しるし)故に31朝に及ぶ。その日、昼は夜より長く、昼は夜の2倍の長さになり、昼は12区分となり、夜は縮んで6区分となる。昼が短くなり、夜が長くなるように太陽は体を起こして、東に戻り、第6の門に入り、そこから昇り、そこの没して30朝に及ぶ。

30朝が終わると昼は正確に1区分だけ減って11区分になり、夜が7区分になる。

 

 太陽はこの第6の門を通って西の空から姿を消し、東に進んで第5の門から昇ること30朝に及び、再び西の方にある第5の門を通って西に没する。この日、昼は夜に対して2区分減って10区分となり、夜が8区分になる。

 

 太陽はこの第5の門から出て西の第5の門に没し、その徴故に第4の門から昇って31朝に及び、西に没する。その日、昼は夜と等しくなり、同じ長さになり、夜が9区分になり、昼が9区分になる。

 

 太陽はこの門から出て西に没し、東に戻って第3の門から出て30朝に及び、西の第3の門に没する。その日、夜は昼より長くなり、第30朝に及び、日ごとに昼が短くなて第30日に及び、夜が正確に10区分、昼が8区分になる。

 

 太陽はその第3の門から出て西の第3の門に没し、東に戻って第2の門を出ること30朝に及び、同様に西空の第2の門に没する。その日、夜は11区分となり、昼は7区分となる。

 

 その日太陽はその第2の門から出て西の第2の門に没し、第1の門を通って東に戻る事31朝に及び、西の第1の門に没する。その日、夜は長くなり、昼の2倍になり、夜がちょうど12区分になり、昼が6区分になる。

 

 これをもって太陽はその行程を終わり、再びその行程を回転し、例の門から入って0朝に及び、西の方のそれと相対する点に没する。その日夜は1分、即ち1区分だけ長さを減じて11区分となり、昼が7区分となる。

 

 太陽は戻って東の第2の門から入り、その行程に戻ること30朝に及び、昇りまた没する。その日、夜は長さを減じ、夜は10区分となり、昼は8区分となる。

 

 その日、太陽は第2の門から出て西に没し、東に戻って第3の門から昇ること31朝に及び、西の空に没する。その日、夜は短くなって9区分となり、昼も9区分となって夜と昼が等しくなり、1年がちょうど364日になる。

 

 昼と夜の長さ、及び昼と夜の短さは、太陽の運行によって差ができる。この故にその運行、軌道は日ごとに長くなり、夜ごとに近く、短くなる。

 

 これが太陽の法則であり、運行である。

60回戻って来て、また出て行く。

太陽と呼ばれる永遠に大きな光のこの運動は永遠に続く。

こうして昇ってくるものが、主の命ぜられたところに従ってその外形の故に大きな光と名づけられているものである。

 

 このようにそれは昇りまた没し、減ることなく、休むことなく、昼夜その車で駆けめぐり、※※その光は月より7倍明るく輝くが、大きさにおいては2つは同等である。

 

 

 

 

補足文

上句の第72章を読むと、太陽が地球の上をどのように神の定めた通りに運行しているかを詳細に述べられています。地球が太陽の周りを廻っていると教えられて私達は育っており、それがこの世の常識とされているのですが、実に聖書は反対なのです。クリスシャン以外(現在のクリスチャンでも間違っている人は砂の数ほどいます。)の読者はこの辺りを是非、考えてもらいたいと思います。聖書は間違っているのでしょうか?

そして、ここにも注目してほしいと思います。一年が364日である。というのと月と太陽の大きさは、同じであると聖書では言っています。

果たして、本当に現在のこの世の科学は正しいのでしょうか?

 

 YouTube「フラットアースと北極」part1~3edenMediaさん配信(2019/11/30~公開)の中で、映画『メン・イン・ブラック』のエージェントK(トミーリー・ジョーンズ)だったかな?のセリフで、「1500年前、皆地球が宇宙の中心だと知っていた。500年前、皆球が平らだと知っていた。」というのを紹介し、今ネットでも話題になっている"フラットアース”問題を取り上げてその内容を論証しています。(edenMediaさんは、このシリーズの前説にも「フラットアース入門上・中・下」も配信されていて、それも興味深く面白い内容となっています。)つまり、言いたいことは現在私達が教えられてきた"地動説“が正しいのではなく、"天動説"が本当は正しいという話です。

 

 紹介した動画の中においてもそうした聖書からの聖句がたくさん引用されています。

それは聖書の「創世記1:6」に始まり、「イザヤ書40:19~22」「ヨブ記1:6、26:10」「箴言8:27」「出エジプト24:10」「エゼキエル書1章・6章」「黙示録4章・15章」と、上記の「エノク書18章他」の至る箇所に、神がこの地球をどのように創造されたかが書かれているのです。

 

 もちろん、私も"天動説“支持者です。

宇宙に地球のような奇蹟の星の存在は他にはないと信じています。

そう信じる根拠が聖書の中にあるからであり、この世の支配者層のやっていることを調べていくと更に納得できてくるからです。この世の歴史から科学から思想、その他全てにおいて虚偽が練り込まれているからです。

