tekuteku-tekutekuの日記

聖書研究と陰謀論

エゼキエル書 28.

エゼキエル書

 

 

 

 

 第42章 

祭司達の部屋(省略)

 

 

 

 第43章

 

 

 

 イスラエルの神の栄光

 

 また彼は私を門に、東に向いた門に行かせた。

すると、見よ、イスラエルの神の栄光が※①東の方からやって来た。

その音は大水の轟きのようであり、地はその栄光によって輝いた。

私が見たその姿形は、町を滅ぼすために彼がやって来た時に、私が見た姿形と同じであり、

その様々な姿形はケバル河畔で見た姿形とも同じであった。

私はひれ伏した。

ヤハウェの栄光は、東向きの門を通って神殿に入った。

すると、霊がわたしを引き上げ、奥の中庭に私を導き入れた。

なんと、神殿はヤハウェの栄光で満ちていた。

私は神殿の中から私に語りかける方の声を聞いた。

私の傍らにはかの人が立っていた。

彼は私に言った。

 

 「人の子よ、わが玉座の場所を、またわが足の置き場所を見よ。

そこは、イスラエルの子等の只中で、わたしが永遠に住まうところである。

イスラエルの家は、彼等も彼等の王達も、その姦通によって、

王達の死体によって、彼等の高台によって、

もはや聖なるわが名を穢すことはないであろう。

彼等がかつて自分達の敷居石をわが敷居石と一緒に、

また自分達の戸柱を※②わが戸柱の傍らに据えたので、

わたしと彼等の間の隔たりは壁だけとなり、

彼等は自ら行ったその忌まわしい行為によって、聖なるわが名を穢したのである。

そこでわたしはわが怒りの中で彼等を滅ぼした。

しかし、今や、彼等はわたしからその姦通と彼等の王の死体を遠ざけなければならない。

そうすれば、わたしは永遠に彼等の只中に住むであろう。

 

 あなたは、人の子よ、イスラエルの家にこの神殿を告知せよ。

彼等はその忌まわしい行為を恥じるであろう。

彼等は神殿の形状を測らなければならない。

もし、彼等が自ら行ったことのすべてを恥じるならば、

神殿の輪郭とその構造、出口と入口、その輪郭の全体を、

またそのすべての掟とすべての律法を彼等に知らせよ。

彼等の眼前で、それらを書き記せ。

彼等がその輪郭の全体とそのすべての掟を守って、それらを行うためである。」

 

 

 

❖補足文

(※①東からやって来た。…ヤハウェが東方の捕囚の地からエルサレムに戻ることを暗示。

※②わが戸柱の傍らに据えたので…王国時代、エルサレムの神殿は王宮と並んでいた。)

 

 

 

 

 

祭 壇

 

 「神殿の律法とはこれである。

山の頂上にあって、ぐるりと囲む神殿の全区域は聖にして聖なるところである。

見よ、神殿の律法とはこれである。

アンマ、アンマとトファハを加えたアンマ(大アンマ約50㎝強)による、

祭壇の寸法はこれである。

その基壇部分を囲む縁取りは、高さが1アンマ、横幅が1アンマ、

またそれを内側で囲む溝になる部分は1ゼレト(⁑2分の1アンマ)

これが祭壇の台座である。

地面の縁取りから下の囲みの段までの高さは2アンマ、横幅は1アンマ、

下のその小さな囲み段から上の大きな囲み段までの高さは4アンマ、

横幅は1アンマである。

※③炉壇は高さが4アンマあり、炉壇の四隅から上に4つの角が立つ。

炉壇は奥行き12アンマ、横幅12アンマの正方形をなし、4つの方角に向く。

また、上の大きな囲み段は奥行きが14アンマ、横幅が14アンマあり、

4つの方角に向く。それを囲む溝になる部分は半アンマ、

その周りの縁取りは1アンマで、その階段は東に向く。」

 

 

 

 

(※③炉壇…ハルエルをアリエルと読み替える(古代訳者)。全焼の供犠を焼く祭壇の最上部。)

 

 

 

 

 祭壇の掟

 

 彼は私に言った。

 

 「人の子よ、主ヤハウェがこう言った。

祭壇の掟はこれである。

その上で全焼の供犠を捧げるため、またその上に犠牲獣の血を注ぐため、

祭壇を造る日、あなたは、ツァドクの子孫の出で、わたしに仕えるために、

わたしに近づくことのできるレビ人祭司達に、

浄罪の供犠として雄の子牛を与えなければならない。

あなたは、その血を取って、祭壇の4つの角に、囲みの段の四隅に、

更に基壇を囲む溝になる部分に注ぎ、祭壇を浄罪し、それを除罪しなければならない。

あなたは浄罪の供犠であるその子牛を取って、

それを聖所の外、神殿の検閲所で焼きなさい。

 

 2日目に、あなたは欠陥のない雄山羊を浄罪の供犠として供えなければならない。

彼等は、雄牛で祭壇を浄罪したように、雄山羊でも祭壇を浄罪しなければならない。

あなたは、浄罪を終えた時、欠陥のない雄の子牛と羊の群の中で

欠陥のない雄羊とを供えなければならない。

あなたはそれらをヤハウェの前に供え、祭司達はそれらの上に塩を振り、

それらを全焼の供犠としてヤハウェに献げなければならない。

 

 7日間、日ごとにあなたは雄山羊の浄罪の供犠を執行し、

欠点のない雄の子牛と羊の群の中の雄羊との供犠は、彼等が執行しなければならない。

7日間、彼等は祭壇を除罪し、それを浄めて、それを献納する。

こうして彼等はこれら7日の日々を終らせるのである。

 

 8日目とそれ以後、祭司達がこの祭壇の上で

あなたがたの全焼の供犠と和解の供犠を執行しなければならない。

こうしてわたしは、あなたがたを受け入れる。」

 

  

 

Breakout 3.

 ■ Breakouto 3.

 

 

 おさらいの内容になってしまうかもしれませんが、

 是非もう一度考えてみてください。

 

 「偶像崇拝」について、世界中にある神々の像、これらは全て堕天使やその子供であるネフィリム達を神格化した神であって、それら偽りの神々をあがめさせる為に、たくさんの宗教を彼等(堕天使達)は誕生させてきました。

もちろん、堕天使、悪魔を愛し、信奉している世の支配階級の連中が古代よりそれらを守り、広めてきました。

また、自然崇拝においても同様で、創造神を否定した、太陽、月、山、川、岩などの神々も物質を対象とした信奉なので同様となります。

 

 しかし、神は聖書でも再三語られている通り、

 それ等神々を信奉することを忌み嫌い、

 穢れた行為とみなしてやめるよう諭しておられます。

 

 「キリスト教」ならいいのかといえば、十字架にキリストの人形を張り付けたものや、マリア像が飾られた教会などは、まったく「偶像崇拝」の仲間であり、十字架だけならセーフかといえば、この形も、もともとは太陽の光を意味したもので良いとは言えません。(神は寛大なので、騙されている信者に対してはある程度は許されるかもしれませんけど。)

 

 ここで、「偶像崇拝」で最もわかりやすい例を挙げておきますね。

何度も伝えております「カトリック」のバチカン悪魔崇拝の本拠地なので、

実は、バチカンの地下には、世界中の様々な国々の神の偶像が堂々と並べられています。

グローバリスト、つまりこの世の支配層達は、バチカンと大の仲良しなのは、皆さんご存じのことと思いますが、彼等の目標は何でしたか?

