tekuteku-tekutekuの日記

聖書研究と陰謀論

聖書外典偽典(旧約偽典)『ヨベル書』2

旧約偽典『ヨベル書

 

 第5章

 

 人類が地の面に増えはじめ、彼等に娘が生まれた時、主のみ使い達は、このヨベルのある年に、彼女らが見た目の美しいことに気づき、自分で相手を選んで結婚した。彼女らは子を産んだが、これが巨人であった。暴虐が地上にはびこり、すべての肉なる者は人間から始まって、家畜、獣、鳥、地上を歩くすべてのものに至るまで、その道と定めを頽廃(たいはい)させ、共食いをはじめた。暴虐は地上にはびこり、人間どもは誰もかれも四六時中まったくろくでもないことばかり考えていた。主が見られると、どうであろう。それは頽廃し、肉なるものはみな彼の定めを頽廃させ、地上にあるものはことごとく彼の前で悪事をはたらいていた。彼は言われた。「人間および地上にあるものでわたしが創造したすべての肉なる者を抹殺しよう。」ノアだけは主の目の前に恵みを得た。

 「地上に遣わされたみ使い達に対してはひどく立腹され、彼等のその一切の地位から追い落とされ、また彼等を地の深みに繋いでおくよう、われわれに命じられたが、見よ、彼等は今ひとり寂しく繋がれている。彼等の子等に対しては、これを剣で刺し、天下から追放するとの命令が主の御前から発せられた。彼は言われた。「わたしの霊は人間どもに決して宿らない。彼等は肉であるから、彼等の寿命は120年である。

 

 彼等が互いに殺し合うように、彼は彼等の中に剣を投ぜられた。すると、彼等は同士討ちを始め、ついに全員剣に倒れ、地から抹殺された。彼等の祖父達はこれを眺めたが、この後、彼等は地の深みに繋がれ、主の前でその道と行いを頽廃させたすべてのものに対して、裁きが行われるその大いなる判決の日を待っている。

 彼は彼等をことごとくその居場所から抹殺し、彼がその悪事のすべてを裁かれなかったものは彼等の中に一人として残らなかった。彼は、自分の造られたすべてのものが、その全性格において永久に罪を犯さず、絶えず各々がそれぞれに美しくあるように、新しい正しい性格を造りそなえてやられた。すべてのものに対する裁きが既に定められ、天の板に不公平なしに書かれている。

 

……彼等の裁きはすべて定められ、書き刻まれている。彼はすべてのものについて、大小に拘わらず、大なるものは大なりに、小なるものは小なりに、それぞれの道、行状に応じて裁きたもう。彼が、一人一人に裁きを行う、と仰せられる時、えこひいきをしたり、袖の下などを受け取ったりはなさらない。人が地上にある万物を差し出したところで、えこひいきなどなさらないし、一切何も受け取られない。彼は正義の裁判官であられるから。

 

……彼はノアに洪水の難をまぬがれさせるために箱舟を造るように命じられた。ノアは命じられた通りに、第27ヨベルの第5年週に箱舟を造った。彼はその年週の第6年の2月、2月の朔日(ついたち)から16日までかけて乗り込んだ。彼と、われわれが彼のところへ連れてきたすべての者が箱舟に乗り込んだ。

 

 17日の夕方に主は外から戸を閉ざされた。主は天上の7つの水門と、数にして7つの口をもった大きな淵の泉の口を開かれた。水門は40日40夜にわたって天から水を流し落とし始め、淵の泉も全世界が水浸しになるまで水を噴き上げた。地上の水はかさを増し、すべての高い山々よりも15キュビト深くなり、箱舟は地上から浮き上がって水面を漂った。水は地表に5か月、150日間あった。箱舟はさらに進んで行ってアララテ山脈中の山の1つ、ルバル山の頂上に止まった。

 4月には大いなる淵の泉は枯れ、天の水門はふさがり、7月の朔日には地の深淵の口はことごとく開き、水は地下の淵に流れ込み始めた。10月の朔日には山々の頂きが姿を見せ、あけて1月の朔日には地が姿を見せた。第5年週の第7年には地上から水がひき、2月の17日には大地は乾いた。その月の27日には彼は箱舟を開いて、獣と家畜と鳥と動くものを出してやった。