 

 「フラットアースと北極part2」の中で、いつから間違った宇宙観の教えが始まったかについて、それはあのピタゴラスからだったと言っています。確かにピタゴラス悪魔崇拝者でした。彼は悪魔崇拝の教祖として当時精力的に活躍していました。

ビデオの中でもピタゴラスは、「フリーメイソン」、「薔薇十字団」、「ドルイド教」の生みの親でもあると言っています。

 

 当然、この世の支配者であるイルミナティのメンバーはこの世の全ての真実を知っています。聖書に書かれた聖句が正しいということも充分に分っているのです。彼等は、あえて間違った情報を我々に教えているのです。それは自分達に都合よくこの世を支配し、我々から神を遠ざけるためです。ビデオ中でもそのことを語っています。

そして、彼等はあの『国連の旗』のデザインこそが本当の地球の姿を描いており、この

地球は球体ではなく、フラット(平ら)であるという隠された証拠であると言っています。支配層だけが真実を知っている。

国連の国のメンバーはすべてイルミナティ配下の者達であり、それはネットで調べればすぐにでも理解できるでしょう。

 

 そして彼等は、もう一つ重大な秘密を我々から隠してきています。それが「北極の地理」であり、その正しい地図です。

現在、北極は地図から姿を消していますが存在しています。

北極は4つの大陸からなっています。

 

 16世紀~17世紀に描かれた世界地図にはちゃんとその北極の4つの大陸が描かれていました。最も有名なものが1595年の「メルカトルの地図」です。しかし、17世紀半ば頃から北極の存在はあいまいになり、だんだん地図上から消えていってしまうのです。

 

 つまり、これは完全に何者かに意図されたものなのです。

なぜなら、実は北極は、聖書中に数多くの聖句が見られているのです。

それは「聖なる山」が北極には存在しているからです。

 

 <詩編48:2~>

私達神の都にある聖なる山は高く美しく全地の喜びだ。北の果ての山、それはシオンの山、力ある王の都。

 

 <イザヤ14:12>

かつてお前は心に思った。「わたしは天に上り、王座を神の星よりも高く据え、神々の集う北の果ての山に座し、雲の頂きに登って、いと高き者のようになろう」と。

(この聖句は勿論サタンのルシフェルのことを言っています。)

 

 <ヨブ記26:5~11>

亡霊は、水及びその中に棲む者の下に震う。神の前では陰府も裸である。滅びの穴も覆い隠すものはない。彼(神)は北の天聖なる山を空間に張り、地を何もないところに掛けられる。彼は水を濃い雲の中に包まれるが、その下の雲は裂けない。神はご自分の雲を広げて、王座を覆い隠される。水の面に円を描いて、光と闇との境とされた。彼が戒めると天の柱は震い、かつ驚く。

 

  など、北極を示していると思われる聖句が数多く出てきます。

 

 そしてその中心に聳え立つ聖なる山は世界最高峰と言われているあのエベレストよりも高く、いわゆる本当の世界一の山であると言われています。しかも文献によれば、真中に渦巻き状の海に囲まれた「ルぺス・ネグラ」という黒い岩山があり、そこから4つの河が流れているといいます。その河によって4つの島になっているのです。

しかもこの岩山は強い磁気を発生しており、何処にでもあるコンパス(磁石)の北はこの北極の場所を指していると言われているのです。

  

 世界の中心の世界一高い山であり、山の周りは渦を巻いており、その黒い岩山は強力な磁力を帯びている。なんだかミステリアスで、いかにも都市伝説のような話だと思ってしまいますが、17世紀までは本当にそうした形で地図上に描かれていたようです。しかも、聖書の聖句の示す「聖なる北の山」とも一致する姿でもあるのです。)

 

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』12

旧約偽典『エノク書』 

 

 

 

 第69章

 

 

 この裁きの後、これを彼等に見せられた乾いた大地の住民達は恐怖と戦慄に陥るであろう。さて、以下に例のみ使い達の名前。彼等の名は次の通りである。

 

 筆頭はシェミハザ、第2はアレスティキファ、第3はアルメン、第4はコカビエル、第5はトゥルエル、第6はルムヤル、第7はダネル、第8はヌカエル、第9はバラクエル、第10はアザゼル、第11はアルメルス、第12はバタルヤル、第13はバササエル、第14はアナ二エル、第15はトゥルヤル、第16はシマピシエル、第17はィェタルエル、第18はトゥマエル、第19はタルエル、第20はルマエル、第21はイゼゼエル。

 

 以下は彼等のみ使い達の首であり、100人を治める者、50人を治める者、10人を治める者達の名前である。

 

 1番目の者はイェクンと言い、全ての聖なるみ使い達の子等を迷わせ、乾いた大地に連れ降し、人の娘等によって迷わせた者である。

 

 2番目をアスベエルと言い、聖なるみ使い達の子等に悪知恵を授け、人の娘達の間で身を滅ぼすように迷わせた者である。

 