はい、これも誰もが知るようになった、

ニューワールドオーダー、NWOですね。

  

内容は

 ① 統一政府

 ② 統一経済

 ③ 統一宗教

 

でしたね。そして、彼等がこの①~③の中で最も重要視しているのはどれかというと、たいがいの人々は、②統一経済だと言うと思うんですが、これは要するに①と切っても切り離せない関係なので、どっちもなんですが、これは③を一番重要視しているための、つまり、世界統一宗教を達成させるための手段であるということです。

これが、一番の目標であり、要なのです。

(それも、我々人類に知らせることなくやらせる、今まで洗脳し、やらせてきた悪魔崇拝の集大成、一人も残さずに悪魔崇拝者にさせる。というやつです。)

 

 彼等は悪魔崇拝者であり、そのことは認めていますし、近年どんどんわざと自分達から発信してきています。発信したところで、もう誰もが驚きませんし、世の乱れてひどい有様を見れば、悪魔社会そのままですからね。

彼等グローバリスト達は、NWOを唱え始めた時から、『混沌からの秩序』という言葉を掲げていたわけですし、ずっとこの世は混沌としており、それが最近ではどんどん加速していっています。

それはつまり、全世界を支配する最終段階へと向かっての加速です。

 

バチカンの地下での世界中の神々の偶像が示すように、

彼等は大昔からとっくの昔にこの①~③は達成済みであり、その計画思考、完全なる世界支配への熱望は一致しているのです。

他の国々の政治や経済ばかりをメディアは報道し、

宗教に関してはノータッチなので、彼等グローバリストが宗教に関してどのような考えをしているのかは、知らされていないのが現状です。

しかし、あえて言うなら、彼等は報道する必要もないのかもしれません。

だって、世界中「偶像崇拝」だらけなんですから。

その証拠、バチカンの地下の「偶像神」がそれを物語っています。

全部同じ、名前、姿形は違えど、同じ神々だからです。それは堕天使達であり、ネフィリムの霊軍団だということです。

 

 ▶簡単な図式例

 バアル・モロク・アシュタロト = ルシフェル = 太陽神・金星・土星(月女神も含む)

なので、これは、このブログにも詳しく書いてあります。

まあ、彼等は如何様にも、それぞれがあらゆる神々の名前を使い分けて現れてくるので、この辺りは正確性を追求する必要はないと考えています。

 

 私が言うと信じないと思いますが、例えば、

 林千勝氏も、宗教については一切触れてこない方ですが、グローバリストの話をするときに、「彼等は頭は別々だけれど、下半身は一つ」というような言い方だったかな?

つまり、経済や政治的には対立をしたり、ケンカもやるけど、NWOに向けた動きは協力体制にある、同じ目的に向かっているんだということを説明しています。

 戦争は軍需産業の商売であり、その軍需産業で潤うのは誰か?

といえば、世界中の金持ち、すなわち、金融財閥やグローバリストであり、その中でもトップに立つのは誰か?といえば、

ロスチャイルド」だと断言しています。そしてその次は「ロックフェラー」です。

陰謀論でも何でもない、これは中世から続く史実である。」と林千勝氏も言っております。

 

 

 以下は、#緊急拡散のYouTube動画です。

知らない方は見た方がいいと思います。

 

 

 ●『2023・8・29「ハワイ」大火災直前にマウイ島に広大な土地を購入した全米1位のセレブ、オプラ・ウインフリー』

 及川幸久THE WISDOM CHANNELさん 8月29日配信

 

 マウイ島の火事でまわりの家々は焼けてしまったのに、不思議とオプラ・ウインフリーの邸宅だけ、まったく被害なし。この火事は人的に計画されたという証拠の話が出てきます。及川氏は他のビデオでもこの件については色々出しています。

ちなみに、及川氏は言ってない情報ですが、

「オプラ・ウインフリーは悪魔カルト者である、その中でも高位な立場である」と言われております。

 

 

 ●『2023・9・2ハワイ「映画サウンド・オブ・フリーダム」とマウイの謎』

及川幸久THE WISDOM CHANNELさん  9月2日配信

 

 こちらは、マウイ島の火事で、多くの行方不明者の中で、子供達が消えている事実を伝えています。スクールバスを使って、たくさんの子供達がどこかへ連れ去られた可能性が強いのです。これには、マウイ市長や警察関係者が深く関わっているのではないか?そして、バイデンも…。

という内容です。

 

 

 ●『2023・9・1 【ゲスト・佐々木みのり先生】WHO}に対抗するWHO日本支部とは何か?』

及川幸久THE WISDOM CANNELさん 9月1日ライブ配信

 

 これは、あのダボス会議のボスであり、女装趣味のド変態シュ〇ブ氏も関係しているのかな?

WHOとパンデミック条約、2024年5月~2025年11月

とにかく、さきほども書いた完全なる世界支配の加速がまさに、これ!です

次の奴らが予定している新たなコロナパンデミックは強制的にワクチンを打たせるということを決めた条約です。

日本はいつでもこういう国民に重要な法律を、こそっと可決させますから、

拡散して反対運動をしないといけないと呼びかける内容です。

これは、知らない人は絶対に視聴してください!

ほんと、終わりが見えてきています。

 

 2030年までの彼等のアジェンダです。

一人も取り残さない、幸せな世界というやつです。

 

 及川氏ばかりの動画をお勧めしましたが、これ等の関連のニュースは今どんどん出てきていると思いますので、検索されてご視聴くださいませ。

 

 (個人的に及川氏はあの宗教団体に所属してますが、嫌いじゃないです。)

 

 

エゼキエル書 27.