 

 

第六章

 

 3月の朔日に彼は箱舟を出て、その山に祭壇を築いた。彼は地のためにあがないをした。子山羊をとってその血で地のすべての罪のあがないをした。その地上にあったものは一切、ノアとともに箱舟の中にあったものを除いて、抹殺されたのであった。

 彼は祭壇の上に脂身を供え、雄羊と山羊と仔山羊と塩と山鳩と仔鳩をとり、全焼の生贄を祭壇に供え、その上に油でこねた供え物をふりかけ、酒をかけ、そのうえに乳香をまき、主のよみしたもう、香ばしい香りを立ち上らせた。主はその香ばしい香りをかぎ、地を滅ぼすところの洪水は二度と地上に起こらないこと、地上にあっては種まきと刈入れが廃ることなく、寒さと暑さ、夏と冬、昼と夜がその順序をたがえることなく、また永久に廃ることもない、という契約を彼と結ばれた。

 

 「君らは地上で成長し、増え、そこで数を増し、祝福となれ。君たちに対する恐怖心と戦慄を、地と海の中にいるすべてのものに吹き込んでやろう。見よ、わたしは君たちすべての獣、すべての家畜、飛び回るすべてのもの、地上に動くすべてのもの、水中の魚、その他すべてを食物として与える。緑の草のようにわたしはすべてを君たちの食べ物として、君たちに与える。しかし、まだ命のある、すなわち血のついた肉は食べてはならない。なぜなら、血はすべて肉なるものの命であり、君たちの命の血が求められることのないためである。わたしはすべての者の手から人の血を求めるであろう。すべて人の血を流す者は、人の手によってその血が流されるであろう。彼主は、主の姿に似せて人間を造られたからである。造られ君たちは地上で成長し、増えるがよい。」

 

 この月にノアとその子らは、どんな肉の中にある血をも食べないことを誓い、主なる神の前で、大地の歴史上永遠にまで及ぶ契約を結んだ。……君たちについて以下のような証が書いてある。すなわち、君たちはこれ証言を永久に守って、獣、鳥、家畜の血は、地の続く限り一切食べないこと、獣、家畜また鳥の血を地の続く限り食べた人間はその子孫もろとも地から根絶やしにされるべきこと。君はイスラエルの子等に、彼等とその子孫の名が永久に我々の神、主の前にあるように、血を一切食べないよう命ぜよ。この律法には時間の制限がない。それは永久のものである。

 

……このように天の板に刻まれ、規定されており、これを一年たりといえどもずらしてはならない。君はイスラエルの子等に、364日というこの数で年を守るように命ぜよ。これで一年は完全なのであって、その日と祭りの時を乱してはならない。すべては証言の通りにその範囲内にめぐって来るべきで、日をやり過ごしたり、祭りをふいにしてはならない。しかし、もし彼等が彼の掟にもとり、その通りに行わないならば、彼等はすべての時を狂わせ、年はこの順序からずれ、その順序を乱すことだろう。イスラエルのすべての子らは年の道を忘れて、これを見出せず、朔日も安息日も忘れ、年の順序を一切誤るであろう。

 

 わたしは知っているのだ。だからこれから君に知らせよう。これはわたしの頭で考え出したことではなく、このようにわたしの前に本に書いてあるのだ。また、時代区分が天の板に書いてあり、彼等がわたしの契約の祭日を忘れて、彼等の迷いに従い、無知に従って異教徒達の祭日を採用することのないようにしてある。

 月を細かく観察しようとする者が出てくるであろう。なぜなら、これ、月は時を乱し、年々10日ずつ早くめぐるからである。このゆえに証言の日を狂わせて忌み日にしていまい、祭日を汚れた日にし、すべてを混乱させ、聖日が汚れた日に、汚れた日が聖日になるというような年がめぐって来るだろう。彼等は月と安息日と祭日とヨベルを誤つのである。このゆえにわたしは彼等に証言するよう君に命じ、かつ証言する。君の死後、君の子らは暦を狂わせ、一年を364日と限定せず、そのゆえに朔日も安息日も季節も祭日も誤ち、何でも血のついたまま食べるようになるであろう。