 3番目は名をガデルエルと言い、ありとあらゆる致命的な打撃を人間の子等に見せたのはこの者であり、彼はエバを誘惑し、人の子等に、殺戮用の道具、盾、甲冑、人を殺す剣、ありとあらゆる殺戮用の道具を見せた。彼の手からこれらの道具がその時から永遠に、乾いた大地に住む者に向かって投ぜられた。

 

 4番目は名をペネムと言い、この者は人の子等に苦みと甘みを見せ、又彼等の知恵の秘密をことごとく見せた。この者はまた、墨と紙でものを書くことを人間に教え、それがために永久に道を踏み外す者が多数のぼり、今日に及んでいる。

人間はそのために、つまり、墨と筆でその信仰を堅うするように生まれたのではない人間はみ使い達とまったく同じように、ずっと聖にして清くいられるように、全ての者を蝕むところの死が彼等に触れないように創られたのに、この知識ゆえに彼等は滅びこの力の故に死は私を食い尽くす。

 

 5番目は名をハスデヤと言い、人の子等に霊と悪霊による酷い災い、外に出ようとして蹴りまくる胎児の動き、魂の悩み、噛み付く蛇、真昼の日差し、タバトという名の蛇の子などを見せた者である。

 

 これが、彼がはるか上空に栄光のうちに住んでいた時に聖者達に見せた誓いの頭ケセブエルの数であり、その名はベカ。この者は、その隠された名を彼等に明かし、彼等がその秘密の名を見て、それを誓いの時に唱え、人の子等に全ての秘密を明かしたところの者共が、その名と誓いにおののくようにしてやるがよい、と聖ミカエルに言った。

 

 これがその誓いの力であり、それは力強い。彼はその誓い、アカエを聖ミカエルの手に置いた。これがその誓いの秘密である。

彼等はその誓いによって強められ、天は世界が創られる以前から永久に懸けられた。それによって、地の土台が水の上に据えられ、人目につかない山奥から生ける者のためのきれいな水が世界の創造の時から永久に流れ出る。

 

 この誓いによって海は創られ、海はその土台として、怒りの時に備えて、砂を置かれ、世界の創造の時から永久に、それを超えることはしない。この誓いによって淵はしっかりと立てられ、永遠から永遠に至るまで、その位置からずれることはない。

 

 この誓いによって日時はその運行を完了し、永遠から永遠に至るまで定められた径を外れることはない。

 

 この誓いによって星はその運行を完了し、彼がその名を呼ばれると永遠から永遠に至るまで答える。

 

 水の雲、風とあらゆる気体の霊、その軌道、色々な霊の結びつきも同様である。それによって雷鳴の音、稲妻の光が倉に保存されており、それによって雹と霜、霧と雨と露が倉に保存されている。これらはみな、霊魂の主を信じ、これを寿ぎまつり、力の限り彼を賛美し、彼等の糧は賛美にあり、霊魂の主の名を永久に寿ぎ、賛美し、崇める。

 

 この誓いは彼等を堅く捉え、それによって彼等は護られ、彼等の道は守られ、その径はすたることがない。彼等は歓喜にひたり、※人の子の名が彼等に啓示されたことについて、褒め称え、賛美し、崇めた。

 

 彼はその栄光の座に坐り、※人の子には裁きの権限が授けられ、彼は罪人達と、この世を惑わせた者達とを地の面から滅ぼし、払拭される。彼等は鎖に繋がれて滅びの集会所に幽閉され、彼等の労苦の実はことごとく地表から消え去るであろう。

 

 今より後、滅びる者はないであろう。※人の子が現れ、その栄光の座に坐られた故に。全ての悪は彼の前から消え去り、人の子の言葉は主の前に確立される。

以上がエノクの第3の譬えである。

 

 

 

 第70章

 

 

 この後、彼の名は、乾いた大地に住む者達の中から、あの※人の子、霊魂の主の御許に行きながらにして引き上げられた。

彼は霊の馬車で引き上げられ、その名は彼等地上の住民の間から消えた。

この日から私は彼等の中に教えられることはなく、彼は私を2つの風の間、西と北の間に住まわせた。

そこでみ使い達が、選民と義人達のための場所を私に測ってあてがうために縄を取り上げた。そこに私は、太古よりその所に住まう原初の先祖達と義人達を見た。

 

(上記同じ※人の子=メシア)

 

 

◆補足文

参考動画紹介YouTubeエノク書と堕落時代のお話」2017・7月23日公開の

edenMediaさんの動画と、「What You Need to Know About The Book ENOCH

And The AGE of The……」2019・12月9日公開のWoodwardTVさんの動画があります。

 

 第69章の中の4番目の堕天使ペネムについて、「この者はまた墨と紙でものを書くことを人間に教え、それがために、永久に道を踏み外す者が多数にのぼり、今日に及んでいる。…人間は墨と筆でその信仰を堅うするように生まれたのではない。……この知識故に彼等は滅び、この力故に死は私を食い尽くす。」とありますが、まさしく真理の言葉であると感じました。

