tekuteku-tekutekuの日記

聖書研究と陰謀論

悪魔を愛した者達 1.

『悪魔を愛した者達』

 

 

 この世が一部の富裕層である支配者達に牛耳られているということは、もはや詳しい説明は必要のないことなので、省略させていただいて、その、支配権を持つ者達、もしくは一族達が、「都市伝説」でも何でもなく、『悪魔崇拝』をやっているということについても真実の話です。これは「聖書」においてもその初めから書かれていることですし、このブログ内で紹介している聖書の聖句からも明らかです。

ということで、ここからは「聖書」の記述を元に、そのルーツを探りながら話していこうと思います。

 

 

 まず、最初から申しておりますように、まず、霊的な世界である神の世界において、全ての創造主であるャハウェに最初に反抗した熾天使ルシフェルがその与えられた最高の美貌と知恵と権力に自惚れ、自らがャハウェに対抗する神となろうとしたことから始まります。この辺りもあまりにも有名であり、その後神が地球を創造し、そこに最終的な創造物として人間の男女を造り、それらに特別な愛情を注いだことに目をつけ、神に反抗すべく材料としてイブをだまし、アダムも巻き込んだことから霊的な天の世界において、ルシフェル側に付き従う霊軍と、神側に従う霊軍に分かれます。

そして神は、この事件から霊的な裁きというものについて、ルシフェルには「永遠の地獄」へ下ることを宣告されるのです。そして、肉的な人間の裁きにおいては、神に対し罪を犯したアダムに代わる罪の贖いとして「全き罪穢れのない肉」としての、こちらも霊的な熾天使と言われている霊のイエスをこの世の『救世主』として遣わすことを告げられたのです。

 

 次に、この世にアダムとイブの子孫の物語が始まりますが、アダムとイブの最初の息子達、カインとアベルが登場します。2人は、両親と同じように神のいいつけを守り崇拝していました。ところがしばらくすると、神は、カインよりもアベルの方が自分に忠実であり、熱心であったためにアベルをより可愛がるようになります。そのことに嫉妬したカインは、ある日弟のアベルと喧嘩をして彼を殺してしまいました。

そのため、カインはエデンの東に行き、アベルの後に生まれた妹アワンと結婚し、彼はその場所から自分の子孫を設けてゆきました。

 アダムとイブは、殺されたアベルの代わりの子供として、3人目の息子、セッ(シェト)を設けます。このセツは、アダムによく似た息子でした。セツも後に生まれた妹のアズラと結婚します。

こうして、ここから人類で最初の殺人を犯したカインの血筋と、罪のないセツの血筋の子孫達が地上に増えてゆくわけです。

 

 聖書の説明で見ると、カインは弟を殺した後、神に見つかり素直に自分の犯した罪を認めています。

カインは、「私の咎は重すぎて負いきれません。…私を見つける者は誰でも私を殺害するでしょう。」と答えています。そこで神は、カインの罪を許し「ならば、カインを殺害する者は誰でも7倍の復讐を受けることにしよう。」と言い、カインだと分かるように彼に1つのしるしを付けたのです。

この流れを見ると、カインは罪を犯したとはいえ、まだ神に愛されていたということが分かります。

ところが、カインは自分が神に罪を許された事と保護されたことに自惚れたのか、後に結婚して、自分の子供が生まれると自分の子供達に次のように語るのです。

「わが声を聞け、アダとッィラ。わが言葉に耳傾けよ、レメクの妻達。

私は我がケガの仕返しのために男を、わが傷の仕返しのために若者を殺害した。

カインの復讐が7倍なら、レメク(カインの4代後の孫)には77倍。」

と言っているのです。どうしてそういう計算になるのか、このセリフだけでもカインの性格や、彼の子供達に対する教育方針がどのようなものだったかが垣間見えます。

後にカインは、神に対しても、また自分の犯した罪に対しても、恐らく反省の気持ちなど全く無くなってしまったのでしょう。

むしろカインは、自分の後に生まれた父とそっくりな弟セツに対して、再び嫉妬の炎が燃えて神を逆恨みするようになったのかもしれません。

 

 地上にどんどん、この2つの血筋による子孫が増え始めた頃、新たな霊的な事件が起きます。実はャハウェは、天において人間の監視と保護のために「見張りの者達」という役目で200人の天使達に仕事をさせていましたが、この天使達が人間の美しい娘達に恋をし、結婚をするために地上に降りてきてしまったのです。<エノク書

この話も有名なので、詳細は省きますが、要するに人間と霊的な天使(神の子)のハイブリッド、「ネフィリム」がこの世に誕生してしまうのです。

この、200人の天使達と結婚したのは、どちらの子孫の娘等であったのかについての説明は、残念ながら聖書には書かれていません。ただ、ヨベル書においてのセツの系図の説明の中で、見張りの堕天使の名前が出てきます。バラキエルと、ダネル、バラクエルです。

ただ、カインの子孫にもセツと全く同じ名前を付けていることもあるので、どこまで正しいものかは分かりません。

(カインの子孫の方が堕天使との結婚が圧倒的に多かったのでは?と思われます。)