エゼキエル書

 

 

 

 

 第40章

 

 

 

 新しいエルサレム

 

 我等の捕囚の第25年、その年の最初の月の10日、

都が撃破されてから14年目、まさにその日、ヤハウェの手が臨み、

彼は私をそこに連れて行った。

神々しい幻の中で、私をイスラエルの地に連れて行き、

非常に高い山に私を据えた。

その山の上には、南側に、造営された都のようなものがあった。

彼は私をそこに連れて行った。

すると、見よ、青銅のように見える一人の人の姿形があり、

手には亜麻糸と測り竿があった。彼は門に立っていた。

その人は私に語りかけた。

 

 「人の子よ、自分の目で見よ。自分の耳で聞け。

わたしがあなたに見せるすべてを心に留めよ。

あなたに見せるために、あなたはここに連れて来られたのだ。

あなたが見るものすべてをイスラエルの家に告げよ。」

 

 

 

 

 外の中庭に至る3つの門

 

 見よ、神殿の外側にはぐるりと周囲に周壁があった。

その人の手には測り竿があり、

通常のアンマ(⁑肘から指先までの長さに由来する単位で約45㎝。)

トファハ(⁑掌の幅に由来する単位。アンマの6分の1。)

を加えた単位で6アンマ(⁑約50㎝強)あった。

彼は建物の厚さ(⁑ここではおそらく周壁の厚さのこと)を測った。

それは一竿、高さも一竿であった。

 

 彼は東側に面した門に入って、階段を上った。

彼が門の敷居石(⁑入口の広間/通廊)を測ると、横幅は一竿であった。

一つの敷居石を測ると、横幅は一竿あった。

また、側室(⁑神殿の門の両側に造られた部屋。検問用の詰所。)は奥行きが一竿、間口が一竿、側室の間隔は5アンマあった。

神殿から出る門の通廊の脇の敷石は一竿あった。

彼が神殿から出る門の通廊を測ると、それは一竿であり、

門の通廊を測ると、8アンマあった。

またその壁柱は2アンマあり、神殿を出る門の通廊にあった。

 

 東側への門の側室は両側に3つずつあり、それら3つとも同じ寸法であった。

また、両側の壁柱も同じ寸法であった。

門の出入口の間口を測ると、10アンマあり、

門の奥行部分の横幅は13アンマであった。

側室の前面の仕切りは1アンマずつ、仕切りは両側ともに1アンマずつあった。

また側室は両側ともに6アンマずつあった。

また彼が側室の奥壁から反対側の奥壁まで門を測ると、

横幅は25アンマあり、側室の出入口は反対側の側室の出入口に向かい合っていた。

 

 彼は壁柱の通廊全体を60アンマに造った。

門は中庭の壁柱をぐるりと囲んでいた。

(⁑次節と合わせると、門には外扉と内扉があって、その距離が50アンマで、脇柱はそれに挟まれていたということ。)

外側の門の前面から内側の門の前面までは50アンマあった。

門の内側は、側室とそれら壁柱に沿って隠し窓(⁑開閉できない明り取り用の窓。外に狭くなる窓、格子窓などとも解される。)がぐるりと囲んでいた。

同様にその通廊にも、窓が内側をぐるりと囲んでいた。

壁柱にはなつめ椰子の飾りがあった。

 

 彼は私を外の中庭に連れて行った。

すると、見よ、数々の部屋があり、

またその中庭をぐるりと囲むようにつくられた石敷があった。

石敷に沿って30の部屋があった。

石敷は門の脇壁に沿い、門の奥行と同じであった。

これが下の石敷である。

彼が下の門の前面から奥の中庭の前面までの幅を測ると、100アンマあった。

 

 東と北。

外の中庭に入る北側に面した門、その奥行と間口を彼は測った。

その側室は両側に3ずつあり、その壁柱と通廊は最初の門の寸法と同じであった。

50アンマが門の奥行、間口がアンマで25あった。

その窓と通廊となつめ椰子の飾りは東側に面した門のそれの寸法と同じであった。

人々が7段の階段を上ると、その先に通廊があった。

奥の中庭への門は北と東の門の差し向かいにあり、

門から門まで測ると、100アンマであった。

 

 彼は私を南側に行かせた。

すると、見よ、南側の門があった。

彼がその壁柱と通廊を測ると、それまでの寸法と同じであった。

それまでの窓と同じく、その壁柱とその通廊に沿って窓がぐるりと囲んでおり、

門は奥行きが50アンマ、間口が25アンマであった。

7段の階段が上に伸び、その先に通廊があった。

その脇柱には、両側に一つずつなつめ椰子の飾りがあった。

南側にも奥の中庭への門があり、

彼が南側で門から門まで測ると、100アンマであった。

 

 

 

 奥の中庭に至る3つの門

 

 彼は私を奥の南門から奥の中庭へ連れて行った。

彼が奥の南門を測ると、それまでの寸法と同じであった。

その側室と壁柱と通廊もそれまでの寸法と同じであって、

その壁柱とその通廊に沿って窓がぐるりと囲んでおり、

門は奥行きが50アンマ、間口が25アンマであった。

従って、門の内をぐるりと囲む通廊もまた奥行きが25アンマ、

間口が50アンマであった。

その通廊は外の中庭に向かい、壁柱にはなつめ椰子の飾りがあった。

8段の階段がその上り口であった。

 

 彼は私を東側の奥の中庭に連れて行った。

彼がその門を測ると、それまでの門の寸法と同じであった。

その側室と壁柱と通廊もそれまでの寸法と同じで、

その壁柱とその通廊に沿って窓がぐるりと囲んでおり、

門は奥行きが50アンマ、間口が25アンマであった。

その通廊は外の中庭に向かい、壁柱には、両側になつめ椰子の飾りがあった。

8段の階段がその上り口であった。

 

 彼は私を奥の北門に連れて行った。

彼がそれを測ると、それまでの門の寸法と同じであった。

側室と壁柱と通廊があり、それに沿って窓がぐるりと囲んでおり、

門は奥行きが50アンマ、間口が25アンマであった。

その壁柱は外の中庭に向かい、壁柱には、両側になつめ椰子の飾りがあった。

8段の階段がその上り口であった。

 

 

 

 奥の門と奥の中庭

 

 また一つの部屋があり、その出入口には門の側室にあった。

そこで祭司達は全焼の供犠を洗うのである。

門の側室には、その上で全焼の供犠、浄罪の供犠、

そして償いの供犠を屠るために、

片側に2つの卓台、別の片側に2つの卓台があった。

つまり、北門の出入口の側室の外側の脇壁に沿って2つの卓台が、

またその門の側室の別の脇壁に沿ってさらに2つの卓台があった。

卓台は門の両側の脇壁に4つずつ、8つの卓台があった。

その上で祭司達は供犠を屠るのである。

 

全焼の供犠用の4つの卓台は切り石であり、

奥行1アンマ半、横幅1アンマ半、高さ1アンマであった。

祭司達はその上に全焼の供犠、また供犠一般を屠る道具を置くのである。

また、その建物の内をぐるりと囲んで、1トファハの幅の溝が取り付けられていた。

卓台の上には、供え物の肉があった。

奥の門の外側、奥の中庭には、北門の脇壁に沿って歌い手達の部屋があり、

それらは南側に向いていた。東門の脇壁に沿った一つの部屋は北向きであった。

彼は私に語りかけた。

 

 「この南側に向いている部屋は、神殿の務めを守る祭司用、

北側に向いている部屋は、祭壇で務めを守る祭司用である。

彼等はツァドクの子等であって、ㇾビの子等の中でも、

ヤハウェに近づいて仕えることのできる者達である。」

 