 

 

第7章

 

 このヨベルの第7週年の第1年にノアはアララテ山脈のレバルという名の山で、箱舟が止まったあの山にぶどう園を開き、4年目に実が成り、その実をよく手入れしその年の7月にこれを摘んだ。彼はそれからぶどう酒を造り、器に入れて5年目の1月の朔日、最初の日まで貯蔵しておいた。彼はこの日を祭日として楽しく祝い、雄の仔牛1頭、雄羊1匹、各々1歳1の羊7匹、仔山羊1匹を全焼の生贄として主に捧げ、彼自身とその子らのためのあがないとした。

 彼はまず仔山羊を整え、あらかじめしつらえておいた祭壇上の肉の上にその血の一部を置き、主に全焼の生贄と雄牛と雄羊と山羊を供える祭壇の上に全部の脂身を載せ、その全部の肉を祭壇の上に載せた。すべての生贄を油でこねてその上に置き、それからあらかじめ祭壇上におこしておいた火に酒をふりかけ、祭壇上に香を置き、彼の神たる主の喜ばれる香ばしい香りをたてた。彼は上気兼になり、その子らと一緒に楽しくその酒を飲み交わした。

 

 夕方になり、彼はテントに入りすっかり酔って横になり、眠り込んでしまったが、テントの中で肌をさらけ出して寝ていた。ハムは素っ裸の父ノアを見、テントから出て、外にいた2人の兄弟に喋った。セムは自分の着物を取り、彼とャぺテは立ってその着物を肩にかけ、顔は後ろに向けたまま父の陰部を覆ってきた。

 

 ノアは眠りから醒めて、下の子が彼にした一切のことに気づき、その子を呪って言った。「カナンは呪われるがよい。兄弟達に侍る奴隷となるがよい。」彼はセムを祝福した。「セムの神、主はほむべきかな。カナンは彼の奴隷となれ。主がャぺテに広々とした場所をそなえ、主がセムの住まいに住まわれ、カナンは彼の奴隷となるように。」

ハムは彼が末の末子、カナンを呪ったことを知り、我が子が呪われたことが面白くなく、クシ、マステレム、プト、カナンという自分の子供達を引き連れて父と別れた。彼は自分の町を建て、その名を妻の名にちなんでネエラタマウクと付けた。

 

 ャぺテはこれを見て兄に嫉妬し、自分も町を建て、妻の名にちなんでアダタネセスと命名した。しかしセムは父ノアと一緒に住み、父の傍に、例の山に町を建て、彼も妻の名にちなんでこれをセデケテルバブと命名した。見よ、これらの3っつの町はルバル山に近い。セデケテルバブは山の東方に面し、ネエラタマウクは南方、アダタネセスは西方にある。

 

 セムの子孫は以下のの通り。エラム、アシュル、アルパクサデ、これは洪水の2年後に誕生。アラム、ルデ。ャぺテの子孫、ゴメル、マゴグ、ヤワン、トバル、メセク、テラス。以上がノアの子孫である。第28ヨベルにノアは彼の孫達に彼が知っている限りの規定と掟と裁きを命じはじめ、義を行い、肉体の恥部を覆い、自分達を創造された方を祝福し、父母を敬い、隣人同士愛し合い、一切の淫行、一切の汚れと暴虐から魂を守るように子らに諭した。この3つゆえに地上に洪水が起こったのである。

 

 巨人たちが彼等に与えたところの裁きの掟を離れて、人の娘と後を追いかけ、自分で選んだものの中から妻にめとり、汚れの発端をひらいたあの淫行のゆえにである。

※※彼等は子としてネピリムを産み、これがみな仲たがいをして共食いをし、エルバハはネピルを、ネピルはエルヨを、エルヨは人類を、人類はお互いを殺し合った。誰もが自分を悪に売り渡して暴虐を行い、おびただしい血を流した。地は暴虐で満ちた。その後彼等は、獣や鳥、すべて地上を歩き、うごめくものに対していやらしい罪を犯し、おびただしい血が地上に流れた。

 

 すべての人間の思い、望むことは空しく、彼等は悪いことを絶えず思っていた。主は彼等の行いの悪さゆえに地表からみんなを滅され、地上に流された血ゆえにすべてを滅ぼされた。