 

 あと、堕天使達の名前ですが、ウイキペディアの悪魔一覧表を見てみると、キリスト教には堕天使の筆頭のシェミハザから始まる以下の名前は見当たらず、別の名前が羅列されていますが、当然ながらユダヤ教の悪魔一覧名には全部ではないですが、だいたい載っていました。特にガデルエルが、このエノク69章の中でも悪質な堕天使として書かれていますが、注目すべき点としては(最初の人類の母)エバを誘惑した、とある部分です。旧約聖書の創世記の中ではエバを誘惑したのは「蛇」となっています。しかし、単なる蛇ではないことは、蛇がエバに語った内容からして分かります。つまり、大変な知恵を持った蛇だったからです。昔から、堕天使が蛇に化けて、エバを騙したとか、堕天使が蛇を操ってエバに話しかけたとか言われているのは、このエノク書の記述から来ていることは否定できません。

ユダヤ教では、ガデルエルで、キリスト教ではルシフェル、もしくはサタナキア?アスタロト?あたりでしょうか。

 

 第70章では、義人エノクが神に召されて生きたまま神の国に上げられたことが告げられています。実に肉のある人間のうちで、生きたまま神の選民として召し上げられた者は古代から現代までエノク以外に一人もいないのです。

第70章以降もエノクの見た幻の記述は続いていきます。これについて、「旧約聖書外典・下巻」の関根正雄氏によれば、本来は71章以降が70章よりも前になるはずだったのだろうと述べられています。その理由づけとて、エノク書は、エノク一人の記述であることには違いないのですが、後の写本の筆跡者達、筆者も年代も異なる多くの文書、もしくは資料の集成であり、最も古い部分は前170年頃であろうと言われ、最も新しい部分は紀元後1世紀中葉に付加されたものであると考えられるからです。当然の事ながら表現や用語も多様であり、重複や加筆修正も少なくないと言われています。しかし紀1元世紀にはほぼ現在伝えられている形で存在していたということなので、大きな編纂はないはずです。

 

 

 

 

 

 

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』11

旧約偽典『エノク書

 

 

 

 第63・64章(略)

 

 

 

 第64章

 

 

 その頃、ノアは地がへこんで、その滅亡が近くなったのを見た。

彼は足を上げて、そこから大地の果てまで行き、祖父エノクに三度、

「聞いてください。聞いてください。聞いてください。」

と苦しそうな声で呼びかけた。

 

 彼、エノクは言った。

「これ、私に言うがよい。地の上で何事が起こっているのだ。大地はこんなに喘ぎ、揺れ動いているではないか。まさか、わしまで巻き添えくっておさらばじゃあるまいな。」

 

 その後、もの凄い地震があり、続いて天から声が聞こえ、私は地面にひれ伏した。

私の祖父エノクが来て私の傍らに立ち、

「どうしてあんな苦しそうな泣き声を出して私を呼んだのだ。」

と私に語りかけた。

 

 

 「乾いた大地に住む全ての者に対して、これが彼等の最期だ、という命令が主のところから下った。それは、彼等のみ使い達の一切の秘密、サタン共の一切の不法、彼等の秘密の力の一切、魔術を行う者達全ての力、悪魔祓いの全ての力、全地の鋳造の偶像を造る者全ての力を知ったからである。

また、銀がどのようにして地の塵からでき、軟金属はどのようにして地上に生成するのかも知った。鉛と錫(すず)は前者、銀のようにして地からできるのではなく、それらを生み出すのは泉であり、その中に立つみ使いである。このみ使いは最も際っている。」

 

 それから祖父エノクは私を手でつかんで立たせて言った。

「行くがよい。この地震については霊魂の主にお尋ねしたからな。彼は私に仰せられた。

彼等の不法故に彼等の裁きは終わった。彼等が魔術師を探し求め、地が、そこに住む者と共に滅亡することを聞き出してきたゆえに、刑の執行はもはや差し止めることは出来ない。』

隠されてあったことを見せられ、裁かれた彼等には、永久に悔い改めの可能性はない。しかし、我が子たるお前だけは別で、霊魂の主は、お前が潔(きよ)く、秘密についてのこの咎を免れていることをよくご存じであられる。彼はお前の名を聖人達の間に確立し、乾いた大地に住む者の中からお前だけを生き残らせ、お前の種、末裔を義をもって王位及び大いなる栄光の地位に定め、お前の末裔から無数の義人達と聖人達が泉が永久に湧き出るように定められた。」

 

 

 

 

 第66章

 

 

 この後、彼エノクは懲罰のみ使い達を私に見せてくれた。

彼等は、乾いた大地に留まり、住むところ全ての者の裁きと滅亡となるであろう地下水全ての力を解き放つべく到来する準備が出来ていた。霊魂の主は、繰り出しかけていたみ使い達に、手を上げず、暫く様子を伺うように命じられた。

このみ使い達は水力を司っていた。私はエノクの所を辞した。

 

