tekuteku-tekutekuの日記

聖書研究と陰謀論

エゼキエル書 15.

エゼキエル書

 

 

 

 

 第21章(省略)

 

 第22章

 

 

 

 血の都

 

 ャハウェの言葉が私に臨んで言った。

 

 「あなたは、人の子よ、審こうとするのか。

血の都(*エルサレムのこと)を審こうとするのか。

ならば、そのあらゆる忌まわしい行為を彼女に知らせるがよい。

あなたは言わなければならない。主ャハウェがこう言ったと。

 

 『その只中で血を注いでは自分の終わりの時を召集し、

自分の上に偶像を作っては自らを穢す町よ、

お前は自ら注いだ血によって罪を負い、

自ら作った偶像によって穢れた。

お前はお前の終わりの日を近づけ、お前の終わりの年に至った。

それゆえ、わたしはお前を諸国民の嘲りの的、諸国の笑い種とする。

お前に近い町々も遠い町々も、名の穢れた、恐慌の多いお前を嘲笑うであろう。

 

 見よ、イスラエルの指導者たちは血を注ごうとして、

お前の中で※①それぞれの腕力に頼った。

彼等はお前の中で父と母を軽んじ、お前の只中で虐げをもって寄留者を扱い、

お前の中で孤児と寡婦を踏みにじった。

お前はわが聖所を軽んじ、わが安息日を冒瀆した。

お前の中には、血を注ぐために誹謗する者達がいた。

彼等は山の上で食らい、お前の只中で淫らな行為を行った。

お前の中で彼等は父の裸を露わにし、お前の中で生理に穢れた女性に暴行を加えた。

お前の中で、それぞれ隣人の妻に対して忌まわしい行為をし、

それぞれ淫らな行為によってその嫁を穢し、

それぞれ自分の姉妹、父の娘に暴行を加えた。

お前の中で、彼等は血を注ぐために賄賂を取った。

お前は利子と利息を取り、虐げをもってお前の隣人を搾取し、わたしを忘れたのだ。

 

 見よ、わたしは、お前が行った搾取と

お前の只中で起こったお前の流血行為に対して、掌を打ち鳴らした。

わたしがお前を処分する日、お前の心は立ちおおせるか、

お前の手は強くありうるか、わたしャハウェがこれを語ったのである。

わたしがこれを実行する。

私はお前を諸国民の間に散らし、お前を国々に追散らし、

お前からお前の穢れを潰え去らせる。

お前は自分で自分を冒瀆したのだ。

こうして、お前は知るであろう、わたしがャハウェであると。』

 

 

 

 

 金 滓

 

 ャハウェの言葉が私に臨んで言った。

 

「人の子よ、わたしにとってイスラエルの家は金滓(かなかす)となった。

坩堝(るつぼ)の中では、彼等のすべてが青銅、錫、鉄、鉛であったが、

銀の金滓になった。」

 

 それゆえ、主ャハウェがこう言った。

 

 「お前達のすべてが金滓になったがゆえに、

それゆえ、見よ、わたしはお前達をエルサレムの只中に集める。

その上に火を吹きつけて溶かすために、

銀、青銅、鉄、鉛、錫が坩堝の只中に集められるように、

そのように、わたしはお前達を怒りと憤怒の中に集め、

置き去りにし、溶かすであろう。

わたしはお前達を集合させ、お前達の上にわが憤りの火を吹きつける。

お前達はその只中で溶けるであろう。

銀が坩堝で溶かされるように、そのように、お前たちはその中で溶けるであろう。

こうして、お前達は知るであろう、

わたしャハウェがお前達の上にわが憤怒を注いだのだと。」

 

 

 

 

 冒瀆の都

 

 ャハウェの言葉が私に臨んで言った。

 

 「人の子よ、彼女(*エルサレムに言え。

 

『お前は浄められることのない地であり、呪いの日に雨は降らなかった。

彼女の只中で、彼女の預言者等は結託し、吠えて獲物を引き裂く獅子のように、

人の魂を食らい、財閥と宝物を奪い取り、彼女の只中に寡婦を増やした。

彼女の祭司らは、わが律法を蹂躙し、わが聖所を冒瀆した。

彼等は聖と俗の間を区別せず、汚穢(おわい)と清浄の間の区別を知らせなかった。

また、わが安息日には目をつぶった。

こうして、わたしは彼等の只中で冒瀆された。

 

 彼女の只中で、彼女の高官等は獲物を引き裂く狼のように血を注ぎ、

搾取するために人の魂を滅亡させた。

また、彼女の預言者等は、空しいことを幻に視、自らを欺きを占い、

ャハウェが語らなかったのに、主ャハウェがこう言った、と言って

自ら泥で上塗りをした。

地の民は虐げを犯し、兄弟に強奪をはたらき、

苦しむ者と貧しい者を踏みにじり、寄留者を不当に虐げた。

彼女を破滅させまいとして、わたしは彼等の中に、この地のため、

わが前に石壁を築き、裂け目に立つ者を尋ね求めたが、誰も見つからなかった。

そこでわたしは、彼等の上にわが呪いを注ぎ、

わが憤りの火をもって彼等を滅ぼし、彼等の歩みを彼等の頭に返した。』

 

 とは、主ャハウェの御告げ。

 

 

 

 

 ❖補足文

※※第21章の補足文から、「バビロニア」に対する説明…「バビロニア」はイスラエルに対するャハウェによる審きの道具であった。その役割が終わると、バビロニア王自身に対する審きが行われる。預言者イザヤがアッシリアに対してとった姿勢<イザヤ書10:5-18>に通じる。

バビロニアネブカドネザルをャハウェの「僕」としたエレミヤもまた最終的にバビロニア王に対する審判を告げる。<エレミヤ25:1-14>

ただし、ここでは34節までへの付加。

 

※①それぞれの腕力…捕囚直前のエルサレムにおける党派的権力抗争。)