「我が子らよ、私とお前たち、および我々と共に箱舟に入ったすべてのものはこうして生き残った。だが、見よ、お前たちの行いからみると、お前たちは義の中を歩いていないようだ。お前達は堕落の道を歩きはじめ、互いに別れ別れになり、嫉妬し合い、子らよ、お前達は互いに兄弟の関係ではないか。私の見たところでは、ほら、悪霊どもはお前達および、お前達の子孫に誘惑の手を伸ばし始めている。今私は、私の死後お前達が地表で人の血を流し、お前達もまたその表面から滅ぼされるのではないか、と心配でならない。誰でも人の血を流し、何にも限らず肉のついたまま食べるものはみな地から滅ぼされるのである。血のついた肉を食い、地上で血を流す者は生き残れない。

……我が子らよ聞け。正と義を行い、義によってお前達が全地の面に植えられ、お前達の栄誉が、私を洪水から救い出してくださった私の神の前で高められるようにせよ。……このようにお前達の祖父エノクはその子メトセトラに命じ、メトセトラはその子ラメクに、ラメクは彼の先祖が彼に命じたすべてのことを私に命じた。子らよ、私もエノクが第1ヨベルにその子に命じたように、お前達に命じる。彼は存命中、第7世代の時、彼の子および孫達に命じ、諭して死の日まで及んだ。」

 

 

 

◆補足文

(※※これはいわゆる巨人ネフィリムの子孫の名前たちだと思われます。人間と堕天使の子供が巨人のネフィリムに始まり、巨人同士の子孫、もしくはネフィリムとまた人間の男女による子孫という形で名前がついているのではないかと考えています。この名前についての説明解説がされていないので、はっきりとそうだとは断言できませんが……。(間違っていたらごめんなさい。)

それと、「その後、彼等は獣や鳥、すべて地上を歩き、うごめくものに対していやらしい罪を犯し…」の部分ですが、これはカナンの子孫達(元祖悪魔崇拝)の現在のイルミ達のことですが、彼等が悪魔崇拝の儀式の一環として、古代からやっている動物たちとのセックス行為のことを意味していると考えられています。

「恐竜」は、神が創造された動物だとか、ましてやダーウィンの進化論を信じて元々巨大生物だったと信じるのはもはや無理があります。陰謀論者の間では、このヨベルの記述など、他の意見などから、「恐竜」は巨人が動物とセックス行為をした結果誕生した生物であると考えられているのです。

 ティラノザウルスが大変知能の高い動物であったなんて話はよく出てくると思うのですが、堕天使の血筋なら頷けますよね。そして、彼等イルミは、堕天使の血を受け継いでいることに当然誇りをもって崇拝していますので、彼等の祖先が古代からやっていた悪魔儀式を忠実に現在でも行っているわけです。彼等の儀式行為の犠牲となった子供達や大人たちの、幸い生きて証言出来た者達の話にも、この動物達とのセックスを強要されたという話が多く出てきています。今は、イルミは自分達の悪魔崇拝の中身を色んな形で自ら暴露してきていますので、彼等も否定はしないでしょう。

 スミソニアン博物館(イルミ博物館)は、これまで世界中で見つかっている巨人の骨をすべて回収して隠蔽しています。これも最近ではメジャーな情報となりました。しかし、「恐竜」は展示しています。しかも世界中で永年イベントもやってきています。

イルミは映画もたくさん作りました。日本はゴジラとかガメラとかモスラですが、昔からなぜこういう恐竜や巨大生物を人気者にさせているのか?その意図は何なのか?と考えてみるべきだと思います。映画やテレビは民衆を彼等の意図するままに洗脳する道具ですから、やはり何の考えも無しに作ってはいないということですよね。私も恐竜大好きでしたし、スピルバーグ監督も大好きだったんですが……、今は捨てるしかない。という感じです。やはり、堕天使の血を受け継いだ動物を愛してはいけないでしょう。YouTubeの「Eden Mdia」さんでもいいですし、「WoodWardTV」さんでも聖書にまつわるこの手の話はよくされていますので、よろしければ覗かれることをお勧めします。)