 彼が奥の中庭を測ると、奥行が100アンマ、

横幅が100アンマで、正方形であった。神殿の前には祭壇があった。

彼は私を神殿の通廊に連れて行った。

彼が通廊の壁柱を測ると、両側ともそれぞれ5アンマであった。

門の間口は14アンマ、門の脇柱は両側ともそれぞれ3アンマであった。

通廊の奥行は20アンマ、間口は12アンマ、

そこに上る階段があり、壁柱に沿った丸柱が両側に1本ずつあった。

 

 

 

 

 

 第41章

 

 

 

 本 殿

 

 彼は私を本殿に連れて行った。

彼が壁柱を測ると、両側とも厚さはそれぞれ6アンマあった。

壁柱の厚さである。

出入口の間口は10アンマ、出入口の脇壁は両側ともそれぞれ5アンマあった。

彼が本殿の奥行を測ると、それは40アンマあり、

間口は20アンマであった。

彼が奥に入って、出入口(⁑本殿内の前室から至聖所に続く仕切り部分。)

壁柱を測ると、それは2アンマ、出入口自体は6アンマ、

出入口の脇柱の厚さは両側ともそれぞれ7アンマであった。

彼がその奥行を測ると、それは20アンマあり、

間口は本殿の前面で20アンマあった。

彼は私に言った。

 

 「これが至聖所である。」と。

 

 彼が神殿の壁を測ると、厚さは6アンマであった。

神殿をぐるりと囲む周りの脇壁の横幅は4アンマあった。

脇間は、脇間の上に脇間があって、3つの階をなし、各階とも※①30室あった。

神殿の壁には脇間のため、ぐるりと周囲に棚段があって、

脇間の梁の支えになっていた。

梁の支えが神殿の壁の中にくい込まないためである。

螺旋階段は上の脇間になるほど広がっていた。

神殿は上になるほどぐるりとその周りを囲まれていたのである。

したがって、神殿の脇間の横幅は上に広がっていた。

下の階からは中の階を経て上の階に上るのである。

私はぐるりと神殿の周りを囲む基壇を見た。

それらは脇間の基礎をなし、脇間とのつなぎ目までの横幅は竿きっかり、

すなわち6アンマであった。

脇間の外壁の厚さは5アンマあり、神殿の脇間と、

周囲の部屋との間に横幅20アンマの空き地があって、

神殿の周りをぐるりと囲んでいた。

脇間の出入口はその空き地に向いており、

一つの出入口は北側に、もう一つの出入口は南にあった。

また、空き地の隔壁の厚さは5アンマあり、空き地をぐるりと囲んでいた。

 

 西側の際には、※②ギズラに面したビンヤンがあり、間口が70アンマあった。

ビンヤンの壁は厚さが5アンマで、ビンヤンをぐるりと囲んでいた。

ビンヤンの奥行は100アンマあった。

 

 彼が神殿を測ると、奥行が100アンマあり、

ギズラとビンヤンとその壁は、その奥行の全体が100アンマであった。

神殿の正面およびその東のギズラの横幅は100アンマあった。

また、奥のギズラの西に面したビンヤンの奥行を測ると、

100アンマあって、両側にはその※③段状礎石があった。

 

 

 

 

 

❖補足文

※①30室あった。…ソロモンの神殿の記述<王列記・上6:6>から3階と解するが、原文は必ずしも明確ではない。「3階の3と30を合わせ、33室とも解せる。70人訳では33室で2階造り。

※②ギズラに面したビンヤン…ギズラは断絶した区域のこと。ビンヤンは建物の意。

※③段状礎石…原語アッティ―クの複数形。「斜堤」「テラス」などとも解され、「壁」と読み替えられたりもするが、正確な意味は不明。)

 

エゼキエル書 26.

エゼキエル書

 

 

 

 

 第38章

 

 

 

 マゴグのゴグ

 

 ヤハウェの言葉が私に臨んで言った。

 

 

 「人の子よ、※①ゴグに顔を向けよ、マゴグの地に。

メシェクとトゥバルの頭である指導者に。

彼に向かって預言せよ。

あなたは言わなければならない、主ヤハウェはこう言ったと。

 

 

 『見よ、わたしはメシェクとトゥバルの頭である指導者ゴグに立ち向かう。

わたしはお前を向き直らせ、お前の顎に鍵をかける。

そして、わたしはお前とお前の全軍、馬と騎士達を連れ出す。

全て完全武装した者達を、多くの召集軍を、

大楯と小楯を、全て剣を掴む者達を。

ペルシャ※②クシュ、プトが彼等と共にある。

彼等は皆、楯と兜。

※③ゴメルとその全部隊、

最北のベト・トガルマとその全部隊など、

多くの民がお前と共にある。

 

 整えよ、自らを整えよ。

お前も、お前のところに召集されるお前の全召集軍も。

お前は彼等の見張りにならなければならない。

 

 多くの日を経てから、お前は召喚されるであろう。

幾年も経た後に、剣から立ち直った地に、

多くの民の中からイスラエルの民が集められた地に、

イスラエルの山々の上に、お前は侵入するであろう。

そこは永らく廃墟となっていたが、

その国民は数々の民の中から導き出されて、

今や彼等はすべて安穏と暮らしている。

お前は嵐のように上って来て、その地を覆う雲のようになるであろう。

お前とお前の全部隊、

またお前と共にある多くの民は。』

 

 

 また、あなたは言わなければならない、主ヤハウェはこう言ったと。

 

 『その日、お前の心に一案が浮かび、お前は悪の企てを立てる。

お前は言うであろう、

 

 「解放された国に上り、静かな者達、

安穏として暮らす者達の所に侵入しよう。

彼等は皆、城壁なしに暮らしており、彼等に閂(かんぬき)も門戸もない。」と。

 

それは、分捕りものを分捕り、略奪品を略奪するため、

今は人が住むようになった廃墟に、

諸国民の中から集められ、家畜と持ち物を得て、

※④この地の臍(へそ)に住む民に、お前の手を向け直すためである。

 

 ※⑤シェバとデダン、タルシシュの交易商達、

またその若獅子達はお前に言うであろう。

 

 「お前がやって来たのは分捕りものを分捕るためか。

お前が召集軍を招集したのは略奪品を略奪するためか。

銀と金を運び去るためか、家畜と持ち物を奪い取るためか、

大量の分捕り物を分捕るためか。」と。

 

 

 それゆえ、人の子よ、預言せよ。

ゴグに言わなければならない、主ヤハウェはこう言ったと。

 

 

 『その日、わが民イスラエルが安穏として暮らすさなか、

お前は自らを奮い立たせないであろうか。

最北の自分の場所からお前はやって来る、お前と共に多くの民も。

彼等はすべて馬に乗る者達、大召集、大軍隊である。

お前はわが民イスラエルに向かって、地を覆う雲のように上って来る。

それは終わりの日々に起こるであろう。

 