 

 

 

 第67章

 

 

 その頃、主のお告げが私にあって、彼は言われた。

「ノアよ、見よ、君の分の※くじがわたしの所にのぼってきた。傷のない、愛と公正の

くじ。今み使い達が木で何かこしらえている。彼等がその仕事を終えたら、わたしは手でその木製のものにかけて、これを守り、それから生命の種が生ずるようにしよう。

乾いた大地は、空っぽになってしまわないように。ある変化を経るであろう。わたしは君の子孫をわたしの前に永久に固うし、君と共に住む者達を乾いた大地の面に散らし、彼等は地上で、主の名によって祝福され、子孫の数が増えることであろう。」

 

 彼等は不法を見せたあのみ使い達を、燃え盛るあの谷、以前祖父エノクが私に見せた西のかた、金銀、鉄と軟金属と錫の山の所に閉じ込めておくであろう。その谷を見ると、それは激しく震動し、水が波立っていた。

これらのことがことごとく成された時、あの炎をあげる軟金属とあの震動から、その場所に硫黄の臭いが生じ、これはあの水と混合して、人を迷わせたみ使い達の谷は、その地の下で燃え出した。その谷から火の河が流れ出し、そこで乾いた大地の住人達を惑わしたあのみ使い達は裁かれる。その時、その洪水は王者達と権威家達と貴人達、及び乾いた大地の住人達にとって肉体の癒しとなるが、霊にとっては裁きとなるだろう。

彼等の霊は欲情に溢れ、その肉体を裁かれるであろう。

 

 霊魂の主を拒んだ故に。彼等は自分達の裁きを日に日に見せつけられながら、尚も彼の名を信じることをしない。彼等の身体が燃えれば燃えるほど、それに応じた変化が彼等の霊に永久に生じる。霊魂の主の前では、無意味な言葉が語られることはないのである。

 

 自分の肉体の欲情に信頼を置き、主の霊を拒んだ故に、彼等には裁きが望むのである。その水だが、その時にはこれも変化する。み使い達が裁かれるその時、その水の泉の温度が変わる。み使い達が地下の火の水から上がれば、泉の水は変化して冷える。

 

 私は聖ミカエルが答えて言うのを聞いた。

「み使い達に下されるこの裁きは、王者達、権威家達、及び乾いた大地を治める者達に対する証言である。」

 

 この裁きの水は王達の肉体の癒しと彼等の肉体の欲情のためのものであるが、彼等は、この水が変じて、永久に燃え続ける火となることを見ようとも、信じようともしない。

 

 

 

◆補足文

※くじに関する深い考察。

「くじ」というと「おみくじ」が連想され、占いの一種であるという見方が一般的です。占術は堕天使から人間に教えられた邪悪なものですから、この場合のくじは当然意味が違っています。

ヨベル書・第8章においても、ノアが自分の子等に彼の相続分として土地を分割するにあたって「くじ」を用いています。この「くじ」の本来の意味は原語の意味からして「分け前」や「分」という意味を示しており、占いとは関係ないものなのです。土地の分配に関してヨシュア14:2に『9部族半のためにヤハウェモーセを通して命じた通り、土地はくじによって分配された。』とあります

 

 では、いつから、「くじ」が占術と変わったのでしょうか。調べてみると、日本の場合、平安時代天台宗の僧侶・元三大̪師(元三慈恵大師良源上人 912年~985年)が観音菩薩より(お告げ)霊訓を受け取り、五言四句の偈文(げぶん)100枚の内の1枚を引かせて、偈文から進むべき道を訓えたのが源型とされています。良源は「厄除け大師」ともあだ名されていたようです。

観音菩薩はインドの女神の由来、又、ゾロアスター教のアフラ・マスダーの娘、アナ―・タヒなどと関連付けられています。これらはサタン宗教ですから、そこからヤハウェのものであった「くじ」を占術として変えてしまったということになります。ノアの時代においてもくじを引く時はヤハウェに祈って行っていたようですから、そこから偶像崇拝のサタン宗教もマネをして「おみくじ」として悪魔の神々に祈らせ引かせるという形にしたということですね。)

 

 

 

 

 第68章

 

 その後、私の祖父エノクは、本の形で、全ての奥義の解釈と彼が授かったところの譬えを私に伝授してくれ、私のためにそれを「譬えの書」の言葉の中に挿入してくれた。

 その日、聖ミカエルはラファエルに答えて言った。

「霊の力は私をさらい、苛立たせる。奥義に関する裁き、即ちみ使い達の裁きと厳しさ、執行された後にまで影響が残るその裁きの厳しさに、一体誰が骨身をやせ細らせずに堪えることができようか。」

 

 聖ミカエルはまたラファエルに答えて言った。

「これを聞いて胸の痛まない者、はらわたの煮えくり返らない者があろうか。彼等をこのように法廷に引き出した者の口から裁きの宣告が彼に対して発せられた。」

 