その根拠として、セツの一族は、基本的にはアダムとイブと共に暮らしていましたから、恐らくャハウェに忠実で、罪穢れを犯さないように常に気をつけていたものだと推察できます。無理強いされた可能性もあるので絶対とは言い切れませんが…。

とにかく、このネフィリム(巨人)達の誕生によって、世界は一気に破壊と混乱を極めてゆくようになりました。

そして、このとんでもない事態が神の知るところとなり、ついには見張りの者達の粛清がなされることになりました。

この時、セツの子孫である、神に愛されたエノクが登場して堕天使となった天使達の頼みを引き受け、ャハウェに罪の執り成しをしますが、勿論却下されます。

こうして彼等は、先のルシフェルと共に、いつか「永遠の地獄」へ落とされるという宣告を受けるのです。

この決定によってか、ルシフェルが天界から追い出された後に彼に付いてきた天使軍団だか、この見張りの200人連中も含めてなのか分かりませんが、天において戦争が起きます。そして3分の1の天使はルシフェル側に付いて戦いました。

しかし、ャハウェの圧倒的な軍勢と力には元より叶うはずなどありません。

彼等は地に投げ落とされ、それ以来天に上ることを固く禁じられ、地上の人間達の傍近くに住むことを余儀なくされました。

つまり霊的において、この地上の世界には、ルシフェルの軍勢と堕天使と人間の子供であるネフィリム=悪霊と呼ばれる者達がいるということです。

この説明も何度も話しています。

 

 では人間の魂は何処かというと、人間の死後の魂はャハウェの住む天の世界におけるある場所に眠った状態で集められているといいます。

その場所は、その魂の罪穢れによって分けられており、罪なき善人の魂と悪人達の魂の眠る場所は分けられているようです。

最後の審判」が死後すぐに行われるのかどうかは正直分かりませんが、善人と罪人が同じ場所で眠っていないということだけは確かなようです。

この情報によって、一つ確かに言えることがあります。

それは、この世における霊媒者による「死者への問い合わせ」は全くの「嘘」であり、まやかしであるという事です。

何故なら、眠っている一般の魂を起こして呼び寄せられませんし、神はそのようなことを決して許したりはしないからです。

予め神に選ばれて目覚めて一緒に活動している、かつての有名な預言者達などは別ですが、それでも世の霊媒師に呼ばれて出て来ることなど当たり前ですが一切ありません。

 

 ということで、巷でやっている「死者の呼び出し」は、悪霊や堕天使がその呼び出された人間をそっくりマネて現れているに過ぎません。彼等はそうして、人間達をだまして面白おかしくやっているのです。その目的は彼等の「嘘の宗教・神の世界」を世に教えるためです。「輪廻転生」もそういう理由で古代から教えてきています。

イエス・キリストによる「最後の審判」を信じさせないためです。

人生は何度でもやり直せる。繰り返し生まれ変わればいい。罪を犯しても、次の転生した人生でやり直せると教えているのです。彼等の教える「魂の不滅論」は、罪を犯しても構わないのだというニュアンスが含まれているのです。「カルマ」も同じ理論です。

罪は生まれ変わりの中で消せるという騙しテクニックです。そこへ、ルシフェルが最初に心に言った「わたしも神になる。」です。

「魂の進化」という言葉を使って、努力すれば誰もが神に近づく、神になれると教えています。神になど決してなれはしないのに、です。

どんなに偉い高僧でも、苦行難行を成し遂げても無駄です。神に近づくことも、ましてや神になることも在り得ないのです。ちょっとまともに考えたら分かることです。

あたり前の話です。

 

 この世において、霊媒師や占い師達は悪魔である彼等の弟子達であり、子供達です。彼等はそうした騙し商売で彼等の神々を敬い、おまけに懐も潤しています。

聖書ではそうした世でのからくりを何度も教えて警告しています。

 

(近代で霊媒師の始まりを調べるとその始まりから霊的なものを商売にしていたことが判ります。神仏を商売にするなど初めから罰当たりなことに決まっています。)

 

 上記に付け加えると、ということは、この世で行われているあらゆる霊的な習慣や祭り事は全て、悪魔崇拝による行為に繋がっていることがわかります。

あまりにも世界中で自然に頻繁に行われてきた為に、もしくは慣習化されているために、たいがいの人々はそれが邪悪な行為であるとは思っていません。

古くからある神々(特に偶像崇拝)を、代々伝わる歴史のある文化であるとか、伝統であるとか思って敬っています。

または、あまりにも永い月日が経ってしまっているために、その習慣を犯しがたく、それを行わないと神罰が当たると恐れを抱いて止めるに辞めれない状態になっているということもあります。

 

 では、何なら大丈夫なのか?キリスト教なら大丈夫なのかと言えば、キリスト教もエセ・キリスト教ばかりが蔓延しています。

カトリックは特に顕著ですが、プロテスタントもダメなのです。

まともにやっているプロテスタントのところも一部はあるようですが少数です。

決め手は、自分自身で聖書に照らし合わせて、教会が間違っていることをやっていたら倣わないのが良いです。

そして、スピリチュアル系全般の教え、神的行為も危険です。現代ではこのスピ系こそが最要注意であり、近寄らないに限ります。

スピリチュアル系は、近代の魔女「神智学」のブラバッキ―女史や、魔王のアリエスター・クロウリーが現代バージョンの悪魔崇拝として世に広めたものです。

 