 わたしがお前をわが地に向かって来させるのだ。

それは、ゴグよ、わたしが諸国民の眼前で、

お前を通して自らを聖なるものとして現す時、

彼等がわたしを知るようになるためである。』

 

 

 また、あなたは言わなければならない、主ヤハウェはこう言ったと。

 

 『お前こそは、遠い日々、

わたしがわが僕達、

イスラエル預言者達に通して語った人物である。

 

 かの日々、(彼等は)かの日々、

お前を彼等に向かって侵入させるために、預言したのである。

 

 その日、ゴグがイスラエルの土地に侵入する日、

わが憤怒がわが怒りの中に燃え上がる。

わが妬みとわが憤りの火をもってわたしは語った。

 

 必ずや、その日、イスラエルの土地には大地震が起こる。

海の魚、空の鳥、野の獣、大地を這うあらゆる這うもの、

また大地の面にいるあらゆる人間は、

わが前に震え、山々は崩壊し、岩塊は崩れ落ち、

城壁も全て地に崩れ落ちるであろう。

 

 わたしはゴグに対し、わが山々の全てに剣を呼ぶ。

人の剣はそれぞれ互いに立ち向かうであろう。

わたしはまた剣と血をもって彼を審く。

豪雨と雹、火と硫黄、わたしは彼と彼の全部隊の上に、

また彼と共にいる多くの民の上に、雨を降らせる。

 

 多くの国民の眼前で、わたしは自らの偉大さを示し、

自らを聖なるものとして現し、わたし自身を知らせる。

こうして彼等は知るであろう、わたしがヤハウェであると。』

 

 

 

 

 

❖補足文

※①ゴグに顔を向けよ、マゴグの地に、メシェクとトゥバルの頭である指導者に。

…以下の預言は、ゴグとその軍隊が再建されたイスラエルを襲撃するが(38章2-9)、ヤハウェに討たれてイスラエルの山々に斃れ(39章1-5)、野獣猛禽の餌食になる(39章17-20)という内容。

ゴグという名はリュディア王ギュゲス(前7世紀半ば、ヘロドトス『歴史』1章8-14)に通じるか。

マゴグの地には、原文エレツ・ハ・マゴグをアルツァー・マゴグと読み替える。

メシェクとトゥバルは、いずれもキリキアの地域のこと。

※②クシュ、プト…クシュは、南エジプトないしエチオピア

         プトは、リビア方面の民。

※③ゴメルとその~ベト・トガルマ…ゴメルは、キンメリア。

                 ベト・トガルマは、東アナトリアないし、

                 ウラルトゥ地方の国。

※④この地の臍に住む民…ユダとイスラエルの地の中心、もしくは地上の中心としてのエルサレム

※⑤シェバとデダン、タルシシュ…シェバは南アラビアのサバ。デダンは、アカバ湾の南東、アラビア半島の北西部の地域。

タルシシュは、地中海の海岸国もしくは島国、カルタゴか。)

 

 

 

 

 

 第39章

 

 

 

 あなたは、人の子よ、ゴグに向かって預言せよ。

あなたは言わなければならない、主ヤハウェはこう言ったと。

 

『メシェクとトゥバルの頭である指導者ゴグよ、

見よ、わたしはお前に立ち向かう。

わたしはお前を向き直らせ、お前を案内する。

お前を最北から上らせ、イスラエルの山々に導き入れる。

そしてわたしは、

お前の左手からお前の弓を叩き折り、右手からお前の矢を奪い落す。

イスラエルの山々で、お前とお前の全部隊、

またお前と共にいる多くの民は斃れるであろう。

わたしはお前をあらゆる翼の猛禽の野の獣の餌食として与える。

お前は野の面に斃れる。

 

 

 わたしが語ったからには。

 わたしはマゴグと島々に安穏として暮らす者達の中に火を放つ。

こうして、彼等は知るであろう、わたしがヤハウェであると。

 

 わたしは聖なるわが名をわが民イスラエルの只中に知らせ、

もはや二度と聖なるわが名を冒涜させることはない。

こうして、諸国民は知るであろう、

わたしがヤハウェイスラエルの聖者であると。

 

 見よ、それはやって来る。

それは起こる。

それは、わたしが語った日なのだから。

 

 イスラエルの町々に住む者達は出て来て、火を焚きつけ、

武具を、小楯と大楯を、弓矢を、棍棒と投げ槍を燃やす。

7年間、それらをもって火を焚くであろう。

彼等が野から薪を運ぶこともなく、林から焚木を集めることもない。

なぜなら、彼等は武具をもって火を焚くからである。

彼等は彼等の分捕り物を分捕り、彼等の略奪品を略奪するであろう。

 

 その日、

わたしはイスラエルの中で名のある場所を墓としてゴグに与える。

海の東、※⑥巡行者の谷を。

その谷は巡行者達を遮るであろう。

彼等はゴグと彼の全群勢をそこに葬り、そこをゴグの群勢の谷と呼ぶであろう。

イスラエルの家が彼等をそこに葬るのは、

※⑦7か月間かけてこの地を浄めるためである。

この地の民はこぞって葬りに参加する。

 

 わたしが栄光をあらわす日、

それは彼等にとって名声となるであろう。

 

 

 彼等(イスラエルの人々)は、

この地を浄めるために日常的にこの地を行き巡る者達、

巡行者達、そして地の面に残された者を葬る者達を選任するであろう。

彼等は7か月間の終わりまでに調べ尽くすであろう。

行き巡る者達はこの地を行き巡り、それぞれ人骨を見れば、

葬る者達がゴグの群勢の谷にこれを葬るまで、その傍らに標石を建てておくであろう。

こうして、一つの町の名は※⑧ハモナとなり、彼等はこの地を浄めるであろう。』

 

 

 

 あなたは、人の子よ、

あらゆる翼の猛禽と野のあらゆる獣に言え。

ヤハウェはこう言ったと。

 

 『集まって来い、わが供犠のもとに周囲から集え。

わたしはイスラエルの山々で、お前達のために多大な供犠を屠ったからである。

お前達は肉を食らい、血を飲むがよい。

お前達は勇士等の肉を食らい、地の指導者達の血を飲むがよい。

雄羊、若雄羊、雄山羊、雄牛のそれのように。

それらは※⑨バシャンの肥えた家畜である。

 

わたしがお前達のために屠ったわが供犠の中から、

お前達は満足するまで脂を食らい、酔うまで血を飲むがよい。

わが食卓でお前達は馬と乗り手、勇士と全戦士を満喫するであろう。

 

 わたしはわが栄光を諸国民の中に現す。

諸国民はみな、わたしが行ったわが審きと、

彼等の中に置いたわが手とを見るであろう。

こうして、イスラエルの家は知るであろう。

この日からずっと、

わたしが彼等の神ヤハウェであると。

 