 聖ミカエルは、霊魂の主の前に立つと、次のようにラファエルに言った。

「私は主の目の前で彼等に味方はしない。✱霊魂の主は、彼等が主のような振舞をしたことを憤っておられるのだ。それ故、これまで隠されていた裁きが永久に彼等の上に下るであろう。み使いも人間も彼等の分に預かることはなく、彼等だけが独りその裁きを永久に受けるのである。」

 

 

 

 

 

◆補足文(✱霊魂の主は、彼等が主のような振舞をした事を憤っておられるというのは、堕天使や悪霊共が神でもないのに、神に成りすまして神のような振舞を人間達の前で行い続けている事を意味しています。それは、現在にまでいたって変わっていません。

聖書外典偽典(旧約偽典)『エノク書』10

旧約偽典『エノク書

 

 

 

 第57~59章(略)

 

 

 第60章

 

 

 エノクの生涯の第500年7月、その月の14日。あの譬えの中で私は天の天がどんなに激しく震え、至高者の軍勢、幾千、幾万の天使たちがどんなにはげしく動揺したかを見た。その時私は、高齢の頭がその栄光の座に坐り、み使い達と義人達がまわりに立っているのを見た。

 

 ひどいおののきが私を襲い、恐怖が私を捉え、腰は萎えて立たず、身体中がとろけて、へなへなと前にのめった。聖ミカエルがもう一人の聖なるみ使い、聖なるみ使い達の中の一人を遣わして、私を立たせてくれた。このみ使いが私を立ちあがらせてくれると、私は元気を取り戻した。その軍勢とあの鳴動、天の激動は私が見るに堪えられなかった。

 

 聖ミカエルが私に言った。

「こんな幻のせいでぶるぶる震えているのか。今日までは彼の憐れみの時だった。彼は乾いた大地に住まう者達に対して憐れみ深く、怒るに遅い方である。

霊魂の主が、正義の裁きを重んじない者、正義の裁きを否定する者、彼の名をいたずらに唱える者に対して備えられたところの日と力と刑罰と裁きとがやって来る時、その日は既に整えられた。

 

 選民には裁判の席での弁護、罪人達には詰問。

その日、2匹の怪獣は分かれ、✽レヴィヤタンという名の雌の怪獣は海のどん底、水の源の上に住み、名を✱ベへモットという雄は胸で眼に見えない荒野を掴んでいる。その名はデダインと称し、霊魂の主が造られた人間の最初のアダムから7代目にわたる私の曾祖父(エノク)がさらわれていった、選民と義人達とが住む園の東にある。」

 

 私はあの別のみ使いにこの怪獣の力がどういうふうにして一日で分かれ、一方は海のどん底に、他方は乾燥した荒野に投げ出されたのかを示してくれるよう頼んだ。

彼は私に言った。

「君は人の子でありながら、隠されたことをここで知りたがる。」

 

 同行のもう一人のみ使いで、隠されたこと、はじめのことと、終わりのこと、天上にあることと、地上の深みにあること、天の果てにあることと天の基にあること、風の倉にあることを見せてくれた者が以下のことを私に語った。

 

 どのようにして風は分かれて、量られるのか、風の源は風力に関して、月の光力に関してどのように測られるのか。

義の力はどうなのか、星の一つ一つの名前に応じた分割、それぞれの部分がどう分割されるのか、雷鳴をそれぞれ落雷地点に応じて。また稲妻が光るように稲妻の中に設けられる全ての区分、またそれらが直ちに聞き従うようにと準備されているその一隊。

 

 雷鳴には休憩所があって、その音を出すのを待つようになっている。雷鳴と稲妻は不離不足の関係にあり、一体ではないにも関わらず、霊によって両者一緒に進み、別れない。稲妻が光ると雷鳴が轟き、霊はその時は休み、二者の間を等分に区分する。

雷鳴の倉は砂で出来ていて、その一つ一つがその鳴る時、手綱で押さえられていて、霊の力によって向きを変えさせられたり、地の数ある区域へあちこちと追いやられる。

 

 海の霊は男性的で力強く、力任せにその手綱で海を引き戻し、また同様に、海は地上のあらゆる山々へ送り出されたり、散らされたりする。霜の霊はそれ自身のみ使いであり、雹の霊は善いみ使いである。それは雪の霊をその力故に見放し、それ独自の霊を持っている。それから昇ってくるものは煙のようで、名を霜という。

 

 霧の霊は彼等と倉の中で一つにならず、それだけの倉を持っている。その径は輝き、光、闇、冬、及び夏の中にあり、その倉は光であり、それ、霊がそのみ使いである。

露の霊は天の果てに住居があり、雨の倉にへばりついていて、その径は冬と夏にあり、その雲と霧の雲は結び合わさっていて、互いにやりとりをしている。

 

 雨の霊がその倉からたたき起こされると、み使い達がやって来て、倉を空けてやる。乾いた大地の全面にまき散らされ、全ての時に乾いた大地の上にある水と一つになるときも同様である。