 

 ちょっとまた横道にそれましたが、聖書に戻ります。

この世にネフィリムが誕生し、世界が破壊された後に、(いつ頃か不明ですが)天において戦争が行われ、神はこの世と人間を創造したことを悔やまれるようになりました。

しかし、セツの子孫であるエノクやその孫にあたるノアに希望を見た神は、ノアの家族のみを助け、洪水を起こされ世を一掃することにしました。

リセットされた新たな地上に、ノアの家族が住み、その子供達の家族ごとにノアが決めたくじによる土地の分配がなされました。

また、このノアの子供はハム、セム、ャぺトの息子達3人ですが、アダムのカインとアベルの時のように、残念ながら全ての子供がャハウェに忠実ではありませんでした。

特に、長男であるハムの一族は最悪で、ノアに呪われたカナンのように、ずる賢く残忍な者達となっていきました。

後にャぺトも、ャハウェに反抗する一族となり地表に広がってゆきました。

唯一残されたセムのみが、ノアに愛され共に暮らしャハウェに良しとされたのです。

 

 前に、「緑の世界史」の著作をもとに、シュメール人を説明した時にも同じような事言いましたが、ついでに補足すると、聖書においては、ノアの洪水以降もネフィリムの血筋は生き残っていたようで、

<創世記6:4>「その時代、またその後にもネフィリムが地にいた。」

とあり、後からも説明しますが、その血統は残され続いていきました。

 

 よく都市伝説で、シュメール人=宇宙人説 が唱えられていますが、この都市伝説は完全に間違っています。

まず宇宙人など存在していませんし、本当はシュメール人ネフィリムの子孫 が正解です。

そのシュメール人が、洪水前から栄えたネフィリムの一族とも考えられますが、彼等がとても賢く、科学・数学・天文学・医学など様々に発達していたのは、堕天使の知恵によるものだったとすれば全ての説明がすんなりとつきます。それに、あの特徴的な顔つきも、不思議な言語においても堕天使の血筋であるのなら納得の答えです。彼等は自分達のことを「混ぜ合わされた人」と呼んでいたわけですから。

特に天文学において、望遠鏡などない古代の時代で、見ることの出来ない遥か遠い天体の様子を細かく正確に知り得ていたのは、天の様子を余すところなく見て知っている、堕天使達による情報があったからだといえます。

そして、その堕天使達によって、あらゆる魔術、占術、医術、もしくは戦争のやり方、武具などの道具の作り方なども教えられています。

 

 <ヨベル書8:4~>

「彼はその名をカイナムと呼んだ。その子は成長し、父に書を習い、町を攻めれるような所を探しに出掛けた。彼は昔の人が岩に彫った碑文を発見し、その内容を読み、訳したが、それがために罪を犯した。そこにあったのは寝ずの番人達(見張りの者達)の教えであり、それによって彼等は天上の日月星晨の色々な徴を見て星占いをやっていたのである。彼はそれを書き取ったが、それについては喋らなかった。ノアにそのことを喋って怒りを被ることを恐れたからである。」

とあります。

 

 もちろん堕天使達は、それだけに留まらず、自分達を神々として祀り、崇拝させる事も教えています。

この教えがャハウェ信仰に対抗する「偶像崇拝」です。

そして、シュメール時代から始まった階段ピラミッド、エジプトのピラミッドの形があの三角形で同じなのは、崇拝する神々が同じだからです。世界中にこのピラミッド型の神殿は存在しています。またバベルの塔のように、沢山の天を目指す塔が建てられています。(現代で言えば高層ビル群)

また偶像におけるシンボルも似たり拠ったりで、基本的には同じ系統であるといえます。代表的なものは蛇、のシンボルや十字架のシンボル、太陽のシンボルなどです。(十字架は太陽のシンボルとも意味合いが被っています。)また、性的なシンボルも共通しています。男根のシンボルは特に顕著に世界中に造られられています。オベリスクもそれと同じ意味だといいます。

また、幾何学的な模様も同じです。五芒星や六芒星、サークル、月のマークもずっと使っています。そして世界中に同じです。

やはり崇拝する神々が同じ正体の霊であるからです。

しかし、賢い彼等は同じ神であっても、国や時代が違えば別の名前を使います。

この時代から現代までずっと変わらない名前の神、「モレク」や「バアル(ベル)」「アシュトレト(アシュラ)」もありますが、全て古代と同じ悪魔達であり変わりません。そしてそれらはほぼ同じ偶像崇拝であり、その崇拝行為・儀式においても共通性があり、異常な性的狂乱や生贄を捧げるなどを行っています。

「死人崇拝」も共通しています。

「仏教」の世界も表向きは普通ですが、高僧の世界、もしくは裏の世界では同じ性的狂乱があるとされています。