 または諸国民は知るであろう、

イスラエルの家はその咎のゆえに捕囚となって行き、

彼等がわたしに不実をはたらいたがゆえに、わたしは彼等からわが顔を隠したのだと。

わたしは彼等からその敵の手に渡したので、彼等はみな剣に斃れたのであり、

彼等の穢れに応じて、また彼等の背きに応じてわたしは彼等を処分し、

彼等からわが顔を隠したのであると。』

 

 それゆえ、ヤハウェはこう言った。

 

 「今や、わたしはヤコブの命運を転じ、

イスラエルの全家を慈しみ、わが聖なる名ゆえに嫉妬する。

彼等が自分達の土地に安心して住み、恐怖に陥れる者がいなくなる時、

彼等は自分達の恥辱とわたしにはたらいた不実のすべてを負わなければならない。

 

 わたしが諸国民の中から彼等を帰らせ、

その敵の国々から彼等を集める時、

わたしは諸国民の多くの眼前で、

彼等を通して自らを聖なるものとして現すであろう。

こうして、わたしが彼等を諸国民のところへ捕囚として散らした後、

彼等をそこに残さずに、自分達の土地に再び集める時、

彼等は知るであろう、

わたしが彼等の神ヤハウェであると。

 

 わたしはもはや二度と彼等から顔を隠すことはない。

イスラエルの家にわが霊を注ぐからである。」

 

 とは、主ヤハウェの御告げ。

 

 

 

 

 ❖補足文

※⑥巡行者の谷を。その谷は巡行者達を遮るであろう。…あるいは「オベリウムの谷」と固有名詞に解するべきか。「谷」は70人訳ポリュアンドリオン「共同埋葬地←人の多い場所」<エレミヤ書2:23,19:2他。19:6ではベン・ヒンノムの谷と同じ)。「谷」には葬る者が多くて、ということ。「その谷」の言語は「それ」。

※⑦7か月間かけてこの地を浄めるため…葬られない死体は血を穢すと考えられた。

※⑧ハモナ…意味は「群勢」。エルサレムの西の谷ヒンノム<エレミヤ書19:2他>を暗示。70人訳ポリュアンドリオン。

※⑨バシャン…今日のゴラン高原南部で、牛の産地。)

 

 

 

エゼキエル書 25.

エゼキエル書

 

 

 

 

 第37章

 

 

 

 枯骨の幻

 

 ヤハウェの手が私の上に臨んだ。

ヤハウェは彼の霊によって私を連れ出し、そのかの平地に私を置いた。

そこは骨で満ちていた。

ヤハウェは私にそれらの上を幾度も行き巡らせた。

なんと、平地の表面に骨はすこぶる多く、

なんと、それらはいたく干からびていた。

 

 

 ヤハウェは私に言った。

 

 「人の子よ、これらの骨は生き返るであろうか。」

 

 私は言った。

 

 「主ヤハウェよ、あなたがご存じです。」

 

 彼は私に言った。

 

 「これらの骨に預言せよ、

あなたはこれらに言わなければならない。

干からびた骨よ、ヤハウェの言葉を聞け。

ヤハウェはこう言ったと。

 

 

 『見よ、わたしはお前達の中に一つの霊を送る。

お前達は生き返るであろう。

わたしはお前達の上に筋を与え、お前達の上に肉を上らせ、お前達の上に皮を被せる。また、わたしはお前達の中に一つの霊を与える。

お前達は生き返るであろう。

こうして、お前達は知るであろう、わたしがヤハウェである。』と。」

 

 

 私は命じられたままに預言した。

私が預言するや、音が起こった。

なんと、鳴動があって、一つの骨がもう一つの骨にと、骨は近づいたのである。

私が見ていると、なんと、それらの上に筋ができ、

肉が上り、更にその上に皮が上から被さった。

その中に霊はまだなかった。

 

 

 ヤハウェは私に言った。

 

 「霊に預言せよ。

預言せよ、人の子よ。

あなたは霊に言わなければならない、ヤハウェがこう言ったと。

 

 『四方から、霊よ、来たれ。

これら殺害された者達の中に吹け、

彼等が生き返るように。』」

 

 

私は、彼が命じたように預言した。

すると霊が彼等の中に入り、彼等は生き返り、自分達の足で立った。

実におびただしい大群衆として。

 

 

 ヤハウェは私に言った。

 

 「人の子よ、これらの骨、それはイスラエル全家である。

実に、彼等は言うのだ。

 

 『我等の骨は干からびてしまった。

我等の希望は消滅し、我等自身が絶たれるであろう。』と。

 

それゆえ、預言せよ、

あなたは彼等に言わなければならない。

主、ヤハウェはこう言ったと。

 

 

 『見よ、わたしはお前達の骨を開く。

お前達をその墓から上らせ、

お前達をわが民としてイスラエルの土地に導き入れる。

こうして、わたしがお前達の墓を開き、

お前達をわが民としてその墓から上らせる時、

お前達は知るであろう、わたしがヤハウェであると。

 

 わたしがお前達の中にわが霊を与える時、

お前達は生き返るであろう。

そして、わたしはお前達をお前達の土地に据える。

こうして、お前達は知るであろう、

わたしヤハウェがこれを語り、わたしがこれを実行したと。』」

 

 

 

❖補足文

(⁂この第37章は、『ヨハネの黙示録』第20章の「千年王国」<20:4ー6>と「最後の裁き」<20:11ー14>について書かれている内容を示しています。第一の復活者達と「命の書」に書かれた者のことです。)

 

 

 

 

 

 イスラエルの統一

 

 ヤハウェの言葉が私に臨んで言った。

 

 「あなたは、人の子よ。

自ら一本の木を取れ。

その上に、『ユダとその友イスラエルの子等』と書き記せ。

また、もう一本の木を取れ。

その上に、『エフライムの木ヨセフとその友イスラエルの全家』と書き記せ。

それらは一本の木として互いに近づき、

※①あなたの手の中で一つとなるであろう。

 

 あなたの民の子等があなたに向かって、

『これらはあなたにとって何なのか、我等に告げてはくれまいか』と言う時、

彼等に語れ、主ヤハウェがこう言ったと。

 

 『見よ、わたしはエフライムの手の中にあるヨセフの木と、

その友であるイスラエルの幹とを取って、

彼等をユダの木の上に置き、これらを一本の木とする。

これらはわが手の中で一つになるであろう。』

 

 あなたがその上に書き記す一本の木は、

彼等の眼前であなたの手の中に置き、

彼等に語れ、主ヤハウェはこう言ったと。

 

 『見よ、わたしはイスラエルの子等を、

彼等が赴いた諸国民の間から取り戻す。

わたしは彼等を周囲から集め、彼等の土地に導き入れる。

わたしは彼等をその地で、イスラエルの山々で一つの国民とする。

 

 