水は乾いた大地の上に住む者達のためのもので、天の至高者が乾いた大地に賜う滋養である。それ故、雨には秤があり、み使い達がそれを引き受ける。私はこれらすべてのものが義人達の園まで続いているのを見た。

 

 私についていた平和のみ使いが私に言った。

この2匹の怪獣は神の大きさに従って備えられ、神の刑罰が無駄にならないように飼育されている。息子等は母親と、子供等は父親と共に殺められるであろう。霊魂の主の刑罰が彼等の上に留まる時、それは、霊魂の主の刑罰が彼等にいたずらに加えられないように留まるのである。その後、彼の裁きが憐れみと忍耐をもって行われるであろう。」

 

 

 

◆補足文

✽レヴィヤタン……ヨブ記41:1に神とヨブの会話から「あなたは釣り針でレヴィヤタンを引き出すことができるか。また、綱でその舌を押さえつけることが出来るか。」

イザヤ27:1「その日、神はその堅く、大きく、強い剣を持って、滑るように動く蛇レヴィヤタンに、曲がった蛇レヴィヤタンに注意を向け、海の中にいるその海の巨獣を必ず殺されるであろう。」、詩編74:14「あなたご自身がレヴィヤタンの頭を打ち砕かれました。」、104:24~「神よ、あなたの御業は何と多いのでしょう。あなたはこれほど大きく、広いこの海、そこには無数の動くものがいます。生き物が、小さいものも大きいものも。そこを船が通ります。レヴィヤタンについては、あなたはこれをその中で戯れるように形造られました。」

と幾つか記述されています。

 

ベヘモット……ヨブ記40:15「さあ、見よ、わたしがあなたと同様に造ったベへモットがいる。これは青草を雄牛のように食べる。さあ、見よ、その力はその腰にあり、その活動力はその腹の腱にある。これはその尾を杉のように垂れる。その股の筋は絡み合っている。その骨は銅の管であり、その強い骨は打って造った鉄の棒のようである。

というように記述されています。

 

 共に、ウイキペディアの説明によれば、神が天地創造の5日目に造り出した存在で、この2つの怪獣はジズというもう一つの怪獣を合わせると3頭一対を成すとされています。しかし、ジズはユダヤの伝説に登場する架空の怪物、怪獣で、旧約聖書には登場してきません。(神が天地創造でこのレヴィヤタンとベへモットを創造されたのは正しい解釈です。)ユダヤの伝説によれば、レヴィヤタンが海でベへモットが陸の怪獣なので、ジズは空の怪獣であるという設定のようです。

ジズは巨大な鳥で、大地に立った時、その頭は天にまで届き、翼を広げると太陽を覆い隠すという。世界の終末には、この3体の怪獣は食べ物として終末を生き残った選民達に供給されることになっているらしい。いずれにしても、このジズは中世ゾロアスター教の影響で3頭1対などという組み合わせを考えられたようなので、この辺りは却下するべきでしょう。)

 

 

 

 第61章

 

 

 その頃、あのみ使い達が長い紐を与えられ、翼をつけて、北の方へ飛んで行くのを見た。私はみ使いに問うてみた。

「なぜあの者達は長い紐を掴んで行ったのですか。」

 

 彼は私に言った。

「測量に行ったのである。」

 

 同行のみ使いが私に言った。

「彼等は義人達の秤、義人達の綱を持ってきて、義人達が霊魂の主の名に永遠にすがれるようにするのである。選民達は選民と共に住み始めるであろう。これが信仰に与えられて義の言葉を強めるところの秤である。

これらの秤は地の深みに隠された全てのもの、荒野によって滅ぼされたもの、海や魚や獣に飲み込まれたものをあらわにするであろう。彼等が戻ってきて選ばれた者、メシアの日により頼むためである。霊魂の主の前で滅びる者はないし、滅びることのできる者はないのだから。

 

 天上にある全ての者は命令を受けた。同じ一つの力、一つの言葉、火に似た一つの光が彼等に与えられた。まず何よりも、彼を褒め称え、崇め、知恵をもって賛美する。

彼等の言葉にも、生命の霊にも知恵が表れている。

 

 霊魂の主はその栄光の座に選ばれた者、メシアを坐らせ、メシアは天上の聖人達のすべての行いを裁き、彼等の行為を秤で測る。彼が、霊魂の主の名の言葉によって彼等の道を、また至高者なる神の義の裁きの道によって彼等の行状を裁こうと顔を上げられるや、彼等はみな声を一つにして語りだし、彼を褒め称え、賛美し、崇め、霊魂の主の名を寿ぐであろう。

 

 彼は天の全軍勢、上なる全ての聖者達、神のぐんぜい、ケルビム、セラピム、オパ二ムに呼びかけられる。すべての力のみ使い、すべての権威のみ使い、選ばれた者、乾いた大地の上、水の上にある別な軍勢、これらすべてがその日には、一体になって声をあげ、褒め称え、賛美し、寿ぎ、信仰の霊により、知恵と忍耐の霊により、憐れみの霊により、裁きと平安の霊により、善の霊によって崇め、彼等すべてが声を一つにして、