 ⁂一人の王が彼等のすべての王となろう。

彼等はもはや再び二つの国民になることはなく、

もはや再び二つの王国に分かれることもないであろう。

彼等はもはや再び彼等の偶像や彼等のおぞましいもの、

また彼等のあらゆる背きの行為によって、穢されることはないであろう。

彼等がそれによって罪を犯したあらゆる背信行為から、

わたしは彼等を救い出し、彼等を浄める。

彼等はわが民となり、わたしが彼等の神となる。

 

 わが僕ダビデが彼等の王となり、

彼等すべてが一人の牧者を擁するであろう。

彼等はわが公正に歩み、わが掟を守り、これを行うであろう。

彼等は、わたしがわが僕ヤコブに与え、

お前達の父祖が住んだ地に住むであろう。

彼等も彼等の子供も孫達も、永遠にわたってそこに住み、

わが僕ダビデが永遠に彼等の指導者となるであろう。

 

 わたしは彼等と平和の契約を結ぶ。

それは彼等との永遠の契約となるであろう。

わたしは彼等に与え、彼等を増やす。

また、彼等の只中に、永遠にわが聖所を与える。

それは彼等の傍らにあるわが住まいとなるであろう。

 

 わたしが彼等の神となり、彼等はわが民となる。

こうして、わが聖所が永遠に彼等のただ中に生ずる時、

諸国民は知るであろう、わたしがヤハウェ

イスラエルを聖別した者であると。』」

 

 

 

 

❖補足文

※①あなたの手の中で一つとなるであろう。…将来、ユダ部族と代表される南イスラエルとヨセフ系部族に代表される北イスラエル(エフライム)とが一つになり、ダビデ時代の統一王国時代が再現する。という象徴預言。

 

 ⁂一人の王が彼等のすべての王となろう。…解説にはありませんが、これはイエスをさしております。後に続く文章の、⁂わが僕ダビデが彼等の王となり、以下の、ダビデについてもイエスのことを言っているのです。

(他の預言書も同じなんですが…)理解を深めるために、エゼキエル書・36章~以下48章全文まで、是非『黙示録』文と比較して読まれることをお勧めします。)

 

 

 

 …と、いうことで、この第37章についてですが、

知っている人は知っている。これも大変有名な章で、よく様々な場面で引用されたり、昔から映画の物語の中で、特にオカルト場面やゾンビ映画、アニメーションなどの様々なシーンに利用されたりしております。

 

 まあ世はサタン世界ですから、当たり前といえば当たり前なんですけれど、

聖書を理解できない、興味のない人達からすれば、

世界中のゾンビ・アクション映画も、日本でヒットした「よみがえり」映画も、ただの娯楽映画としか捉えていません。

それは「吸血鬼」映画も、今や魔法映画の代表格となった「ハリーポッター」も同様でしょう。エンタメの世界は長くこれを牽引し続けています。

そして私達大衆はなぜ、繰り返しこうした物語の題材を作るのか?についても、それは単なる「金儲け」が理由としか考えていないのが現状なのでは?

もちろん、それも彼等にとっては一挙両得の旨味でしょうが、

しかし、実際には創作する側に隠された本当の目的があるわけです。

それは常に「聖書の神」を冒涜し続け、

その大罪を我々にも知らせずに犯させるということです。

 

 

エゼキエル書 24.

エゼキエル書

 

 

 

 

 第36章

 

 

 

 イスラエルの山々の回復

 

 「あなたは、人の子よ、イスラエルの山々に向かって預言せよ。

あなたは言わなければならない、イスラエルの山々よ、ヤハウェの言葉を聞け。

主、ヤハウェはこう言ったと。

 

 敵がお前達に向かって、

あはは、永遠の高きところ(⁑エルサレムのこと)が我等の所有になった、

と言ったがゆえに、それゆえ、預言せよ。

あなたは言わなければならない、主、ヤハウェはこう言ったと。

 

 荒廃する中、敵が周囲からお前達に掴みかかり、

お前達は諸国民のうちの残りの者の所有となって、口の端に、

民の噂に上ったがゆえに。

それゆえ、イスラエルの山々よ、主、ヤハウェの言葉を聞け。

 

 山々と丘に、川床と谷に、荒廃する廃墟に、

周囲の諸国民の略奪と嘲りの的となって、棄てられた町々に、

主、ヤハウェはこう言った。

 

 『一体、諸国民の残りと全エドムについて、

わたしはわが嫉妬の火をもって語らなかったか。

※①彼等は魂の蔑みに全心の喜びをおぼえて、その草地を略奪するために、

わが地を自らの所有としたのだと。』

 

 それゆえ、イスラエルの土地について預言せよ。

山々と丘に、川床と谷にあなたは言わなければならない。

主、ヤハウェはこう言ったと。

 

 『見よ、わたしはわが嫉妬と憤怒とをもって語った。

お前達は諸国民から恥辱を負ったがゆえに、

それゆえ、わたしはわが手を挙げて誓った。

お前達の周囲の諸国民、彼等は自らの恥辱を負うであろうと。

だが、お前達は、イスラエルの山々よ、

わが民イスラエルのために、お前達の枝を伸ばし、お前達の実をならせよう。

※②彼等が近々戻ってくるからである。

 

 わたしがお前達に立ち向かい、お前達に顔を向けるので、

お前達は手入れされ、種を蒔かれるからである。

そしてわたしはお前達の上に人を、イスラエルの全家をことごとく増やす。

町々には人が住み、廃墟は建て直されよう。

わたしはお前達の上に人と家畜を増やす。

彼等は生み、増えるであろう。

昔のように、わたしはお前達を住まわせ、そのはじめの時よりも豊かにする。

こうして、お前達は知るであろう、わたしがヤハウェであると。

 

 わたしはお前達の上に人を歩ませ、わが民イスラエルがお前を所有し、

お前は彼等の嗣業となるであろう。

お前はもはや二度と彼等を子絶やしにすることはない。』」

 

 

 主、ヤハウェはこう言った。

 

 「彼等がお前達に、

『お前は人間を食う者、お前の民を子絶やしにする者となった。』

と言ったがゆえに、それゆえ、お前はもはや二度と人間を食らうことはなく、

お前の民を躓かせることはないであろう。

 

 わたしはもはや二度と、諸国民からの恥辱をお前に聞かせることはしない。

お前はもはや二度と国々から嘲りを負うことはなく、

お前の民を躓かせることもないであろう。」

 

 とは、主ヤハウェの御告げ。

 

 

 

 

❖補足文

※①彼等は魂の蔑みに~草地を略奪するために…原文は不自然。70人訳「魂を侮りつつ、略奪の中で破壊することの喜びをもって」。

※②彼等が近々戻って来るからである。…捕囚帰還を含意させた表現。)

 

 

 

 

 わが聖なる名ゆえに ー イスラエルの新生

 

 ヤハウェの言葉が私に臨んで言った。

 