「彼こそはほむべき、霊魂の主のみ名は永遠に、永遠までに褒めてしかるべし。」と言うであろう。

 

 全て上なる天にあって眠ることをせぬ者達は彼を褒め称える。また、天にある全ての聖者達は彼を褒め称える。命の園に住む全ての選民、あなたの聖なるみ使いの名を褒め称え、賛美し、崇め、潔めることの出来るすべての光の霊、あなたのみ名をとこしなえに力一杯賛美し、褒め称えるところのすべて肉なる者も、これに加わる。

 

 霊魂の主の憐れみは豊かで、怒ることに遅く、すべてのその業、すべての力を、即ち彼の創られたものすべてを、義人達、選民達に霊魂の主の名によって啓示された。

 

 

◆補足文

ケルビム……智天使(ちてんし)

天使の階級では上から2番目の位階。

「炎の剣=稲妻」を武器にエデンの園の東門を護衛しているとされる。

ヘブライ語で「知識・仲裁する者」を語源とする。神に仕え記録係を担っている。彼等は太陽・月・星のエネルギーを持っていて、その運行を司っているという。

また、「神の聖なる計画」を実行するために、どんなことを遂行するか考え出す役割をもっている。

 

ケルビムの姿はエゼキエル20:21によると、4つの顔を持ち、4つの翼を持っていて、その顔は人間のようであり、右に獅子の顔、左に牛の顔、後ろに鷲の顔を持っているとされています。そしてケルビムの全身においては、背中、両手、翼、そして彼の傍らにある車輪にもすべてには一面の目がつけられています。この目は知恵の象徴と言われています。また、翼の下には人の手のようなものもあります。

 

セラピム……熾天使(してんし)

天使の階級では最上位の位階。

創造主に最も近くに存在する天使。ヘブライ語で「燃える」を語源とする。

神の炎・愛と純粋な光と思考をもつ天使。

 

イザヤ6:2には、6枚の翼を持ち、2つで顔を覆い、2つで足を覆い、2つで飛び回るとされています。神への愛と情熱で体が燃えているため、熾(燃える)天使と言われています。

 

オパニム……座天使(ざてんし)

天使の階級では第3位の位階。

名前は「玉座・車輪」の意。神の玉座を運ぶ天使。

神の意志を天使達に示す「意思の支配者」でもある。

オパニムも燃える天使、車輪の姿で描かれるようです。   )

 

 

 

 

 

 第62章

 

 

 主は王者達、権勢家達、貴人達、及び地に住まう者達に次のように言って命じられた。

 「眼を開き、選ばれた者をこれと見定めうるかどうか、角をあげてみよ。」

 

 霊魂の主はその栄光の座に彼を坐らせられ、義の霊がその上に注がれ、彼の口の言葉はすべての罪人、不法の者を殺し、彼等は彼の前から滅び去ってゆく。

その日、すべての王者達、権勢家達、貴人達、乾いた大地を支配する者達は彼の前に立たされ、彼がその栄光の座に坐り、義人達が正義をもって彼から裁かれ、彼の前で無意味な言葉は語られないのを見て彼を知るであろう。

 

 胎児が胎の入口に差し掛かって産み出すのに難儀する陣痛中の女のように、彼等の上に苦しみが襲い掛かるであろう。彼等は互いに顔を見合わせ、恐怖し、色を失い、その女の子が栄光の座に坐るのを見て苦痛に捉えられるであろう。また、王者達、権勢家達、地を治める全ての者達が、すべて隠されている事を支配するお方を賞賛し、褒め称え、崇めるであろう。

 

 人の子ははじめから隠されていて、至高者がその力によって護っておられたのを、選民達に顕示されたものである。聖人達と選民達の教団の種がまかれ、選民はすべてその日彼の彼の前に立つであろう。また、全ての王者達、権勢家達、貴人達、及び乾いた大地を治める者達が彼の前にひれ伏して彼を拝み、その人の子に希望をつなぎ、彼に慈悲を乞い求めるであろう。

 

 かの霊魂の主がしきりとけしかけられれば、彼等は慌てふためいて彼の前から退り(さがり)、彼等の顔は恥に満ち、彼等の顔には暗い影が増し加わる。懲罰のみ使いが彼等をもらい受け、彼等は彼等の子等、彼の選民をいじめたことに対する報いを受けるであろう。彼等は義人達と選民の見世物となる。彼等後者は霊魂の主の怒りが彼等の上に留まり、霊魂の主の剣が彼等の血に酔いしれたことを喜ぶであろう。

 

 義人達と選民はその日救われ、罪人や不法者達の顔をもはや見る事はないであろう。霊魂の主は彼等の統治者として住まい、彼等はこの人の子と共に住み、食事や寝起きを永遠に共にするであろう。義人達と選民は地から立ち上がって、顔を伏せることを止め、生命の衣をまとうことであろう。それは霊魂の主から(賜るところ)の生命の衣であって、君達の衣は古びることはなく、君達の栄誉は霊魂の主の前に尽きることがない。