 「人の子よ、イスラエルの家は自分の土地に住んでいながら、

その歩みとその行為によってこれを穢した。

彼等の歩みは、わが前にあっては、生理によって穢された女性のようであった。

そこでわたしは、彼等が地の上に注いだ血ゆえに、わが憤怒を彼等に注いだのである。自分達の偶像によって彼等はこれを穢したのだ。

 

わたしは彼等を諸国民の間に散らした。

彼等は国々に追い散らされた。

わたしが彼等を、彼等の歩みと彼等の行為に応じて審いたからである。

だが、彼等は諸国民のところに赴き、赴いたところでわが聖なる名を冒涜した。

『この者達はヤハウェの民でありながら、ヤハウェの地を出て来た』

と言われたからである。

そこでわたしは、イスラエルの家が赴いた

諸国民の間で冒涜したわが聖なる名を惜しんだ。

 

 それゆえ、イスラエルの家に言え、

主、ヤハウェはこう言ったと。

 

イスラエルの家よ、わたしがことを行うのは、お前達のためではない。

お前達が赴いた諸国民の間で冒涜したわが聖なる名のゆえである。

わたしは、お前達がその只中に赴いた諸国民の間で冒涜された

偉大なわが名を聖なるものとする。

こうして、わたしが彼等の眼前で、

お前達を通して自らを聖なるものとして現す時、

諸国民は知るであろう、わたしがヤハウェであると。」

 

 

 主、ヤハウェの御告げ。

 

 「わたしは諸国民の中からお前達を取り戻し、

あらゆる国からお前達を集め、お前達の土地に導き入れる。

わたしはお前達の上に浄い水を降り注ぐので、お前達は浄くなるであろう。

わたしはお前達のあらゆる穢れから、お前達のあらゆる偶像からお前達を浄める。

そして、お前達に新しい心を授け、新しい霊をお前達の内に授ける。

わたしはお前達の肉体から石の心を取り除き、お前達に肉の心を授ける。

わが霊をお前達の内に授ける。

 

 こうしてわたしは、

お前達がわが掟に歩み、わが公正を守り行うようにする。

わたしがお前達の父祖に与えた地に、お前達は住むであろう。

お前達はわが民となり、わたしはお前達の神となる。

 

 

 こうして、わたしはお前達をそのあらゆる穢れから救い出す。

穀物に呼びかけ、これを増やし、もはやお前達の上に飢饉をもたらすことはしない。

わたしはまた、木の実と野の収穫を増やす。

諸国民の間で、お前達が飢饉による嘲りをこうむることがないためである。

そこでお前達は、自分たちの悪い歩みと善くない行為を想い起こし、

お前達の数々の咎と忌まわしい行為ゆえに自己嫌悪に陥るであろう。

わたしがこれらのことを行うのは、お前達のためではなかったと、

お前達に知らされよう。

お前達の歩みゆえに、イスラエルの家よ、恥じよ、恥辱を覚えよ』。」

 

 主、ヤハウェはこう言った。

 

 「わたしがお前達をそのあらゆる咎から浄める日、

わたしは町々に人を住まわせる。

廃墟は建て直され、荒廃させられた地は手入れされるであろう。

すべて通り過ぎる者の目に、それが荒廃していると映ることのないように。

彼等は言うであろう、

『荒廃させられたこの地がエデンの園のようになった。

廃墟とされ、荒廃させられ、崩壊させられた町々が※③巌(いわお)として、

人が住むようになった』と。

 

 こうして、お前達の周囲に残される諸国民は知るであろう。

わたしヤハウェが崩壊させられたところを建て直し、

荒廃させられたところを植え直したのだと。

わたしヤハウェがこれを語ったのである。

わたしがこれを実行する。

 

 再びわたしはイスラエルの家の求めに応じて、

彼等のためにこれを行う。

わたしは彼等を人として、羊の群のように増やす。

聖なる羊の群のように。

祝祭の時のエルサレムの羊の群のように、

廃墟の町々は人の群れで満ちるであろう。

こうして、彼等は知るであろう、わたしがヤハウェであると。」

 

 

 

 ❖(※③巌…安全な逃れ場の暗喩。)

 

 

 

 

エゼキエル書 23.

エゼキエル書

 

 

 

 

 第35章

 

 

 

 セイルの山に対する審判

 

 ヤハウェの言葉が私に臨んで言った。

 

 「人の子よ、顔を※①セイルの山に向かって預言せよ。

あなたはこれに言わなければならない、主ヤハウェはこう言ったと。

 

 セイルの山よ、見よ、わたしはお前に立ち向かう。

お前に向かってわが手を伸ばし、

お前を荒廃と壊滅に渡し、お前の町々を廃墟とする。

お前は荒廃して、知るであろう、わたしがヤハウェであると。」

 

 お前には永遠の敵意があって、イスラエルの子等を、

その災禍の時、最後の罰の時に、剣の手に渡したがゆえに、

それゆえ、わたしにかけて言うが、わたしはお前を必ず血となし、

血がお前にへばりつく。

たしかに、お前は流血をもって敵意したので、血がお前にへばりつく。

 

 わたしはセイルの山を廃墟と壊滅に渡し、往来する者をお前から絶つ。

また、その山々をその刺し貫かれた者達で満たす。

お前の丘、お前の谷間、お前のすべての川底、

そこで剣で刺し貫かれた者達が斃れよう。

わたしはお前を永遠の荒廃に渡し、お前の町々には住む者がいなくなる。

こうしてお前達は知るであろう、わたしがヤハウェであると。

 

 お前は、2つの国民と2つの国は我物となり、

かつてはそこにヤハウェがいたが、

今や我等がそれを占領すると言ったがゆえに、

それゆえ、わたしにかけて言うが、

必ずや、わたしはお前の怒りとお前の嫉妬に応じ、

お前が憎悪にかられて彼等の行ったと同じことをお前に行う、

 

 わたしがお前を審く時、

わたしはわたし自身を彼等に知らせよう。

こうして、お前は知るであろう。

お前がイスラエルの山々について、

それらは荒廃し、餌食として我等に渡された、と言ったお前の侮りを、

すべてわたしヤハウェが聞いていたのだと。

お前達はわたしに向かって大言壮語し、わたしに向かって数々の言葉を吐いた。

わたし自身がそれを聞いたのだ。」

 

 主、ヤハウェはこう言った。

 

「全地が喜ぶ中で、わたしはお前を荒廃させる。

イスラエルの家の嗣業について、それが荒廃したことをお前が喜んだように、

わたしはお前について同様に行う。

 

 お前は、セイルの山よ、全エドムよ、

そのすべてが荒廃に帰するであろう。

こうして彼等は知るであろう、わたしがヤハウェであると。」

 

 

 

 

❖補足文

(※①セイルの山…セイルはパレスチナ南東のエドム人の地。以下ユダ王国滅亡期にユダを侵略したエドム人の行為に対する処罰。)